2017年4月25日(火)
2017年4月14日
株式会社広島銀行
株式会社ワイテックに対し、震災時元本免除特約付きシンジケートローンを組成
ttp://www.hirogin.co.jp/ir/news/paper/news170414-1.pdf
2017年4月14日
株式会社広島銀行
地元自動車関連サプライヤーへの「震災時元本免除特約付き融資」の実施について
ttp://www.hirogin.co.jp/ir/news/paper/news170414-2.pdf
関連する昨日のコメント
2017年4月24日(月)
http://citizen.nobody.jp/html/201704/20170424.htm
>地震による元本免除特約を付与した融資商品は全国で初めての取扱いです。
>借入元本の免除部分については元本免除益となり、大規模地震発生時の財務面でのダメージの補填が可能となります。
>また免除部分による借入余力が生じるため、緊急時の資金調達も可能となります。
と書かれています。
先ほど、「元本部分による損益はないと考えなければならない。」と書きましたが、
元本を減らすという考え方はない、と考えなければならないわけです。
なぜなら、元本は現金だからです。
仮に元本を減らそうとすれば、それは先ほど書きましたようにまさに寄附金であるわけです。
「震災時元本免除特約付き融資」など行おうものなら、地震が起こった時に真っ先に倒産するのは株式会社広島銀行でしょう。
融資先は生き残るかもしれません。
しかし、株式会社広島銀行は倒産するでしょう。
なぜなら、株式会社広島銀行は「私は寄附をします。」と言っているからです。
災害時に社会的に融資先の支援をしたいのなら、融資先が債務の移転を行うようなことをしていかなければならないと思います。
つまり、融資先は始めから借り入れを行っていないかのような状態を作り出さなければならないと思います。
ただ、現実的には、株式会社広島銀行が貸出金を国に額面金額で譲渡する、というようなことをすることになると思います。
そうしなければ、株式会社広島銀行が損失を被るからです。
株式会社広島銀行のウェブサイトには次のような言葉が書かれています。
「真っ先にご相談いただけるファースト・コール・バンクを目指します」
If a big-enough earthquake strikes Hiroshima, the Hiroshima Bank will be the
"First Fall Bank,"
not the "First Call Bank."
If such disaster occurs, the
Hiroshima Bank can not say, "No more Hirohimas."
For the Hiroshima Bank will
have already gone bankruptcy at that time, and also gone under a court.
The
term "court" has the meaning "bring disaster on oneself" in a verb.
That is,
by means of this special agreement, the Hiroshima Bank is courting disaster.
広島で大きな地震があった場合は、広島銀行は「ファースト・コール・バンク」ではなく、
「ファースト・フォール・バンク」になるでしょう。
もしそのような災害が起こったら、広島銀行は「ノーモア・ヒロシマ」ということはできないでしょう。
なぜなら、広島銀行はその時には既に倒産してしまっているでしょうし、さらには裁判所の管理下にもあることでしょう。
「court」という言葉には、動詞で「災難を自分で招く」という意味があります。
つまり、この特約を用いることで、広島銀行は自分で災難を招くようなことをしているのです。