2018年4月26日(木)



最近の38日間のコメントを踏まえた上で、「権利確定日と権利落ち日」について、一言だけコメントを書きたいと思います。

 

2018年3月19日(月)
http://citizen.nobody.jp/html/201803/20180319.html

から

2018年4月25日(水)
http://citizen.nobody.jp/html/201804/20180425.html

までの一連のコメント

 


「オークション方式」に関する過去のコメント

2016年3月27日(日)
http://citizen.nobody.jp/html/201603/20160327.html

2016年7月13日(水)
http://citizen.nobody.jp/html/201607/20160713.html

 


昨日のコメントでは、現行の証券制度では約定日の3営業日後が決済日となっている、という点についてコメントを書きました。
この点に関する私のコメントは、昨日も書きましたように、次の1文に尽きます。

>「有価証券の取引では、約定と同時に決済・受け渡しをする。」という考え方・決済制度でないとおかしいと思います。

株式投資に関するウェブサイトで「出来高」のランキングを見てみますと、
1日の出来高が発行済株式総数を超えている銘柄もある日もあるわけですが、
現行の証券制度では1日の出来高が発行済株式総数を超えることは理論的にも実務的にも絶対に起こり得ません。
約定日と決済日の関係から、連続する3営業日の合計の出来高が、最大でも発行済株式総数と同じ数値になるというだけなのです。
そして、現行の証券制度では約定日の3営業日後が決済日となっているということは、
株式の売り手にとっては、約定日以降も3営業日間は証券会社の口座から保有銘柄が消去されないということを意味しますし、
株式の買い手にとっては、約定日以降も3営業日間は証券会社の口座に購入した銘柄が記録されないということを意味します。
この論点と実務上非常に重要な関係にあるのが、「権利確定日と権利落ち日の関係」です。
「権利確定日と権利落ち日の関係」については、検索すればたくさん解説記事がヒットするのですが、
最も分かりやすいと思うサイトを1つ紹介し、「権利付き最終日」に関する部分をキャプチャーして紹介したいと思います。

権利確定日と権利落ち日
(初心者の株式投資道場)
ttps://kabusyo.com/sihyo/sihyo7.html

「権利付き最終日と権利確定日とは異なる。権利獲得のためには権利確定日に株式を購入すればよいのではない。」 

「権利落ち日」と書きましたが、株式投資の実務上は、「権利付き最終日」(権利取り日)を正確に把握することが重要です。
上記のサイトでも非常に分かりやすく解説されているのですが
(例えば、「2018年:権利落ち日、権利付き最終日 一覧カレンダー」(ttps://kabusyo.com/sihyo/sihyo74.html))、
自分で計算することが大切ですので、私なりに「株式購入期限早見表」を作成しましたので、参考にしていただければと思います。

「PDFファイル」

「キャプチャー画像」



Under the current Japanese securities system, a vesting date follows 3 operating days atter a trade date.
Therefore, under the current Japanese securities system,
in order for an investor to be a shareholder of a brand as at a vesting date such as a record date,
he must purchase his objective brand by at the latest 3 operating days before the vesting date.

現行の日本の証券制度では、権利確定日は取引日の3営業日後にきます。
したがって、現行の日本の証券制度では、投資家が基準日といった権利確定日時点においてある銘柄の株主となるためには、
その投資家は権利確定日の少なくとも3営業日前までには目的の銘柄を購入しなければなりません。