2012年1月16日(月)



2012年1月16日(月)日本経済新聞
硬貨の流通高 3年ぶり増加 昨年末、五百円玉が最高
(記事) 

 

 

 

 



【コメント】
(参考)


2011年12月31日(土)
http://citizen.nobody.jp/html/201112/20111231.html

 


造幣局
年銘別貨幣製造枚数
ttp://www.mint.go.jp/data/pdf/nenmeibetsu_22.pdf

 

製造枚数と流通枚数は別ですが。
また、「硬貨」の話ですから日銀は全く関係ないかと思います。
どのような統計に基づいているのかもよく分かりません。
はっきり言いますが、グラフや記事の内容は間違っていると思います。

 

 


>500円ちょうどで買える弁当など「ワンコイン消費」が普及したことも大きい


このエコノミストはバカなのか。

 

 



今日の日本経済新聞に、企業の在庫が急増している、という記事が載っていました。
あまり内容もない記事ですのでスキャンはしませんが、記事中に「在庫循環」という文字がありましたので、
在庫と景気の関係について他の教科書をスキャンしたいと思います。

なぜ在庫が増加するのかと言えば、全般的に世界経済が減速しているとか、
日本企業であれば円高が苦しくて輸出が停滞している、といったことが原因となるでしょう。

ところが、これとは逆に、「在庫の増加が景気悪化の原因だ」との説があります。
「キチンの波」とか「キチン・サイクル」と呼ばれる説です。
景気が悪化するから在庫が増えるのだから、この説は明らかに原因と結果が逆だろ、と言いたくなりますが。


ちなみに、景気循環はこの世の誰にも説明できません。
景気循環を学術的に完全に説明できたら、間違いなくノーベル経済学賞です。

 


「ゼミナール 日本経済入門 2005年度版」 三橋規宏 内田茂男 池田吉紀 著 (日本経済新聞社)

 

第2章 景気の謎を解く


第U節 歴史・理論を学ぶ

2 景気の波いろいろ
(2) キチン・サイクル(小循環)
(76〜77ページ)