2013年7月30日(火)



2013年7月30日(火)日本経済新聞
松井氏「泣きそうだった」 ヤンキース引退式
巨人の渡辺会長 「松井監督」熱望
(記事)




 

2013年7月30日(火)共同通信
松井氏、最後はヤンキース 1日限定契約 NYで異例の引退式
(記事)

 

 


2013年7月30日(火)日本経済新聞
加百貨店大手、米サックス買収
(記事)



 


2013年7月30日(火)日本経済新聞
電子書籍に出版権 海賊版差し止め 出版社も可能に
コンテンツ拡充に追い風
(記事)



 


2013年7月30日(火)日本経済新聞
ハイアール、総裁輪番制 ネット活用へ新体制移行
(記事)



 


2013年7月30日(火)日本経済新聞
マルハニチロ 持ち株会社を廃止 子会社5社と合併
(記事)

 

 



2013年7月30日(火)日本経済新聞
■リプロセル 1株を5株に分割
(記事)



 


2013年7月30日(火)日本経済新聞
■スターズ 破産手続き開始決定
(記事)



 

2013年7月30日(火)日本経済新聞 公告
発行価格等の決定に関するお知らせ
日創プロニティ株式会社
(記事)

 

 


2013年7月30日(火)日本経済新聞
米・仏合併で世界最大手に 日本勢 アジアで広告競う ネットの攻防も激しく
(記事)



 


【コメント】
今日も、広告代理店の経営統合に否定的な見方をしている記事を紹介し、翻訳します。


私個人の意見を言うと、広告代理店も他の業界の多くの企業と同じ様に、「国内企業同士で合併を行うこと」が大切だと思います。
重要なのは、「国内企業同士」なおかつ「合併」、ということです。
海外の企業の株式を取得しても、主に言語面が理由で、経営していくことが難しいと思います。
生き残りを図るからこそ、国内に徹する、という考え方もあると思います。
また、同じ国内でも、企業の株式を取得して子会社化するだけでは意味がありません。
合併し、法人として一つにならなければ意味がないと思います。

こういったことを踏まえますと、会社分割を行って持株会社制に移行するなど、
無意味という言葉では表現し切れないほど、本来とは完全に逆方向に向かっている行為だと言わざるを得ないのではないかと思います。

 

 



Wolff: Ad business mergers attempt to bury issues
(USA TODAY 6:07 p.m. EDT July 28, 2013)
ttp://www.usatoday.com/story/money/columnist/wolff/2013/07/28/wolff-omnicom-publicis-advertising/2594115/


>Omnicom-Publicis merger fails to respond to most intractable problem in industry: Advertising doesn't work as well as it used to.

>I cannot think of anyone in the advertising industry, save for the executives directly responsible,
>who believes that the last 30 years of industry consolidation have been good for the business.
>Yet, once again, two of the biggest worldwide networks, Omnicom and Publicis, are about to merge.
>Ad business mergers these days are justified as a way to deal with many of the problems
> - low margins, client dissatisfaction, fleeing talent and the debilitating division between media buying and creative work -
>caused by mergers in the first place.
>Even more profoundly, mergers and the advent of bigger and bigger holding companies, are meant to deal with
>the most intractable problem: Advertising doesn't work as well as it used to.
>This may be because advertising agencies - in part because size and low-ball salaries have made them unattractive places to work -
>no longer attract top talent.
>Or it may be because the modern consumer, after 60 years of non-stop advertising, is more savvy than the marketers.
>Or it may be because the audience now has the tools, as well as the savvy, to override the advertising message.
>Indeed, one promise of the Omnicom and Publicis merger is greater resources in creating digital strategies that respond to
>new audience behaviors. Though, better to read desperation here than strategy.
>But the real reason is that profits, for all the above reasons, have left the U.S. and other "mature" markets and migrated
>to parts of the world where advertising is just now having the effect it once had here.
>Consumers, bombarded by ads, buy the product. Also, ambitious and talented people actually want to work in advertising.
>The cycle goes on. The bigger you are, the more agencies you can buy in countries with growing consumer markets.
>Of course, this means that mega-agencies are introducing the same problems there that consolidation introduced here.
>And in a sped-up world, these new consumers can be counted on to become savvy and jaded about advertising in almost no time at all.
>Meanwhile, you merge and streamline the operation of your ever less-effective businesses to hold up your margins.
>It's still a living. It's just not fun.


 



【参謀訳】
広告代理店の経営統合は問題を隠そうとしている

 

オムニコム社とピュブリシス社の経営統合は業界で最も解決が難しい問題に応えていない:広告を打つことはかつてのようには機能しないのだ。

直接的に経営責任を負っている最高幹部達を除き、
この30年間の広告業界再編が広告業にとって良いことであったと信じる業界人を私は誰一人として思い出すことはできない。
それなのに、今再び、世界中で事業を展開している最大手二社、オムニコム社とピュブリシス社は経営統合を行うとしている。
今日の広告代理店の経営統合は、統合の結果一番最初に生じる問題―低い利益率、広告主の不満、業界から去る才能ある人々、
そして、広告枠の購入と創造的な仕事との区分けが衰弱していること―の多くに対処する方法として正当化される。
より本質的に言えば、経営統合やますます巨大化する持株会社の誕生は、最も解決が難しい以下のような問題に対処することを
目的としてるのだ。すなわち、かつてとは異なり今日では広告を打つことは機能しない、という問題だ。
これは、―企業規模や過少評価された給与が原因で広告代理店が魅力的ではない職場に成り果てていることもある程度は理由かもしれないが―
広告代理店はもはや最高に才能がある人達を引き付けることができないことが理由なのだろう。
もしくは、現代の消費者は、60年もの間広告を見続けてきたので、専門家よりも詳しくなっていることが理由かもしれない。
もしくは、今日の視聴者は、専門知識もさることながら、広告メッセージに惑わされないための道具を持っていることが理由かもしれない。
とは言え、オムニコム社とピュブリシス社の経営統合は、視聴者の新しい行動に対応していくデジタル戦略を生み出す強力な源泉になる
ことは確かだろう。たとえそれが戦略に基づいた統合というより、ただ死に物狂いになっているだけと読むべきなのだとしてもだ。
しかし、上記全ての理由の中で、真の理由というのは、利益が米国市場や他の成熟市場からは離れてしまい、
かつては米国でも効果があったように広告を打つことがまさに今効果がある国々へと移ってしまっていることなのだ。
消費者は広告をたくさん見て商品を買うのだ。また、やる気があって才能がある人々も本当は広告業界で働きたいのだ。
循環は続く。大企業であれば大企業であるほど、成長する消費者市場を持った国々で企業ははより多くの広告代理店と契約をすることができる。
もちろん、これは、米国内で経営統合がもたらした問題と同じ問題を巨大広告代理店はそれらの国々でもたらしている、
ということを意味している。
そして、速度の増した世界では、これら新しい消費者達は、
ほとんど間を置くことなく広告に関する専門知識を持つようになりそして広告に飽き飽きしてくるであろうと考えられる。
そうしている間に、企業は、利ざやを確保するために、経常的にあまり効率的ではない業務を行っている営業拠点の統廃合を行う。
これは今でも現に行われていることだ。決しておもしろい話ではないが。

 

 


他にもやや意味が取りづらい部分はあったのですが、特に気になった部分を少しだけ取り上げます。

 

>Ad business mergers these days are justified as a way to deal with many of the problems
> - low margins, client dissatisfaction, fleeing talent and the debilitating division between media buying and creative work -
>caused by mergers in the first place.

の部分は、原因と結果が逆の意味の英文になっているように感じました。
広告代理店は、「many of the problems」に対処していくために経営統合を行ったのだと思います。
つまり、「many of the problems」は原因でしょう。
しかし、「many of the problems caused by mergers」では、
経営統合が原因で問題が発生した、という意味になってしまうと思います。
上の私の翻訳では英文通りに訳しましたが、「by mergers」は文脈上あってはならず、正しくは、
「今日の広告代理店の経営統合は、そもそも生じている問題の多くに対処する方法として正当化される。」
という訳になると思います。
それから、「the debilitating division between media buying and creative work」も意味がやや分かりづらいように思いました。
前後の文脈を踏まえると、「media buying」は、「media-buying」もしくは「buying media」などが正しいのだろうか、と思いました。
ここでは「広告枠の購入と創造的な仕事との区分けが衰弱していること」と訳しましたが。
目下ネット広告(創造的な仕事)が台頭してきており、一方テレビ広告(広告枠の購入)は弱体化しており、
以前は両者の間には大きな違いがあったが現在ではその差が小さくなってきている、というようなことを言いたいのだろう、と思いました。

 


>Though, better to read desperation here than strategy.

の一文は完全に勘で訳しました。
英文の意味が全く分かりませんでした。
これが正しい英語なのかどうかも分かりませんでした。