2018年9月23日(日)
2018年9月20日(木)日本経済新聞 社説
ふるさと納税は原点に戻れ
(記事)
総務省|ふるさと納税ポータルサイト
ttp://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/080430_2_kojin.html
【コメント】
今日は「ふるさと納税」の英訳について少しだけ考えてみたいと思います。
以前も書いたことがありますが、「ふるさと納税」は英語では何と訳すのだろうかと思いました。
インターネットで「ふるさと納税 英語」というキーワードで検索をすると様々な訳例がヒットします。
例を2つ挙げてみます↓。
ふるさと納税って英語でなんて言うの?
(DMM英会話 2015/12/22
22:28)
ttps://eikaiwa.dmm.com/uknow/questions/1936/
>“Furusato nozei” is a tax reduction given to tax payers who donate to local municipalities.
>「地方自治体に寄付をした納税者に発生する税金控除」
ふるさと納税 を 英語で言ってみる。
(Kwali
品格ある英語を話そう。英語学習者のためのブログ 2017/5/6)
ttp://www.kweli.jp/furusato-380
>ふるさと納税はTax deductible donation
systemですね。
>こちらが英字新聞でもタイトルになっていました。
訳出では、「税務上損金とすることが可能な寄附金」という意味合いを表現することが重要であるようです。
改めてウィキペディアの「ふるさと納税」の解説ページを読みますと、「ふるさと納税」は寄付金税制の一つである(実態は寄付)、
と書かれてあり、また、「ふるさと納税」の根拠法は「地方税法第37条の2(寄附金税額控除)」となっていますので、
法律上も「寄附金を税務上損金とする」という制度設計となっているようです。
つまり、法律上は、納税者が地方自治体に寄付した寄附金について、その寄附金の取り扱いに特例を設けることで
「ふるさと納税」制度が実現されている(「ふるさと納税」制度の法的メカニズムは特定の寄附金についての税控除である)のです。