2017年2月22日(水)
2017年2月22日(水)日本経済新聞
セブン、沖縄に進出へ 地元巻き込み競争拍車
(記事)
【コメント】
セブンイレブンが遂に沖縄県に進出するようです。
15年ほど前までは、進出する都道府県を明確に絞り込んだ出店戦略を展開していたセブンイレブンですが、
時は流れ、2018年中をメドに47都道府県全てに出店を行う計画を持っているようです。
全ての都道府県に出店するわけではない、というところにセブンイレブンの独自性や強みがあったように思っていたのですが、
このたび出店戦略を変更し全ての都道府県に出店するということで、少なくとも稀少性はなくなってしまったな、
と一消費者としては感じているところです。
コンビニエンス・ストアと言えば、事業の特性上、品揃えがどうしても競合他社と似てしまうところがあったのですが、
近年では、コンビニ独自のプライベート・ブランド商品を開発することで、
他社と差別化を図ろうと各社がしのぎを削っているのだと思います。
私は今まで、経営戦略やマーケティングの観点からコンビニエンス・ストアのことを見ることが多かったのですが、
あくまで一消費者として言えば、
毎日日常生活を送る上で一番必要なのは、家の近くにコンビニエンス・ストアがあることだったりするわけです。
いわゆるコンビニエンス・ストアでなくとも、家の近くに24時間開いているスーパーがあれば便利だ、と単純に思うことはあります。
セブンイレブンのプライベート・ブランド商品と言えば、「セブン・プレミアム」ですが、
セブンイレブンと同じセブン・アンド・アイ・グループのイトーヨーカ堂では、
「プレミアム・フライデー」に合わせ、様々なサービスやイベントを実施していくようです。
イトーヨーカ堂からのプレスリリースを紹介し、それから「プレミアム・フライデー」についての記事を紹介します。
2017年2月6日
株式会社イトーヨーカ堂
月末金曜は、ちょっと豊かに。『イトーヨーカドーのプレミアムフライデー』
ttp://www.7andi.com/dbps_data/_material_/_files/000/000/002/545/20170206fridayHD.pdf
月末の金曜日は午後3時に仕事を終えて買い物やレジャーを楽しむよう呼びかける
「プレミアムフライデー」が、2月24日から始まる。個人消費を喚起しようと、政府と経済界が主導。
これに合わせて多くの小売店や飲食店が、客を呼び込むイベントを展開する。
百貨店は、仕事帰りの女性をターゲットにメーク直しサービスを準備。
飲食店では、ワンドリンクを加えたお得なセットメニューを提供する。
フライデーにかけて特別な「フライ」(揚げ物)を用意する店も多い。
一方、“早帰り”によって家族で過ごす時間が長くなることも期待され、スーパーは総菜や酒類の販売を強化する。
目新しさは? 「初回から冒険できない」
ただ、目新しい取り組みかというと、普段から提供しているサービスと大きく変わらない印象もある。
「どれくらいの企業で採用するのか分からないので…」とは、ある商業施設の担当者。
集客効果を把握しきれず、初回から冒険はできないという。どの業界も手探りで取り組んでいるようだ。
思えば、夏場にノーネクタイや半袖シャツで過ごす「クールビズ」は、平成17年から政府が進めたキャンペーンが始まりだ。
今ではすっかり定着し、真夏のオフィス街でネクタイ姿を見かけることの方が珍しくなったくらいだ。
プレミアムフライデーも、地道な取り組みによって浸透していくのかもしれない。
だが、もっと柔軟な働き方が広まっていれば、この取り組みは必要だったのだろうか。
働き方を変えるのに国の音頭が欠かせないとしたら、ちょっと寂しい気がする。
(産経WEST 2017.2.22
18:00更新)
ttp://www.sankei.com/west/news/170222/wst1702220075-n1.html
「プレミアムフライデーに向けた取り組み」
【コメント】
「プレミアム・フライデー」が今年今月の2017年2月から実施されるようです。
「プレミアム・フライデー」の趣旨を踏まえると、
ここでの「プレミアム」は「〈商品が〉品質がよくて高価な、高級な」という意味なのだと思います。
消費が喚起されることもあるでしょうから、「プレミアム・フライデー」については個人的には興味深い試みだと思っています。
様々な記事を読みますと、「プレミアム・フライデー」導入の背景には、人それぞれの「働き方」について考えよう、
という政府の思惑があるようです。
「働き方」について考える、とは、煎じ詰めれば、「生き方」について考える、ということだと私は思います。
振り返ってみますと、私は幼稚園生になる前後のころ(3〜4歳)のころは特段毎朝家からどこかに出勤をすることが立派なことだ
とは思っていなかったのですが、小学生になり年齢が上がると、
やはり毎朝家から出勤をすることが大切なことだと思うようになりました。
特に、将来を考える年齢(概ね9歳以降)になりますと、
「仮に毎朝職場に出勤をしないと、家で一日中奥さんと顔を合わせることになる。」
という現実的なことが頭に思い浮かぶようになり、「自分は将来絶対に毎朝家から職場に出勤をする仕事に就こう。」
と思うようになりました。
そういう強い思いがあり、私は絶対にセックスをしませんでした。
定年退職後であれば一日中奥さんと家で過ごすのもいいと思いましたが、
60歳未満で一日中奥さんと家で過ごすのは絶対に嫌だ(夫婦が持たない)と思いました。
「毎朝家から職場に出勤をする仕事に就くこと」は、小学生の私にとってまさに至上命題だったと思います。
「毎朝家から職場に出勤をする仕事」とは、事実上私にとっては公務員を指していたと思います。
大学を卒業してすぐの4月1日から定年退職のその日まで、仕事のため毎朝家から職場に出勤をする人間になろうを考えていました。
それが自分の人生なのだと。
「将来公務員になること」について世の人が子供のころ親から何と聞くのかは分かりませんが、
私にとって公務員になるとは、「仕事をすること」であり「毎朝職場に出勤をすること」であったのです。
それが俺の人生なんだと。
実はかつて公務員はそうであった(そして公務員はそうやって給料をもらっていた)、と聞いています。
セブンイレブンの出店戦略が時代と共に変わったように、公務員の世界も時代と共に変わったのでしょう。
A person who doesn't think a great deal of his/her parents who have brought
up him/her
would not think a great deal of even his/her true parents.
自分を育ててくれた親を大切にしない人は、実の親も大切にはしないだろう。
A person who doesn't think a great deal of his/her parents who have
brought up him/her
will not think a great deal of his/her future spouse
either.
自分を育ててくれた親を大切にしない人は、将来の配偶者のことも大切にはしないだろう。