2013年11月30日(土)
Top drugmaker Takeda Pharmaceutical Co. said Saturday it has selected a
French executive at GlaxoSmithKline
as its next president, in a rare example
of overseas head-hunting by a major Japanese firm.
The board of directors at
Takeda, which in recent years has been active in foreign
acquisitions,
approved 47-year-old Christophe Weber as chief operating
officer and his candidacy as their next president.
Weber will join Takeda to
take up the role of chief operating officer by April and is expected to become
president
upon approval by a general shareholders’ meeting in June, Takeda
said in a statement.
He will be the first non-Japanese chief in the
Osaka-based firm’s 230-year history.
“We have extremely high expectations for
Mr. Weber’s contributions to further enhance and accelerate the implementation
of
Takeda’s global strategy,” the company’s outgoing president and chief
executive, Yasuchika Hasegawa, said in the statement.
Weber was educated at
the University of Lyon and has held various positions at British-based
GlaxoSmithKline in Europe
as well as in the United States and the
Asia-Pacific region.
Takeda operates in more than 70 countries following its
2011 acquisition of major Swiss-based rival Nycomed
for $14 billion (about
\1.4 trillion).
There are only a handful of foreign chiefs at leading
Japanese companies.
Carlos Ghosn, CEO of French auto group Renault and head
of Nissan Motor Co., is one of the most prominent.
(The Japan Times Nov 30,
2013)
ttp://www.japantimes.co.jp/news/2013/11/30/business/leading-drugmaker-takeda-picks-french-exec-as-first-foreign-boss/
【参謀訳】
製薬大手の武田がフランス人経営者を同社初の外国人社長に選ぶ
製薬業界最大手の武田薬品工業は土曜日、次期社長としてグラクソ・スミス・クラインのフランス人経営幹部を選んだと発表した。
これは日本の大企業による海を超えたヘッド・ハンティングのまれな事例である。
武田の取締役会は、ここ数年は海外での買収に力を入れているが、
47歳のクリストフ・ウェバー氏を最高執行責任者兼次期社長候補者として承認した。
ウェバー氏は最高執行責任者の職務に従事するために4月までに武田に入社する予定であり、
6月の定時株主総会により承認され次第社長に就任する見込みである、と武田は記者会見で語った。
大阪に本社を置き創業230年の武田の歴史の中で、ウェバー氏は同社初の日本人以外の最高経営幹部となる予定である。
「ウェバー氏の経営参画により武田のグローバル戦略の実行はさらに進捗し加速するものと我々は本当に強く期待を抱いています」、
と現社長兼最高経営責任者の長谷川閑史氏は記者会見で語った。
ウェバー氏はリオン大学で教育を受け、これまでヨーロッパでそして米国やアジア太平洋地域で、
イギリスに本社を置くグラクソ・スミス・クラインの様々な役職に就いてきている。
スイスに本社を置く同業大手ナイコメッドを140億ドル(約1.4兆円)で2011年に買収したことにより、
武田は現在70カ国以上で事業を展開している。
日本の大企業には極少数の外国人経営幹部しかいない。
フランスの自動車グループ・ルノーのCEO兼日産自動車の社長であるカルロス・ゴーン氏は、最も有名な経営者の一人だ。
【参謀訳】
学歴
リヨン第3大学 統計学・概念工作学 学士号取得
リヨン第1大学 製薬マーケティング学
修士号取得
リヨン第2大学 ファイナンス学 修士号取得
リヨン第1大学 薬学・薬物動態学 博士号取得
(1992年12月卒)
職歴
1993年1月、グラクソ・スミス・クライン・フランス
入社
様々な職責に果たす
2003年7月、グラクソ・スミス・クライン・フランス
会長兼CEOに就任
2008年5月、グラクソ・スミス・クライン・アジア太平洋統括会社(在シンガポール)の
アジア太平洋地域シニア・バイス・プレジデント兼地域ディレクター
2011年1月、グラクソ・スミス・クライン・ワクチン社の社長兼ゼネラル・マネジャー、
(〜現任)
グラクソ・スミス・クライン・細菌社(在ベルギー国ブリュッセル)のCEO(兼任)、
グラクソ・スミス・クライン・全社常務会のメンバー
"Nice to meet you."
と挨拶をすることでしょう。
その時なのですが、一番自然な返答としては、
"Nice to meet you, too."
だと思います。
もちろん他にも、様々な挨拶の英語表現はあろうかと思います。
ただ、一つ言ってはいけない台詞がありまして、それは、
"My pleasure."
という返答です。
一見すると、「(あなたにお会いできて・あなたが入社して)私はうれしく思います」という意味ではないかと思うかもしれませんが、
実際にはニュアンスがやや違います。
"My
pleasure."は、「自分は相手に何かをしてあげたが、相手より自分のほうが喜んでいる」という気持ちを表す場合に使います。
相手から"Thank
you."と言われたら、"My pleasure."(どういたしまして)で良いわけです。
しかし、"Nice to meet
you."(お会いできてうれしいです、はじめまして)と言われて
"My
pleasure."と返すと、「自分はわざわざ相手に会ってあげた(労をとった)」ということに対して「別に気にしなくていいよ」、
と言っている意味になってしまうわけです。
"My pleasure."
ttp://ejje.weblio.jp/content/my+pleasure
>my pleasure
>間投詞
>A polite reaction to receiving thanks,
meaning that the speaker enjoyed helping the listener.
【参謀訳】
感謝の気持ちを受け取ったことに対する丁寧な返答であり、話し手が聞き手を喜んで手助けしたことを表す。
とあります。
つまり、話し手が聞き手の手助けをした(労をとって何かをしてあげた)ことは話し手の喜びだった、という意味になるわけです。
だから"My
pleasure."の訳は「私にとっても嬉しいことです、どういたしまして」となるわけです。
ネット上の"My
pleasure."の訳を検索してみますと、著名な小説などの翻訳例として、
「いいとも」、「なんのなんの」、「結構だとも」、といった訳が書かれていました。
つまり、"My
pleasure."には、どことなく目上の人が目下の人に使うニュアンスがあるわけです。
ですから、もしクリストフ・ウェバー氏が"Nice to meet you."と言ったのに"My
pleasure."と返しますと、
「入社させたやったけど別に気にしなくていいよ」といったニュアンスになってしまうわけです。
"My
pleasure."と言われたクリストフ・ウェバー氏は、
「口では『歓迎しますよ』と言っているけど、本当は自分の入社はあまり歓迎されていないのかもしれない」と感じてしまうでしょう。
入社の日、クリストフ・ウェバー氏が"Nice
to meet you."と挨拶をしたら、武田薬品工業の経営幹部達は、
"Nice to meet you, too. Welcome to Takeda!"
と笑顔で元気よく挨拶をするとよいでしょう。
そうすれば、クリストフ・ウェバー氏は「よし、武田薬品工業で頑張るぞ。」という気持ちになることでしょう。
"Sure."
という言い方があります。
これは非常にくだけだ口語表現になります。
"Thank you."
に対する軽い相づちとして用いる表現です。
「ありがとう」と言われたことに対し、
「いやいや(かまいませんよ)」、「いえ別に」という軽い気持ちを表します。
この返答の"Sure."には、"My
pleasure."とは異なり、目上の人が目下の人に使うニュアンスは相対的には少ないのだとは思います。
ただ相手が"Thank
you."と言っている場面なので、助けた方と助けられた方という会話上の立場の違いのようなものは言外にはあると思います。
「ありがとう」と言われたことに対して、気持ちをそれほど込めずに軽く返す場合には、"Sure."という表現を使うようです。
ただ、注意が必要なのは、この"Sure."には、「あなたが私に感謝するのはもっともだ」という意味はないということです。
「(私はあなたに何かをしてあげたのだから)あなたが私に感謝するのは当然だ」という意味はないわけです。
単なる相づちであると考えるべきなのでしょう。
「ありがとう。」に対する軽い相づちですから、敢えて日本語に訳せば、
「うん。」
となると思います。