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2017年12月31日(日)



ここ6日間のコメントを踏まえた上で、これまでのコメントに一言だけ追記をします。
昨日は記事を3つ紹介したのですが、記事に関するコメントは書かなかったので、
記事に関するコメントを一言だけ書きたいと思います。

 


「工事進行基準」の問題点や「債権」についての考察

2017年12月25日(月)
http://citizen.nobody.jp/html/201712/20171225.html

2017年12月26日(火)
http://citizen.nobody.jp/html/201712/20171226.html

2017年12月27日(水)
http://citizen.nobody.jp/html/201712/20171227.html

2017年12月28日(木)
http://citizen.nobody.jp/html/201712/20171228.html

2017年12月29日(金)
http://citizen.nobody.jp/html/201712/20171229.html

2017年12月30日(土)
http://citizen.nobody.jp/html/201712/20171230.html

 


株価上昇が期待できる銘柄の条件は、①キャッシュリッチ、②低いROE(自己資本利益率)、③連続増益の3つである、
という点について書かれた記事を紹介した時のコメント↓

2017年12月23日(土)
http://citizen.nobody.jp/html/201712/20171223.html

 


2017年12月23日(土)のコメントで紹介した2017年10月11日(水)付けの日本経済新聞の記事には、
どのような特徴を持つ銘柄が株価上昇が期待できるのか、という点について書かれていました。
株価上昇が期待できる銘柄の条件は、①キャッシュリッチ、②低いROE(自己資本利益率)、③連続増益の3つである、
とこの記事には書かれています。
この3条件のうち、①キャッシュリッチと③連続増益という条件については何となく意味は分かるのですが、
②低いROEという条件がなぜ株価上昇につながるのかよく分からないな、と思っていました。
2017年10月11日(水)付けの日本経済新聞の記事には、理由については書かれていなかったわけです。
それで、昨日2017年12月30日(土)に紹介した3つの記事は、
ROEと株価との関連性について書かれた記事ですので、記事の内容を踏まえて一言だけコメントを書きたいと思います。
まず、2017年3月28日(火)付けの日本経済新聞の記事を読みますと、次のように書かれています。

>特に持続的にROEが高い銘柄に注目が集まる。

この記事によりますと、投資家は、銘柄選びの尺度としてROEを重視する姿勢を改めて強めている、とのことです。
記事には、2017年3月(1ヶ月間弱)はROEが高い銘柄の株価が著しく上昇した、と書かれています。
金利水準や経済成長の安定性などにより、実際には、ROEが高い銘柄が株価が上昇しやすい局面と、
ROEが低い銘柄が株価が上昇しやすい局面とに分かれるようです(経済環境に応じて好まれる銘柄が変動する)。
また、業種業界によっても異なると言いますか、ROEが高い方が好まれる銘柄とROEが低い方が好まれる銘柄とに分かれるようです。
この記事を読む限り、やはりROEだけでは銘柄選別の絶対的な基準とはなり得ないように思いました。
次に、2017年3月29日(水)付けの日本経済新聞の記事についてですが、
この記事は、ROEの観点に加え、手許現金の豊富さを財務分析に持ち込んでいます。
この記事では、ROEというよりも、どちらかと言うと、企業の手許現金に着目して、株価の上昇度合いを分析しています。
簡単に言えば、2017年1月から3月までの3ヶ月間、キャッシュリッチ企業の株価が大きく上昇した、と記事には書かれています。
その背景として、投資家は「キャッシュリッチ企業が余剰資金を自社株買いに向けるのではないか?」、と予想したからだ、
というようなことが記事には書かれています。
簡単に言いますと、「キャッシュリッチ企業は株主への利益分配を手厚くするのではないか?」、
と投資家は期待しているので、キャッシュリッチ企業の株価はこの間上昇した、という分析が記事ではなされています。
また、株価が先かROEが先かという議論にもなってしまいますが、
企業が利益分配を行いますと、自己資本が減少する結果ROEが上昇する、という財務的効果が生じます。
そういう意味では、「内部留保が過剰だからこそROEが低い企業」は株主への利益還元が期待できる、
という言い方はできると思います。
②低いROEの企業が投資家から好まれる理由というのは、内部留保の分厚さにあるのかもしれないなと思いました。

 



最後に、2017年11月17日(金)付けの日本経済新聞の記事についてなのですが、
この記事は、2017年3月29日(水)付けの日本経済新聞の記事よりもさらに、
ROEとキャッシュリッチ企業との関連性について分析がなされています。
導き出されている結論は、2017年3月29日(水)付けの日本経済新聞の記事の結論と非常によく似ているのですが、
記事の文を引用しますと、次のように書かれています。

>今年に入って自社株買いを発表した企業には実は共通点がある。
>自己資本利益率(ROE)が低く、潤沢な手元資金を抱えることだ。

>こうした企業はROEの向上を目的に自社株買いを実施する傾向があり、

投資家は、ROEが低くかつ手許現金が豊富な銘柄に対し投資対象として関心を持っている、と記事には書かれています。
「ROEは高い方が株価上昇が期待できるのか、それとも、ROEは低い方が株価上昇が期待できるのか?」、
という点については絶対的な答えはないということなのだと思います。
それから、「誰が大株主であれば株価が上昇しやすいのか?」という点について、
興味深い分析をしている記事がありましたので紹介します↓。


2017年12月1日(金)日本経済新聞
創業者株、3倍高の真意 経営者=大株主 広がりも
(記事)



この記事によりますと、2017年1月から11月までの11ヶ月間は、
「創業者(兼現経営者)が大株主である企業」の株価が大きく上昇した、と書かれています。
さらに、「創業者(兼現経営者)が大株主である企業」は、外国人投資家の持ち株比率も他の企業に比べ相対的に高い、
という特徴があるとのことです。
「創業者(兼現経営者)が大株主である企業」では、
経営者と株主の視線が合っている(両者の利益が一致している)というプラス面がある一方で、
経営者が遠い将来は経営の一線から退くことになるという経営上のリスク(マイナス面)もあるわけです。
投資家の観点から見ても、「創業者(兼現経営者)が大株主である企業」は今後株価が上昇するだろう、
と期待できるとは限らないわけです。
「企業にこのような特徴があれば、その後その企業の株価は上昇すると予想することができる。」、
と言えるような指標というのはやはりないのだろうと思いました。

 

 



2017年12月20日(水)日本経済新聞 公告
公開買付開始公告についてのお知らせ
株式会社アサヒ
(記事)




2017年12月19日
鈴縫工業株式会社
株式会社アサヒによる鈴縫工業株式会社株券(証券コード1846)に対する公開買付けの開始に関するお知らせ
ttp://www.suzunui.co.jp/ir/reports/sonota/20171219-1.pdf


2017年12月19日
鈴縫工業株式会社
MBOの実施及び応募の推奨に関するお知らせ
ttp://www.suzunui.co.jp/ir/reports/sonota/20171219-2.pdf


2017年12月19日
鈴縫工業株式会社
平成30年3月期の期末配当予想の修正(無配)に関するお知らせ
ttp://www.suzunui.co.jp/ir/reports/sonota/20171219-3.pdf

 



【コメント】
鈴縫工業株式会社はMBO(マネジメント・バイアウト)を実施する計画であるようです。
公開買付者は鈴縫工業株式会社株式を取得するために2017年11月2日に新たに設立された特別目的会社であるわけですが、
なぜ公開買付者の商号が「株式会社アサヒ」なのかは分かりません(漢字ではなくカタカナで「アサヒ」とのことです)。
一連の株式取得の手続きを経た後、鈴縫工業株式会社は公開買付者の完全子会社となる計画となっているわけですが、
MBOの実施後の鈴縫工業株式会社の実質的な株主構成は、煎じ詰めれば、公開買付者の株主2人(自然人)、という形になります。
公開買付者の株主2人は、現在鈴縫工業株式会社の取締役を務めているわけですが、
鈴縫工業株式会社の現経営陣全員が鈴縫工業株式会社の株主になるというのが、最も元来的なMBOだと思います。
理論的には、MBOでは、会社に現経営陣以外の人物が株主として存在するのは当然に間違っているわけですが、
株主以外の人物が会社の経営陣として存在するのも、本来的ではないと思います。
「所有と経営の一致」とは、「出資者が経営をする。」ということではないでしょうか。
元来的なMBOでは、会社に経営をしない株主がいるのは当然に間違いなのですが、
会社に出資をしない経営者がいることもまた間違いなのです。
鈴縫工業株式会社のMBOでは、会社の一部の取締役のみが会社の株主となるわけですが、
投資ファンドや金融機関が会社に出資をする(会社の株主となる)場合に比べれば、本来のMBOに近いと言えるわけですが、
最も元来的なMBOとも異なると思いました。
なぜならば、MBOの実施後も、会社では所有と経営とが完全には一致していないからです。


 


2017年12月25日(月)日本経済新聞
有馬記念 キタサン 有終V
GⅠ7勝目、獲得賞金歴代トップ 内枠から先行 一人旅
(記事)



今年の漢字「北」について書いたコメント

2017年12月12日(火)
http://citizen.nobody.jp/html/201712/20171212.html

 

 

【コメント】
私は競馬は全くしないのですが、「キタサンブラック」という競走馬がいるようです。
2017年12月24日(日)に行われた有馬記念で引退することになったとのことです。
競走馬には面白い名称が多いのですが、「キタサンブラック」という名称も面白いなと思いました。
「今年の漢字」が「北」に選ばれた理由の1つが「キタサンブラック」であったようです。
太陽を背にした時に向いている方角が「北」である、と漢字の由来について今日の日本経済新聞に載っていました。
「今年は本当に色んなことを思い出した1年だったな。」、と今年1年を振り返って改めて思います。
中学の後輩のある女の子と学校で何回か長い時間話をしたことがあったのですが、
大学3年生の冬にはそれらの会話のことは全て忘れてしまっており、
さらに、その女の子の顔も名前を忘れてしまっていたことを思い出しました。
振り返ってみると、中学校を卒業した後はずっと、勉強や学校生活がいかに大変だったのか、自分でも思い知りました。
本当に死ぬほど大変だったわけですが、そのおかげで強くなれたのだろうか、と自分では思っています。
「女子アナ総合研究所」を開設してちょうど10年が経ったわけですが、
不遜な言い方をさせてもらうと、今までの人生、努力してきたことを発揮する場面というのが社会に用意されていなかった、
というふうに思います。
率直に言って、私は時代に恵まれたと思います。
生れてくるのが10年早くてもダメ、10年遅くてもダメだったと思います。
「社会とは何だろうか?」、そう考えさせられた1年だったと思います。
来年以降、中学校の同級生や中学校で出会った人々と会うことがあるのかどうかは分かりませんが、
少なくとも私の方から会おうと言うことはありませんし、
また、仮に会っても、私に対する要望に応えることはできないと思います。
以前から伝えていることではありますが、
今日改めて、私に対する要望に応えることはできない旨、再度伝えておきたいと思います。