2017年11月4日(土)
「人の死」についての昨日のコメント
2017年11月3日(金)
http://citizen.nobody.jp/html/201711/20171103.html
【コメント】
配偶者の死後、配偶者の両親や兄弟姉妹など(「姻族」)との法的な関係を断ち切るための手続きがある、とのことです。
「姻族関係終了届」という書類を本籍地または住所のある区市町村の役所に提出するだけのようです。
戦前の結婚とは異なり、現代の結婚は個人と個人の結び付きであると言えます。
結婚をしたところで、配偶者の両親や兄弟姉妹などと一緒に暮らすわけではありません。
配偶者の両親や兄弟姉妹などとは、住民票も別ですし戸籍も別です。
戦前の結婚とは異なり、現代の結婚は個人と個人が結婚をすることなのです。
さらに言えば、子供ができますと、子供が夫婦の住民票にも記載されますし戸籍にも記載されますが、
その子が結婚しますと、子とは住民票が別になりますし戸籍も別になります。
戦前の結婚とは異なり、現代の結婚は徹頭徹尾個人と個人が結婚をすることであり、
子の結婚に伴い、親子関係も最後にはなくなる、とすら言っていいわけです。
配偶者の死亡に伴い、配偶者の両親や兄弟姉妹などとは法的な関係がなくなる、
というのは現代の結婚形態を鑑みますと、ある意味自然なことなのかもしれないな、と思いました。
わざわざ「姻族関係終了届」を提出しなくても、配偶者の死亡に伴い、姻族とは当然に法的な関係がなくなる、
と理論的には考えるべきなのかもしれません。
なぜなら、「姻族」というのは、配偶者との婚姻により生じただけだからdです。
配偶者の死亡に伴い、婚姻の法的事実自体が消滅しているわけなのですから、姻族も当然に消滅する、と考えるべきだと思います。
「配偶者の死亡に伴い、姻族の発生原因が消滅する。」、と考えるべきなど思います。
それほどまでに、現代の結婚は、「個人と個人」の結婚に過ぎないのです。
現代の結婚は「個人と個人」の結婚に過ぎないということは、配偶者が死んだから自分は1人になるということです。
たとえ子を作っても、自分が死ぬ頃には、結婚をし既に子ではなくなっています。
私には祖父が1人祖母が2人いましたが、結局、祖父は病院で死に、祖母の1人は施設で死に、もう1人の祖母は自宅で孤独死でした。
「家族に一体何の意味があるのだろうか。」、いつも考えながら生きてきました。
「人の死」ということを考えてみると、現代の結婚は矛盾だと思います。