2014年6月24日(火)



2014年6月24日(火)日本経済新聞
■ブミ・リソーシズ CB延長承認されず
(記事)


 



dated 9 October 2013
PT Bumi Resources TbK
"BUMI Enters Into Agreement to Settle Remaining Debt with CIC"
ttp://www.bumiresources.com/index.php?option=com_financialinfo&task=download&id=404&Itemid=97

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dated 3 June 2014
PT Bumi Resources TbK
BUMI & Enercoal Appoint Deutsche Bank as Sole Solicitation Agent for August 2014 CB
ttp://www.bumiresources.com/index.php?option=com_financialinfo&task=download&id=438&Itemid=97

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dated 6 June 2014
PT Bumi Resources TbK
BUMI’s Formal CB Consent Process Begins - Update
ttp://www.bumiresources.com/index.php?option=com_financialinfo&task=download&id=441&Itemid=97

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dated 11 June 2014
PT Bumi Resources TbK
BUMI Pays Coupon on 2016 Bonds
ttp://www.bumiresources.com/index.php?option=com_financialinfo&task=download&id=442&Itemid=97

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【参謀訳】
2013年10月9日 ジャカルタ発―
ブミ・リソーシズ
ブミは負債の残高を決済するためにCIC社と同意に達しました


ブミ・リソーシズは、元本残高13億米ドルの負債を決済するために中国投資ファンド(CIC社)と同意に達したことをお知らせいたします。
同意内容は以下のようになっております:

○CIC社所有の既存の負債残高は、ブミ所有のブミ・リソーシズ・ミネラルズ株式の42%、
ブミ所有のカルティム・プリマ・コール株式の19%、ブミ所有のインドネシア・リソーシズ(ケイマン)株式の19%、
ブミ所有のインドネシア・カルティム・リソーシズ株式の19%、
そして、1億1500万米ドル分のブミの新株式と交換される計画となっています。
○ブミの元本(支払期日は2014年及び2015年)総合計額が13億米ドルとなっている2つの負債のトランシェが決済される計画となっています。
○残りの金額は競争的な市場金利にて3年ローンへと転換される計画となっています。

ブミは、遵守せねばならない法令や規制に従い必要な諸認可を得るための手続きを踏んでいくことにしており、
今年末までに最終的に完了するよう努めて参る所存です。
この決済により、価値に際限がなくなり、ブミの資源資産における成長が加速され、確固たる経営目的に適い、
資本構成や財務状況や事業機会は強化され、今後有利な条件で資金調達が可能となる見込みです。
ブミは、この決済が、会社と株主様にとって価値を回復させさらに高めることに資するものと確信しています。

 


2014年6月3日 ジャカルタ発―
ブミ・リソーシズ
ブミとエナコールは2014年8月満期の転換社債のためにドイツ銀行を唯一の交渉人に任命しました


ブミ・リソーシズは、目下進行中の財務再構築プロセスの一部として、
ブミとエナコール(以下”弊社共”)がドイツ銀行を唯一の交渉人に任命したことをお知らせいたします。
この任命は、2014年8月が満期となっている、元本375,000,000米ドル、利率9.25%の担保付転換社債(以下”当該社債”)に関して、
今後見込まれる同意に向けての交渉を念頭に置いてのことです。
弊社共は、とりわけ、現在の支払期日を先延ばしし当該社債の満期を延長することに同意していただけるようお願いして参ります。
弊社共は、今後適宜正式な同意交渉についてさらに詳細に発表を行っていく計画です。

 

 

2014年6月6日 ジャカルタ発―
ブミ・リソーシズ
ブミは正式に転換社債の同意プロセスを開始いたしました 適時開示


債務保証人であるブミ・リソーシズと社債発行者である連結子会社エネコール・リソーシズ(以下”弊社共”)は2014年6月5日、
2014年8月満期の、元本3億7500万米ドル、利率9.25%の担保付転換社債に関しての正式な同意交渉プロセスを発表いたします。
弊社共は、とりわけ、2014年6月20日開催予定の転換社債権者集会を通じて、当該転換社債の満期を延長し、転換価額と支払利息額を修正し、
社債発行者の選択により1億2500万米ドルだけ強制転換すると同時に残高については他のシニア担保付負債と同順位にしていだけるけるよう、
同意をお願いしていく所存です。
ドイツ銀行が唯一の交渉人としての役割を果たしていく予定ですし、
ニューヨーク・メロン銀行が同意交渉に向けての工程表を作成する役割を果たしていく段取りとなっています。

 



2014年6月11日 ジャカルタ発―
ブミ・リソーシズ
ブミは2016年満期の社債に利息を支払いました


ブミ・リソーシズは、CIC社との取引を完了させるために債権者から全ての同意を確約できたことを
株主様に対しお知らせしたいと思います。
合わせて、この同意を受け、2016年満期の社債に対して未払いであった支払利息を本日猶予期間内にお支払いしたことをお知らせいたします。


 

 

【コメント】
本日の新聞記事の内容に該当するプレスリリースは、ホームページにはまだ開示されていないようです。
これまでのプレスリリースを読む限り、ここでの転換社債には担保が付いているようです。
債権者の立場からすると、元本と利息さえ確実に支払ってくれればそれでよいわけです(特段株価の値上がりなどはどうでもいい)。
担保まで取っているという場合であれば、債権者としては元本と利息の回収を第一に考えるというだけでしょう。
債権者の立場からすると、債権を株式に変えるということは、イコール弁済の順位を下げるということです。
議決権を持ち積極的に経営に関与して会社を建て直せる絶対の自信があるというのなら話は別ですが、
株式に転換後、結局そのまま会社が倒産してしまうと、株式には1円も残余財産はありません。
転換社債を根本的に否定することになりますが、転換社債を引き受ける債権者はそもそもいないのではないか、という気がします。