2013年10月22日(火)
昼のバラエティー番組「笑っていいとも!」(フジテレビ系、毎週月〜金曜)が2014年3月いっぱいで終了することが22日、明らかになった。
1982年10月に始まった長寿番組が32年で幕を閉じることになる。22日の同番組の生放送の最後に笑福亭鶴瓶さんがゲストで登場すると、
「俺(うわさで)聞いたんやけど、『(笑って)いいとも!』終わるってホンマ?」と司会のタモリさんにたずね、タモリさんは
「来年3月で終わるんですよ」と即答。観客席からは「ええー」と大きな悲鳴が上がった。
出演者の一人、SMAPの中居正広さんは「えっ、ちゃんと話を聞かせて」と驚いた様子でタモリさんに真相をたずねると、
タモリさんは「俺、30歳からこの世界入ったじゃない。6年後にこの番組をやったんですよ。いいともでなんとか芸能人として格好がついたので、
(そこから)32年、フジテレビがずっと守ってくれたので、本当に感謝してもしきれない」と語った。
その後も「正式なことですか。これは」と詰め寄る中居さんに、タモリさんは「正式なこと。出演者の方にも大変お世話になって。
国民の皆さんもね、どっち向いても感謝です」と感謝の言葉を述べ、頭を下げた。
その後もタモリさんは「といってもあと半年ありますからね。半年で終わる番組たくさんありますから」と騒然となる会場に向かって
なだめるように呼びかけたが、鶴瓶さんが観客に向かって「どないや、お前ら、嫌や言えや」とあおり、再び会場は「嫌ー」と大絶叫。
タモリさんが最後に「ありがとうございました。感謝です」と話し、放送は終了となった。
同番組は1982年10月、タモリさんの本名を冠した「森田一義アワー 笑っていいとも!」として放送開始。
2002年4月の5000回目の達成記念に単独司会者による生放送の長寿記録として、03年版のギネスブック世界記録に認定された。
(毎日新聞デジタル 2013年10月22日)
ttp://mantan-web.jp/2013/10/22/20131022dog00m200037000c.html
【VTR】タモリ いいとも5000回「これからもダラダラと」
タモリ(68)が司会を務めるフジテレビの名物番組「笑っていいとも!」(月〜金曜正午)が来年3月で終了することが22日、
番組内で発表された。1982年10月にスタート。2002年4月5日には放送5000回を迎え、
タモリは「生放送単独司会世界記録」としてギネスブックに認定されることに。
当時の喜びの様子をスポニチ本紙記事で振り返る。
<2002年4月6日付スポニチ紙面から>
タモリ(56)=本名・森田一義さん=が82年10月から司会を務めるフジテレビ「笑っていいとも!」(月〜金曜正午)が、
5日の放送で通算5000回を達成した。単独司会者では世界最多記録で、同局ではギネスブックに申請する。
放送終了後、東京・新宿のスタジオアルタで会見したタモリは「人ごとのようですけど、すごいですね」と淡々とした様子で喜びを語った。
タモリが日本のテレビ史上に残る金字塔を打ち立てた。82年10月4日の初回放送から7123日目。
タモリは「まさか20年続くとは思わなかった。長続きの秘けつ?まず反省しない。そして、あした何をするか考えない。
いろいろ考えたらプレッシャーに負けてしまいますからスタッフにお任せしてます。後は適当ですね」と照れながら語った。
「…いいとも!」は同局の「小川宏ショー」(65年4月から82年3月まで)の放送回数4451回を抜いて記録を更新中。
荒井昭博プロデューサー(39)によると、同一の司会者で続く番組としては、世界の長寿記録とのことで、
近日中にギネスブックに申請することも発表。日本人がテレビ部門でギネスブックに載るのは異例のことで、
世界の「TAMORI」として歴史に名を残すことになる。
番組は人気タレントのトークやコント、クイズなどを盛り込んだ生放送。ゲストが翌日のゲストを紹介する名物コーナー
「テレホンショッキング」も当初(初回は桜田淳子)から続いている。タモリは会話を弾ませるコツについて
「ゲストを初対面だとは思わないこと。最初に自分がちょっとだけしゃべって、後はしゃべらない」と明かした。
昨年11月、ゴルフ中に打球を顔面に受け、番組を休んだこともあったが「怖くてゴルフは事故以来していません」とキッパリ。
初代の横澤彪氏=現吉本興業専務取締役東京本社代表=から数えて5代目のプロデューサーとなる荒井氏は
「陰ではものすごく努力されているまじめな方。“男が男にほれる”心境です」と脱帽。
今後も記録更新が期待されるタモリは「目標を持たないのが目標。これからもダラダラと続けていきます」と自然体を強調していた。
(スポーツニッポン 2013年10月22日
14:52)
ttp://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2013/10/22/kiji/K20131022006858290.html
タモリ(68)が司会を務めるフジテレビの名物番組「笑っていいとも!」(月〜金曜正午)が来年3月で終了することが22日、
番組内で発表された。1982年10月にスタート。2002年4月5日には放送5000回を迎え、
同12月にタモリが「生放送単独司会世界記録」としてギネスブックに認定され、会見した。
当時の喜びの様子をスポニチ本紙記事で振り返る。
<2002年12月25日付スポニチ紙面から>
タレントのタモリ(57)が82年から司会を務めるフジテレビ「笑っていいとも!」(月〜金曜正午)で
「生放送単独司会世界最高記録」としてギネスブックに認定され、24日、東京・新宿のスタジオアルタで会見した。
認定記録は02年4月5日に達成した5000回。25日放送のクリスマス特大号(後8・00)で5188回を迎える。
「ギネスに載るなんて、思ったこともない。まだ実感がわいてきません。2、3日たったらわくでしょう」と前日、
史上最年少で日本一となった“卓球の愛ちゃん”のコメントを引用して会場を沸かせたタモリ。
「ギネスと聞くと黒ビールを思い出す」とギャグで照れ隠し。
さらに、ギネス認定証を受け取ると「一番伝えたい人は小泉総理。2番目は昔、私を振った女に“ざまあみろ”と言いたい」と笑顔を見せた。
ギネスブックへは、今年4月に5000回突破を記念して同局が申請。同局の坪田譲治プロデューサーによると、
番組の経歴、タモリの経歴、学識者2人の推薦文などを提出し、10月上旬に認定の一報が届いたという。
日本人がテレビ部門でギネスブックに載ることは異例のことで「(認定証は)初めて見るけど、あんまりたいしたものじゃない。
額とかに入ってるのかと…」と言いながらご機嫌のタモリ。
「目標はありません。座右の銘が“適当”ですから。辞めたいと思ったことはないですね。結構楽しいんで」
と自然体で記録達成したことを強調した。
82年10月4日にスタートした同番組は、名物コーナーの「テレホンショッキング」をはじめ、
タレントが出演したトークやクイズなどが人気の生放送。タモリは「今年は大きなケガもなく順調だった。
これからも日々、平々凡々と職務を遂行していきたい」と独特の表現で、今後の記録更新に意欲を見せた。
<21年間休み2回>
82年からの21年間で、タモリが夏休み以外で番組を休んだのは2回。95年1月に1級小型船舶免許取得のために1日、
昨年11月にゴルフボールが顔面を直撃し、番組を8日キャンセル。
今年は8月にマネジャーが急死し「あれは痛手だった」(タモリ)と語ったが、悲しみを乗り越え“皆勤賞”を果たしている。
(スポーツニッポン 2013年10月22日
15:02)
ttp://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2013/10/22/kiji/K20131022006858410.html
【コメント】
何と、あの「笑っていいとも!」が来年3月で終了するそうです。
「笑っていいとも!」は1982年10月に始まり、実に32年間(正確には2014年3月末で31年と6ヶ月間)も続いた(続いている)長寿番組です。
現在では半年で終わる番組もたくさんある中、30年間以上続く番組と言うのは今後絶対に現れないでしょう。
タモリさん個人の博学さや人気も長寿の秘訣だったのでしょう。
タモリさんと言えば、白紙を即興で流暢に読み上げたあの弔辞が忘れられません。
社会で”お偉いさん”と呼ばれる人達は皆、与えられた原稿を読むだけが仕事のようになっています。
そんな中、まさに普段から自分で考え感じていることだけを頼りにその場で弔辞を述べることができる姿をテレビで見まして、
「本当に頭がいいというのはこういうことを言うんだろうなあ」とタモリさんのことを尊敬した次第です。
私は世の中を斜めに見るところがある人間ですが、
「本当に頭がいいのはあなた方ではなくあの人達ではないでしょうか。」
と言いたくなることが多い世の中です。
就いている職業や社会的地位や権力や財産と、その人の能力とは本当に何の関係もないな、と本当に思います。
ただの運や巡り合わせの部分もあるでしょうが、私は(周りから見て)少しひねた職業に就けてかえってよかったかもしれません。
負け惜しみか何かに聞こえるかもしれませんが、公務員や大企業で働いても私個人の場合は全く幸せではなかっただろうと本当に思います。
タモリさんも、テレビというメディアとの巡り合わせのようなものはあったのでしょう。
私はテレビの世界とはあまり縁はありませんが、大きな時代の流れとの巡り合わせという意味では
タモリさんの人生と自分の人生とは重なり合う部分もあるように感じます。
2002年12月25日付スポニチ紙面によると、
>ギネス認定証を受け取ると「一番伝えたい人は小泉総理。2番目は昔、私を振った女に“ざまあみろ”と言いたい」と笑顔を見せた。
とのことですが、私がギネス認定証を受け取ることは決してないでしょうが、仮に受け取ることがあれば、
「経営管理学と会計の勉強を一生懸命に頑張ってきてよかったと思います。
高校生のころまでは学者になりたかったのですが、今から思うとなれなくてかえってよかったと思っています。
仕事では目の前の職務を一生懸命に頑張ることが大切です。どんな仕事でも必ず学べることがあるはずですから。
それから、中学高校時代は受験勉強を頑張ることが何より大切です。
中学高校時代の受験勉強が、その後何を学ぶにしても必ず基礎になりますから。」
と言いたいと思います。
「笑っていいとも!」は30年間以上も続きました。
私もこれからも無理をすることなく平々凡々と自然体で「女子アナ総合研究所」を30年間以上続けられればと思っています。
豊田通商は22日、子会社で靴下などの製造販売を手掛ける福助を株式交換により、12月1日付で完全子会社化すると発表した。
自動車以外の分野を強化するなか、生活関連事業を含めたグループ経営の機動性と柔軟性を高める狙い。
(日本経済新聞 2013/10/22
20:51)
ttp://www.nikkei.com/article/DGXNASDD220GB_S3A021C1TJ1000/
2013年10月22日
豊田通商株式会社
簡易株式交換による連結子会社の完全子会社化に関するお知らせ
ttp://www.toyota-tsusho.com/press/uploadfiles/201310221530.pdf
2.本株式交換の要旨
(3)株式交換に係る割当ての内容
(2/4ページ)
4.本株式交換の当事会社の概要
(3/4ページ)
>株式交換比率
= 253,000 円/当社の普通株式の平均株価
という非常に珍しい(私は初めて見ました)株式交換比率の計算式になっています。
この「253,000
円」とは何でしょうか。
結論だけ先に言えば、「253,000 円」とは豊田通商株式会社による福助株式1株当たりの買い取り価格です。
福助株式会社の1株当たりの純資産額(≒1株当たりの株主資本額)は117,023.25円です。
これは、福助株式の公正な価格は1株117,023.25円であるということです。
しかし、豊田通商株式会社は福助株式を非常に高く評価しており、
福助株式を1株253,000円で取得するということのようです。
豊田通商株式会社にとって福助株式の価値は1株253,000円と考えている、ということでしょう。
豊田通商株式会社は簿価よりも高い価格で福助株式を買っていることになるわけですが、
この理由は、例えば福助株主がその価格でなら売却に応じる意向だから、ということもあれば、
例えば福助の会社財産の中にいわゆる含みを抱えている資産があり、
豊田通商の完全子会社になった後は含み益が顕在化する形でその資産が有効活用される計画なので、
含み益が顕在化されたと想定して福助株式の価値を再評価した、ということもあると思います。
たとえ含みがあるとしても、通常はあくまで「実現した利益」に基づいて
株式の価値を評価せねばならない(もしその資産を売却したらこの価額だ、は通らない)わけですが、
例えば組織再編後に行なう含み益を顕在化させる計画及びその実施が明確である場合は、
当事者間でその想定利益分を株式の価値に反映して再評価することは間違いとは言えないと思います。
上の方でも少し書きましたが、
>変動性交換比率を採用した場合は、「株式交換比率」は株式交換の日の直前までは確定いたしませんが、
>「交換の対価の価値」は、あらかじめ株式交換契約締結時に確定することが可能となります。
の部分が少し分かりにくいかもしれませんので簡単に説明します。
豊田通商株式会社以外の福助株主の保有株式数
=(1−豊田通商株式会社の持株比率)×発行済株式総数
={(100%−93.42%)÷100}×30,200株
=1987.16...
≒1987株
つまり、豊田通商株式会社以外の福助株主は1987株保有しているわけです。
ここで、豊田通商株式会社は福助株式を1株253,000円で取得すると決定しているわけですから、
豊田通商株式会社の福助株式の取得原価は
253,000円/株×1987株=502,711,000円
であることが確定しているわけです。
つまり、株式交換の予定日(効力発生日)である平成25年12月1日(日)(予定)の豊田通商株式会社のこのたびの株式交換に関する仕訳は、
(福助株式) 502,711,000円 / (資本準備金) 502,711,000円
であることが既に確定しているということです。
豊田通商株式会社は平成25年12月1日(日)(予定)に上記仕訳を切ることが既に確定しているわけです。
これがプレスリリース中の、「交換の対価の価値」はあらかじめ株式交換契約締結時に確定する、の意味なのでしょう。
*プレスリリースによると、本株式交換後における豊田通商株式会社の資本金につきましては変更ありません、とのことですので、
ここでは増加する株主資本は全額資本準備金としました。
「豊田通商株式のここ3ヶ月間の値動き」
豊田通商株式会社は上場企業ですから、その株式の価値は市場株価に求めるほかないわけですが、
豊田通商株式の価値はいくらかと言われても、この値動きの通り、誰も厳密には答えられないでしょう。
広く社会一般の誰もが自由に極めてオープンな形で売買した結果株式に値が付いているわけですから、
ある意味これほど透明性のある株式の価値と言うのもない気がしますが、
同時に、これほど日々激しく株価が変動するのなら、その株式には本当に正しく値が付いているのかという話にもなってくるわけでして、
ある意味これほど客観性のない株式の価値と言うのもない気がします。
透明性があるということと客観性があるということとは別なのかもしれません。
市場株価には客観性はあるのか、それとも、実は客観性は全くないのか。
プレスリリースには、「豊田通商株式の価値」について、
>「当社の普通株式の平均株価」は、東京証券取引所における株式価値評価期間中の各取引日の
>当社の普通株式1株当たりの売買高加重平均価格の平均値です。
>「株式価値評価期間」とは、平成25年11月11日(同日を含みます。)から同年11月22日(同日を含みます。)までの10取引日です。
と書かれています。
豊田通商株式会社は、株式交換実施日の約20日前から約10日前までの10取引日の株価の加重平均株価を
豊田通商株式の価値であると定めた(見なした)ようです。
それと最後に一言だけ追加します。
この株式交換の手法だと、上でも書きましたように、完全親会社の既存株主が株式の希薄化というディメリットを引き受けることになります。
もちろん、これは「交換の対価の価値」(子会社株式の価額)が小さくなるというディメリットを完全子会社株主が引き受けるのか、
株式の希薄化というディメリットを完全親会社株主が引き受けることになのか、
の違いに過ぎない(当事者の合意で決めればよいだけとばそれだけですが)わけですが、
この変則的な株式交換の手法ですと、例えば、福助社株主が既存の豊田通商株式の大株主から株式を大量に借りて、
株式価値評価期間中に豊田通商株式を売り浴びせ、豊田通商株価を敢えて下げる、という利益の得方があると思います。
「交換の対価の価値」(子会社株式の価額)は確定していますから、豊田通商株価が下がれば下がるほど、
株式交換により福助株主はより多くの豊田通商株式を受け取ることができます。
後は株式交換により受け取った株式で借りた株は返せばよいですし、余った豊田通商株式は市場で売却して利益を得ることができるわけです。
とにかく、豊田通商株価が下がれば下がるほど株式交換により福助株主はより多くの豊田通商株式を受け取ることができる、
というのは通常の株式交換では絶対に考えられないメリット・ディメリットだと思います。
そういった双方にとってのメリット・ディメリットが生じ得るということを考えますと、理論上はややおかしな点があっても、
実務上は合併比率や株式交換比率は契約締結時に決め打ちして確定させないといけないのかもしれません。