2017年11月13日(月)
日本マクドナルド、クレジットカード決済を導入 11月20日から
日本マクドナルドがクレジットカードによる決済サービスを始める。
「Visa」「Mastercard」「JCB」「JCB
PREMO」「ダイナース」「ディスカバー」「アメリカン・エキスプレス」に対応する。
日本マクドナルドは11月13日、全国の店舗(約2900店舗、一部除く)でクレジットカードによる決済サービスを
20日に始めると発表した。「Visa」「Mastercard」「JCB」「JCB
PREMO」「ダイナース」「ディスカバー」
「アメリカン・エキスプレス」のほか、電子マネー「QUICPay」にも対応する。
2018年上期には、「Visa
payWave」「Mastercard コンタクトレス」「J/Speedy」「American Express
Contactless」など
NFC(近距離無線通信規格)の決済サービスも順次導入する考え。
クレジットカード決済は、モスバーガーも2017年度中に導入を予定している。
(ITmedia 2017年11月13日
18時05分 公開)
ttp://www.itmedia.co.jp/news/articles/1711/13/news115.html
2017年11月13日
日本マクドナルド株式会社
〜クレジットカード決済対応でもっと手軽で便利に!〜
クレジットカードによる決済サービスを新たに導入
全国のマクドナルド店舗で、2017年11月20日(月)より
ttp://www.mcd-holdings.co.jp/news/2017/release-171113a.html
現金、金銭に関する法的一考察(日本銀行金融研究所「金融研究」第14号第4号(平成7年12月))
ttps://www.imes.boj.or.jp/research/papers/japanese/kk14-4-4.pdf
強制通用力(ウィキペディア)
ttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%B7%E5%88%B6%E9%80%9A%E7%94%A8%E5%8A%9B
現金による決済(支払い)ができない新業態のレストランについてのコメント
2017年11月2日(木)
http://citizen.nobody.jp/html/201711/20171102htm
【コメント】
「遅かったじゃないか。」
これが率直な感想です。
マクドナルドで遂にクレジットカードで支払いができるようになるとのことです。
マクドナルドでは、以前から電子マネーでは支払いができたのですが、クレジットカードでの支払いはできなかったわけです。
現金以外での支払いも可能とするならば、真っ先にクレジットカードでの支払いを可能とするべきなのではないか、
と長いこと思っていましたので、少なくとも一消費者としてはこれでマクドナルドの利便性は著しく高まるな、と思っています。
マクドナルドが現在提供している決済サービスの種類は、現金は別としますが、計13種類もあります。
マクドナルドは、支払手段として数多くの電子マネーに対応しているわけです。
ところが、今まではクレジットカードには対応していなかったわけでして、個人的には、導入の順序が逆だったのではないか、
と思っているところです。
利便性という観点から言えば、支払手段としては現金に勝るものはない、
という点について、017年11月2日(木)にコメントを書いています。
お店での支払いの全てが顔パスで済むというのならともかく、
現金を持ち歩かない「キャッシュレス」の経済生活というのは、実は不便だと言いますか、
現実には実現不可能なことだと言っていいと思います。
仮にこの世の全てのお店(自動販売機や遊技場や公共交通機関等も含む)でクレジットカードが使えるようになったとしたら、
確かに現金は1円も持ち歩かずクレジットカード1枚のみ持ち歩く、という生活が可能になるわけですが、
現在のところは完全キャッシュレスというわけにはいかないのが現状であるわけです。
ただ、そのような世の中になると便利は便利かもしれないな、と思っています。
あと20年や30年が経つとそのような時代がくるのだろうか、と思ったりしています。
個人的には、電子マネーは利用の際のチャージが実際上の障害になっていると思いますので、利便性はやはり低いように思います。
オートチャージもある電子マネーもあるようですが、電子マネーは統合を進めていくべきだと思います。
一言で言えば、決済手段が複数あってもいいことは何もないわけです。
このたびのマクドナルドの事例は、多様な決済手段への対応ということで、
一見すると時代の流れに沿っているように思えるわけですが、
そもそもの話をすると、決済手段が複数あること自体が矛盾にも近いわけです。
なぜならば、現金というのは、決済手段を統一化するために発明されたものだからです。
現金さえ持ち歩けば、いつでもどこでも誰とでも何とでも決済ができる、その利便性こそが現金の現金たる所以であるわけです。
電子マネーというのは、その利便性の正反対の場所に位置しているものであるわけです。
実生活上の利便性という意味で現金を代替することができるものは、やはりクレジットカードしかないわけです。
クレジットカードが現金を完全に代替する時代はあと20年以上は(もしくは、厳密にはやはり「永遠に」)こないでしょうが、
普段自分が利用するお店では全てクレジットカードが使える、という時代は10年以内に訪れるような気がします。
生活上必要となる物資は全て国から無償で配給されていた、という時代は100年ほど前まではあったのかもしれせんが、
現代では、金額の大小を問わず、何らかの形で現金が生活上必要となる、というのが実情なのではないかと思います。
現金は人類の有史以来使われてきたものではないか、と思いましたので、次のようにプレスリリースに追記をしました↓。
「現金は決済のためにある。」
The very center of services which cash offers is a settlement.
現金が提供する役割のまさに中心にあるのが決済なのです。
All things considered, cash was invented in order to narrow down
miscellaneous means of a settlement to one single means.
For example, in a
barter economy,
the number of means of a settlement is equal to as many as
objects which people exchange with each other.
That is to say, in a barter
economy, when one party wants an object which the other party owns,
the other
party must happen to want another object which one party owns
in order for a
deal with each other to be concluded between them.
Such situations are very
inconvenient and actually rarely happen.
If a means of a settlement is only
one, all that remains as an obstacle between a buyer and a seller is a
price.
All they have to do is negotiate with each other about a price of an
object.
For no one asks, "How much is 100 yen?"
In that sense, an increase
in means of a settlement goes against the invention of cash.
あらゆることを考えてみますと、現金というのは、種々雑多な決済の手段を1種類のみにするために考案されたのです。
例えば、物々交換経済においては、決済の手段の数は人々がお互いに交換をする目的物の数だけあるわけです。
すなわち、物々交換経済においては、一方が他方が所有している目的物を欲しいと思ったという場合、
お互いの取引が両者の間で成立するためには、他方が偶然にも一方が所有している別の目的物を欲していなければならない、
ということになるわけです。
そのような状況というのは、非常に不便なものですし、また実際のところ滅多に起こらないことなのです。
決済の手段がただ1つだけであれば、買い手と売り手との間にある障壁として残るのは価格だけとなるわけです。
買い手と売り手は、目的物の価格についてお互いに交渉をしさえすればそれでよいわけです。
「100円はいくらですか?」とは誰も尋ねないのですから。
その意味において、決済の手段を増やすことは、現金の発明に逆行しているのです。