2014年7月11日(金)
2014年7月11日(金)日本経済新聞 公告
総代候補者の公告
興産信用金庫
(記事)
2014年7月11日(金)日本経済新聞
南海電、社債月内に200億円
(記事)
2014年7月11日
南海電気鉄道株式会社
社債発行についてのお知らせ
ttp://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/140711.pdf
>11.主幹事証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社
>12.財務代理人及び発行・支払代理人
株式会社三菱東京UFJ銀行
となっています。
一方、第38回無担保社債(6年債)は、
>11.主幹事証券 野村證券株式会社
>12.財務代理人及び発行・支払代理人 株式会社三井住友銀行
となっています。
全く同じ募集期間と払込期日なのに、発行する社債によって主幹事証券会社を変えているという点はどう考えるべきでしょうか。
社債発行における主幹事証券会社の役割は主に引受業務ではないかと思います。
発行者と投資家との間を取り次ぐ(社債購入を勧誘する)ことが主幹事証券会社の主な役割なのではないかと思います。
主幹事証券会社が異なるというだけですと、特段の利益相反はないようにも思えます。
主幹事証券会社が同じでないとこのような問題が生じる、というのは今のところ思いつきません。
むしろ気になるのは、”財務代理人及び発行・支払代理人”という記載ですが。
”財務代理人及び発行・支払代理人”とはどのような役割を果たしている存在なのでしょうか。
何となくですが、主幹事証券会社が”財務代理人及び発行・支払代理人”の役割も果たすようなイメージがありますが。
証券発行について全般的に代理業務を行うのが主幹事証券会社なのではないだろうかという気がしますが。
第37回無担保社債(10年債)は、この両者が同じ三菱UFJグループの企業である一方、
第38回無担保社債(6年債)は、この両者が全く別のグループの企業となっています。
”財務代理人及び発行・支払代理人”の具体的業務が不明ですので、詳しいことは分かりませんが、
これも両者が同じグループの企業であっても、利益相反その他問題はないではないだろうかという気がします。
詳しくは分かりませんが、主幹事証券会社の業務とは、引受業務≒取り次ぎ≒証券に関する代理業務、
というような感じなのではないかと思います。
要するに、主幹事証券会社とは別に”財務代理人及び発行・支払代理人”という会社があることがよく分からないな、と思いました。