2017年3月30日(木)


昨日のコメントに一言だけ追記します。

2017年3月29日(水)
http://citizen.nobody.jp/html/201703/20170329.html

昨日は、郵便局の宅配ロッカー「はこぽす」を題材に、本人確認の方法には様々な考え方がある、という点について書きました。
その中で健康保険証についても書いたかと思いますが、健康保険証を発行者は地方自治体のみとは限らないな、と今日気付きました。
私が以前、ある民間企業(某大手企業の子会社)で働いていた時は、大手企業(親会社)が加入している健康保険組合が
発行した健康保険証を会社から渡されていたと思います。
また、学生(生まれてから大学を卒業するまで)のころは、健康保険は父親の扶養という形になっていたのですが、
父親はある健康保険組合に加入していたかと思います。
端的に言えば、健康保険証を発行している機関は、日本全国に非常にたくさんあるのだと思います。
それで、「健康保険証」で検索してみますと、次のようなサイトがヒットしました↓。

健康保険証について TJK (東京都情報サービス産業健康保険組合)
ttp://www.tjk.gr.jp/kenpo/01_02.html

昨日は、健康保険証が本人確認の手段になる(身分証の一種になる)と書いたのですが、このサイトには何と、

>1.健康保険証は医療機関にて保険診療を受けるための証明です。身分証明書等そのほかの用途としての機能はありません。

と書かれています。
このように書かれてある理由は、一言で言えば、健康保険証には顔写真が貼られていないからなのだろうとは思います。
しかし、病院で健康保険証を見せた時に、別途写真付の身分証明書(運転免許証やパスポートやマイナンバー・カード等)を
提示するように言われないということは、結局、健康保険証が身分証明書になっている、ということだと思います。
大学生の頃、レンタルビデオ店でアルバイトをしていたのですが、
その時も健康保険証は身分証明書として取り扱っていました(別途写真付の身分証明書の提示を求めることはしなかった)。
確かに、性悪説に立って考えれば、他人の健康保険証を借用(悪用)しているだけの可能性もあるわけですが、
上手く言えませんが、健康保険証は持っている人が本人、という考え方には沿った取り扱いではなかったかと思います。
この点について考えてみますと、ある興味深いことに気付きました。
それは、大学を卒業するまでに私が通った各学校が発行していた身分証です。

小学生の頃 → 学校発行の身分証自体がなかった
中学生の頃 → 生徒手帳はあったが、顔写真はなかった
高校生の頃 → 生徒手帳があり、顔写真が貼ってあった
大学生の頃 → 学生証があり、顔写真が貼ってあった

年齢が上がるにつれ、性悪説に立った身分証になっていっている、と思いました。
小学生の頃は、親の健康保険証が身分証代わりになっていたような記憶があります。
小学生の頃は、学校の同級生や先生方そして近所の人が自分を知っているわけですから、
人は皆、顔(自分自身、自分という存在自体)が言わば身分証だったと言えるのでしょう。