2019年3月27日(水)



2019年3月27日(水)日本経済新聞 公告
期間延長請求公告についてのお知らせ
株式会社廣済堂
(記事)



 

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計99日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜)
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

 

 



【コメント】
昨日のコメントで、昨日2019年3月26日(火)に株式会社廣済堂がEDINET上に電子公告を行った「期間延長請求公告」を紹介しました。
本日2019年3月27日(水)付けの日本経済新聞の朝刊に「期間延長請求公告についてのお知らせ」が載っていました。
日本経済新聞の朝刊に公告が載る前に、EDINET上に掲載されている電子公告を私が紹介したのは、
おそらく今回の事例が初めてだと思います。
改めて、株式会社廣済堂が提出した意見表明報告書の該当部分をスキャンして紹介したいと思います。


H31.03.25 16:12
株式会社廣済堂
意見表明報告書(対象: 株式会社南青山不動産)

8 【公開買付期間の延長請求】
(5/5ページ)



対象会社による公開買付期間の延長の請求=公開買付における公開買付期間の延長の確定、
という取り扱いになっているようです。
おそらく、公開買付における公開買付期間の延長の確定については公開買付者側からは何らの開示もなされないと思います。
つまり、公開買付者である株式会社南青山不動産は、公開買付期間を延長する旨の「公開買付条件等の変更の公告」を行ったり、
「訂正公開買付届出書」を提出したりはしない(金融商品取引法上もその趣旨の義務はない)のだと思います。
私のこの理解が正しいとしますと、対象会社が提出する意見表明報告書もまた市場の投資家にとって必ず読まなければならない
法定開示書類だということになります。
すなわち、対象会社が意見表明報告書を提出するのは金融商品取引法上の義務ですが、
応募をするか否かは公開買付者が提出する公開買付届出書だけで投資判断できることではありますので、
投資家が意見表明報告書を読まないことは全く自由(理論上は読まなくても投資判断に差し障りはない)であったわけですが、
対象会社が提出する意見表明報告書のみで公開買付における公開買付期間の延長が確定するとなりますと、
対象会社が提出する意見表明報告書は投資家にとってはもはや単なる参考意見ではないということになります。
投資家にとって、対象会社が提出する意見表明報告書は公開買付の条件が記された公開買付届出書に準じる書類である、
という捉え方になります(つまり、投資家が必ず読まなければならない投資判断の材料の1つという位置付けになります)。
2019年3月22日(金)のコメントで紹介した「H31.03.22 11:50」に株式会社南青山不動産が提出した「公開買付届出書」を読みますと、
「対象会社から請求があった場合は公開買付期間は30営業日で2019年5月10日(金)までになります。」という旨の記載が
既にこの時点で(既に2019年3月22日(金)の時点で)なされています(22/48ページ)。
このことは、公開買付者は事前に対象会社と公開買付期間について協議を行った、ということなのだろうかと思いました。

 

As well as a tender offer notification, a position statement is a must for investors in the market.

公開買付届出書と同様に、意見表明報告書もまた市場の投資家にとっては必ず読まなければならないものなのです。

 

 


2019年3月21日(木)日本経済新聞
川崎汽船、500億円調達へ 月内にも 主要行から劣後ローン
(記事)




2019年3月22日
川崎汽船株式会社
当社の資金調達に関する一部報道について
ttps://www.kline.co.jp/ja/news/ir/ir-8651385406173172489/main/0/link/20190322JP.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




 

三光汽船(ウィキペディア)
ttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%85%89%E6%B1%BD%E8%88%B9

 

商船三井(ウィキペディア)
ttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%95%86%E8%88%B9%E4%B8%89%E4%BA%95

 

 



【コメント】
2019年3月21日(木)付けの日本経済新聞の報道を川崎汽船株式会社は完全否定しています。
1985年に「三光汽船」が倒産した時の話を父親から聞いたことを今日ふと思い出しました。
ウィキペディアには少し異なることが書かれていますが、「三光汽船」は海運業とは異なる業務を過剰に行っていたことが
倒産の原因であった(官僚OBが社長だったのでやはり企業経営には疎かったのだろう、と)、というふうにその時に聞きました。
1985年当時そう言っていたかどうか分かりませんが「財テク」、今で言うデリバティブ取引を三光汽船は過剰に行っており、
調子がいい時は多額の利益を稼ぎ出していたようですが、不況の結果最後はその業務が原因で資金に行き詰ったようです。
「1985年の頃から自分はそういう(ビジネス関連の)話を家で聞いていたのかあ。」、
と今日「三光汽船」の話を聞いたことを思い出して自分で非常にびっくりしました。
「三光汽船」と「川崎汽船」の字面を見ていて、「川崎汽船の社名の由来」を思い付きましたので紹介します↓。

「川崎汽船の社名の由来」

上記の「川崎汽船の社名の由来」はもちろん冗談です。
「川崎汽船」のライバル企業に「商船三井」(略称は「MOL」)があるのですが、
「商船三井」の昔の社名は「大阪商船三井船舶株式会社」でした(1999年に商号変更を行いました)。
「大阪商船三井船舶株式会社」の英文社名は「O.S.K」であったわけですが、
「O.S.K」は「Osaka Shosen Kaisha」の頭文字を取ったものです。
「商船三井」の英文社名は「Mitsui O.S.K. Lines」であるわけですが、
それぞれの頭文字を取って「MOL」を「商船三井」の略称としているようです。
さて、本日「3月27日」は「さくらの日」です。
2019年3月21日(木)のコメントで、中学1年生の時の春分の日のことをふと思い出した、と書きましたが、
実はこのことも今まで完全に忘れていたのですが、中学1年生の時と中学2年生の時の「3月27日」に、
中学1年生の時の英語の先生(女)にお花見に連れて行ったもらったことを今日思い出しました。
塾の春期講習が終わった後、塾まで迎えに来てもらって、桜が咲いている近くの河川敷まで行きました。
「お花見と言えば、そう言えば、そんなことがあった。」と今日思い出して自分で本当にびっくりしました。
去年は家から歩いて行ける範囲に咲いている桜(公民館や小さな公園に数本だけ咲いている桜ですが)を見てみたのですが、
中学生の時に英語の先生(女)とお花見に行ったことは全く思い出せませんでした。
「中学生の時、教室でいろんな話したっけ。」と今日はいろんなことを思い出しました。
1970年以降、「大阪商船三井船舶株式会社」(O.S.K)の船に乗って女の子が養子に出たという話を以前聞いたことも
今日思い出したのですが、あの先生もその1人だったという話もその時に聞きました。
「養子にでなきゃよかったと思うこともあったけど、養子に出たから参謀君に出会えたからよかった。」
と中学校の教室でその先生から言われたこともありました。
実はそう言われたことも今まで完全に忘れていて今日になって初めて思い出したのですが、
これは結婚するという意味ではないのですが、そう言われて「嬉しかった。」と思っています。

 

I have once heard of Sanko Kisen from my father in 1985, which went into bankruptcy at that time.

私はかつて1985年に三光汽船のことを父親から聞いたことがあります。三光汽船はその時破産をしてしまったのです。