2013年9月1日(日)



2013年9月1日(日)日本経済新聞 そこが知りたい
電通社長 石井 直氏
再編進む広告業界 どう戦う? 提案力で世界大手に対応
(記事)


 


【コメント】
2013年7月29日(月)
http://citizen.nobody.jp/html/201307/20130729.html


2013年7月30日(火)
http://citizen.nobody.jp/html/201307/20130730.html

 

広告業界に経営統合については上の二つのコメントで書き尽くしていると思いますので、
これ以上書くことはありません。

業種業界を問わず、「国境を越えた経営統合は何の意味もない」、の一言かと思います。

 

 


■4月1日生まれの子どもは早生まれ?
(参議院法制局 法制執務コラム集 「立法と調査」NO.197・1997年1月)
ttp://houseikyoku.sangiin.go.jp/column/column011.htm

 

 

【コメント】
X年4月1日生まれの子どもが小学校に入学するのは、(X+6)年の4月でしょうか、それとも(X+7)年の4月でしょうか。

答えは、(X+6)年の4月です。
一方、X年4月2日生まれの子どもが小学校に入学するのは、(X+7)年の4月です。
これでは法律上4月1日生まれの人は「早生まれ」ということになり、それは一般常識とは異なっていると長年誰もが感じていることでしょう。

 

解決策:
「学校教育法(昭和22年法律第26号)を改正する」

第22条の文言の、
「子女の満6才に達した日の翌日以後における最初の学年の初めから、満12才に達した日の属する学年の終わりまで、」を、
「子女の満6才に達した日の翌々日以後における最初の学年の初めから、満12才に達した日の属する学年の終わりまで、」
に改正する。
分かりやすく言えば、「翌日」を「翌々日」に改正する。


こうすれば、4月1日生まれの人は今でいう4月2日以降生まれの人と同じ学年になる。
「年齢計算ニ関スル法律」によると、4月1日生まれの人が満6歳に達するのは3月31日24時。
3月31日の翌々日とは4月2日のこと。
4月1日生まれの人にとって、「4月2日以降における最初の学年の4月1日から」とは、ほぼ1年後ということになります。
つまり、この法改正により、4月1日生まれの人は、3月31日生まれの人と同じ学年ではなく、4月2日生まれの人と同じ学年になります。


 



【解説】
おそらく、昭和22年に学校教育法を制定する時に、当時の立法担当者は「年齢計算ニ関スル法律」のことをすっかり忘れていたのだと思います。
「年齢計算ニ関スル法律」の定めがないとすると、4月1日生まれの人は、一般常識としては、4月1日0時に満6歳になるわけです。
4月1日0時に満6歳になるとすると、現行の学校教育法の定め通り、
「満6才に達した日の翌日以後における最初の学年の初めから」とは、
「満6才に達した日の4月2日以後における最初の学年の初めから」の意味になり、
4月1日生まれの人は、3月31日生まれの人の1年後の学年、4月2日生まれの人と同じ学年になります。

通常はこれで何の問題もないはずだったのですが、「年齢計算ニ関スル法律」がありまして、
その定めによると、「満何歳になるのは生まれた日の前日の24時(生まれた日の0時ではない)」とのことです。
そうなると、「満6才に達した日の翌日以後における最初の学年の初めから」とは、
「満6才に達した日の4月1日以後における最初の学年の初めから」の意味になり、
4月1日生まれの人は、3月31日生まれの人と同じ学年、4月2日生まれの人より1つ上の学年、になります。


現在の定めでは、4月1日生まれの人は一つ上の学年になってしまうのですが、
それは一般常識とは異なった入学だと国民は思っているでしょう。
3月31日生まれか4月1日生まれかで学年は分かれるべきであって、4月1日生まれか4月2日生まれかで学年が分かれるのはおかしいわけです。
この一般常識と異なった取り扱いの原因は、(「年齢計算ニ関スル法律」にあるというより)学校教育法にあると言うべきでしょう。
一般常識に沿った形で3月31日生まれか4月1日生まれかで学年が分かれるよう、学校教育法を改正すべきでしょう。
と言っても話は簡単であり、「翌日」を「翌々日」に改正するだけですが。
これで4月1日生まれの人は、現行の定め・取り扱いとは異なり、一般常識の通りの年次(4月2日生まれと同じ学年)に入学できます。

学年が違うと日々学校で出会う人が異なりますし、
中学・高校・大学・職場・・・というふうに、人生において出会う人が連鎖的に全て異なってくるわけです。
関連法律を失念していて間違えてしまったのなら改正すればそれで済むだけの話でしょう。
一般常識とはズレた法律はすぐに改正すべきなのです。
法律は児童や生徒や人々の出会いや生活に大きな影響を与えます。
人生とは誰にとっても思い通りにはいかないものです。
せめて人為的に文言を定める法律くらいは正しい法律であって欲しいと思います。