2012年6月4日(月)
2012年6月4日(月)日本経済新聞 経営の視点
時代遅れの通信・放送制度 次世代ネット 普及に障害
(記事)
【コメント】
これは相当ずれた記事だと思います。
>背景にはNTT東西による直接ネット接続を禁じるNTT法の存在がある。
>法に基づき、両社の光通信網はインターネットにつながっていない。
>
>利用者が別途ISPと契約して初めてネットにつながる。
>末端利用者にIPv&接続環境を広めようと思っても、NTT東西は自らの意志だけでは実行できない。
あのー、何と言えばいいか分かりませんが、インターネット接続に際し、利用者が別途プロバイダと契約するのは当たり前ではないでしょうか。
NTT東日本・西日本は回線を提供しているだけです。
全ての家には既に電話回線そのものは来ていますが、別途NTTと電話回線利用者として契約しないとその電話回線は使えませんし、
さらに、別途電話機もないと電話は使えません。
インターネットも全く同じです。
インターネット通信回線そのものは事実上全ての家まで来ていますが、別途パソコンは各自で用意しなければなりませんし、
別途NTTとインターネット通信回線利用者として契約しないと通信網を使えませんし、
さらに、別途プロバイダと加入者契約を申し込まないといけません。
NTT東日本・西日本は直接ネット接続を法で禁じられているといった話とは全然異なる話だと思います。
例えば、よほどの山間部や離島でない限り、平野部であればどんな田舎であっても事実上全ての場所に携帯電話の電波は来ています。
しかし、電波は来ていても、別途携帯電話会社と契約しなければ携帯電話は使えません。
携帯電話会社と契約しなくても携帯電話が使えるのなら、ただで電話が使えることになります。
インターネットも同じでしょう。
回線と回線利用(接続)は別と言えばいいでしょうか(上手く言えませんし技術的には間違った表現かもしれませんが)。
電話加入と同時にインターネット通信回線と接続ID(アカウント)もNTT東日本・西日本が提供するということにすれば
利用者が別途プロバイダに申し込むという手間はなくなることになりますが、
それでは他のプロバイダに対して余りに不公平ということになるでしょうし(だからNTT法で禁じられているということでしょう(事業独占))、
インターネット通信回線と接続ID(アカウント)の料金を全ての電話加入者の電話料金に上乗せしていかねばならないので、
インターネットを全く利用しない加入者から不平が出るでしょう。
利用者がインターネット通信回線を別途契約しプロバイダにも別途申し込むのは当たり前過ぎて常識と言っていいと思います。
IPv6に移行してもIPv4では使えない新たなネットサービスやアプリは今後とも7年たっても70年たっても絶対に登場しません。
世界中でIPv6の普及がなかなか進まないのは法や追加料金等が原因なのではなく、単純にIPv6は不必要であり事実上何の恩恵もないからです。
何の恩恵もないどころか、IPv6ではIPアドレスの管理・通信処理の問題がかえって発生します。
ほぼ無尽蔵のIPアドレスを利用できること、皮肉なことにそれこそがまさにIPv6の致命傷となっているのです。
2012年4月12日(木)
http://citizen.nobody.jp/html/201204/20120412.html
2012年6月4日(月)日本経済新聞 経済教室
歴史と思想に学ぶ 猪木武徳
中銀の行動に黄金律なし
「政治からの独立」は要 金融政策に過大な期待禁物
(記事)
【コメント】
中央銀行による国債の引き受けは絶対に行ってはならないことです。
これは中央銀行のルールです。
通貨の番人である中央銀行が自ら通貨の価値を毀損するようなことをしてどうするのでしょうか。