2011年11月8日(火)



トヨタ、325億円の営業赤字

 トヨタ自動車が8日発表した2011年9月中間連結決算(米国会計基準)は、期間前半の東日本大震災の影響による大幅減産が
響き営業損益は325億7300万円の赤字(前年同期は3231億2000万円の黒字)に転落した。
中間決算の赤字はリーマン・ショック後の09年以来2年ぶり。未定としていた中間配当は、安定配当の観点から
前期と同額の20円を実施する。
 また、12年3月期の連結業績予想は「未定」に変更した。タイの大規模洪水による部品調達難で現地工場が停止した上、
世界規模で減産を強いられているため、
「生産販売計画の精査などに時間を要し、最新の見通しを話せる状況にない」(小沢哲副社長)としている。
 9月中間決算の売上高は前年同期比17.2%減の8兆159億円。震災に伴い国内や北米での売り上げが大きく落ち込んだ影響で、
世界販売台数は18.5%減の302万6000台と大きく減少した。
(時事通信 2011/11/08-16:08)
ttp://www.jiji.com/jc/c?g=ind_30&k=2011110800608

 

 

 


2011年11月8日
トヨタ自動車株式会社
第2四半期決算情報 決算要旨
ttp://www.toyota.co.jp/jpn/investors/financial_results/2012/semi/yousi.pdf

 

 

 


【コメント】
第1四半期に引き続き、第2四半期も逆粉飾です。
トヨタ自動車株式会社の第1四半期の逆粉飾については、2011年8月2日(火)にコメントしていますのでそちらを読んで下さい。
このことについてはもうコメントしたくありません。

通常の粉飾であろうが逆粉飾であろうが、粉飾決算を見るのは気分がいいものではありませんね。

 

2011年8月2日(火)
http://citizen.nobody.jp/html/201108/20110802.html

 


一応一言だけ書いておきますが、多くの記事を読みますと、「トヨタ営業赤字」といった文字ばかりが書いてありますが、
これは正確には4月〜9月の6ヶ月間の累計が赤字という意味です。
6ヶ月間では赤字、中間決算では赤字、上半期では赤字、という意味です。
第2四半期すなわち7月〜9月の3ヶ月間では実は営業黒字です。

第2四半期連結会計期間 四半期連結損益計算書
(12/16ページ)



社会で生きていくということは、嘘にいかに馴れていくかということなのでしょう。
真実だけで生きていいのであれば、生きる事は実に容易いのでしょう。

 

トヨタの決算短信を見て逆粉飾だと見抜ける僕は幸せなのか、それとも、実は不幸なのか。