2019年3月16日(土)



2019年3月16日(土)日本経済新聞
伊藤忠、敵対的TOB成立 深まる不信 成長置き去り デサント社長 退任濃厚
(記事)





沿革(株式会社デサント)
ttp://www.descente.co.jp/jp/company/history/

 


有価証券報告書−第61期(平成29年4月1日−平成30年3月31日)
【沿革】
(4〜5/93ページ)



 

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計88日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜)
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

 

 



【コメント】
昨日のコメントの続きを一言だけ書きたいと思います。
株式会社デサントについては、昨日コメントを書き終わった後に思い出しましことがいくつかありましたし、
また、今日になって「そういえば、デサントについては以前話を聞いたりしたな。」と思い出しましたので、
その点について当時のは話を思い出しながら書きたいと思います。
株式会社デサントは、実は1999年の夏頃に経営破綻をしまして、
会社更生法を適用を申請して経営再建を行ってきた、という過去があります。
株式会社デサントは、会社更生手続きの中で、100%減資を行い、新たな株主の下で経営再建を図ることにしました。
100%減資実施後の新株主は、帝人株式会社や東レ株式会社や東洋紡株式会社や日清紡株式会社や小松精練株式会社といった
素材メーカーでした。
素材メーカーによる出資と事業上の取り組みを通じて、株式会社デサントは経営再建を図って行ったわけです。
出資時の各素材メーカーの出資比率は覚えていませんが、筆頭株主は帝人株式会社であると聞きました。
伊藤忠商事株式会社は株式会社デサントの再上場後に株式を取得し始めましたので、
1999年当時は伊藤忠商事株式会社は株式会社デサントに出資はしていませんでした。
株式会社デサントの再上場がいつだったのかは覚えていませんが、
2004年1月の時点ではまだ上場していなかったのは間違いありませんが、再上場は2005年頃ではなかったかと思います。
1999年に株式会社デサントに出資をした各素材メーカーは、再上場時もしくは再上場後に所有株式を売却しており、
現在では各素材メーカーは株式会社デサントの大株主というわけではありません(現在の正確な出資比率は分かりませんが)。
そして、有価証券報告書によりますと、今では逆に、株式会社デサントの方が、
素材メーカーとして事業上の取り組み強化を目的として、
東レ株式会社や東洋紡株式会社や日清紡ホールディングス株式会社や小松精練株式会社の株式を保有しています。
どういうわけか、かつての筆頭株主であった帝人株式会社の株式は現在のところ保有はしていないようです。
有価証券報告書を見ますと、法人としての株式会社デサントは創業以来存続し続けており(2019年3月期が第62期となっています)、
有価証券報告書も会社更生法を適用を申請した後も(上場廃止後も)提出し続けてきた、という経緯があります。
100%減資を実施した時点で法人としての株式会社デサントは本来消滅するはずなのですが、
商法理上は実は全く説明が付かないことなのですが、100%減資後も法人としての株式会社デサントは存続し続けた、
ということのようです。
2004年2月に聞いた話なのですが、株式会社デサントは、【沿革】の部分にということかと思いますが、
その頃の有価証券報告書には「1999年に会社更生法を適用した」という旨の記載を行っていた、という話を聞きました。
現在の有価証券報告書にはその記載は行っていないのですが、その理由については分かりません。
現在提出されている有価証券報告書を見ても、過去の会社更生法の適用や100%減資の実施や上場廃止や再上場については
記載が全くなく、株式会社デサントにはそのような経緯があったというのは全く分からなくなっています。
株式会社デサントのウェブサイトの「沿革」を見ても、それらの事柄については一切言及がありません。
それから、今日思い出して「そう言えば、そんなことがあった。」と自分でびっくりしたのですが、
1999年当時のことですが、アルバイトから帰ってテレビ東京のワールド・ビジネス・サテライトを見ていましたら、
株式会社デサントが経営破綻をした、というニュースを放送していました。
その後、アルバイト先で何気なく「株式会社デサントが経営破綻をしたようですね。」という世間話をしましたら、
「部活動はしていなかったはずなのになんでデサントの名前を知っているの?」というようなことを聞かれ、私は少し驚きました。
それ以前に見たことがあるあるテレビ番組で私はデサントの名前を知ったわけなのですが、その辺りのことを説明しましたら、
「なるほど、それでデサントの名前を知っているのか。」と納得してもらったことがあります。
そのようなことがありまして、株式会社デサントの1999年当時の社長さん(創業者の長男だと言っていたと思います)が
直々に私の自宅までいらっしゃって、株式会社デサントの試供品を私はもらったのですが、このことも思い出してびっくりしました。