2013年9月22日(日)



最新技術を駆使した「見えないタワー」 ソウル郊外に建設へ

(CNN) 世界各地で高層ビルやタワーの建設計画が進むなか、韓国の首都ソウル郊外に近く、
最新技術を駆使した「見えないタワー」が登場する見通しとなった。
「タワー・インフィニティ」と名付けられたこの建物は、米建築事務所GDSアーキテクツが設計し、
2011年に韓国土地住宅公社が実施したコンペで1位を獲得。このほど韓国政府の建築許可を得た。
建設予定地は仁川国際空港の近く。完成時の高さは450メートルで、東京スカイツリー、広州塔(広州)、
CNタワー(トロント)、オスタンキノタワー(モスクワ)、東方明珠塔(上海)に続く世界6番目のタワーとなる。
完成予定時期は同公社もGDSも発表していない。
ガラス張りのタワーに取り付けたカメラとLED(発光ダイオード)ディスプレーで、「最新式のカモフラージュ」を実現する。
カメラは6方向、3段階の高さに設置し、周囲の風景を撮影。その映像をデジタル処理して大きさや向きを調整する。
別の3区画にそれぞれLEDディスプレーを500列並べ、合成した映像を映し出す。
こうしてタワーの向こう側の風景が壁面に映し出され、建物は背景に溶け込んで「見えなく」なる。
GDSによると、消費電力量を切り替えてタワーの見え方を調節することもできる。
100%稼動させればタワーはほぼ完全に消えるが、たとえば30%ならうっすらと半透明に浮かび上がる。
「世界一の高さを競う代わりに世界初の見えないタワーをつくることで、
韓国の革新的な技術力を表現したい」と、GDSの設計責任者は強調する。
完成後のタワーは主にレジャー施設として使われる予定。世界3番目の高さとなる展望デッキをはじめ、
映画館やジェットコースター、水上公園、飲食店などの開設が計画されている。
(Cable News Network 2013.09.22 Sun posted at 17:46 JST)
ttp://www.cnn.co.jp/special/cnnasia/35037362.html

 

 



【コメント】
こちらの記事に関連する写真やタワーの詳細(説明や図)が載っていました↓。


World's first Invisible Skyscraper Infinity Tower by GDS Architects will be the new 'Soul' of Korea
(NDTV Good Times September 19, 2013 18:57 IST (Seoul, South Korea))
ttp://goodtimes.ndtv.com/News_Details.aspx?SubcatDetails=Features,1101

「GDSアーキテクツ社設計の世界初の見えない超高層ビルインフィニティ・タワーは韓国の新たな”魂(ソウル)”になるだろう」

 

GDSアーキテクツ社のサイトはこちらです↓。


GDS Architects
ttp://www.gdsarchitects.com/


 


このタワーに関するプレスリリースはこちらです↓(htmlファイルやpdfファイルではなく、flashになっていますのでキャプチャー画像です)。

GDS Architects wins International Design Competition for Korea's main gateway landmark
International Design Competition sponsored by Korea Land Company that attracted over 146 entries from 46 countries.
(キャプチャー画像)


”GDSアーキテクツ社は韓国の主要な玄関口の象徴建設のための国際デザインコンペで一位を獲得した
韓国土地住宅公社後援であり46カ国から146を超える参加者を集めた国際デザインコンペであった”

 


GDSアーキテクツ社からの発表では、このようなビルになるようです↓。

「キャプチャー画像」



Positioned as the "New Gateway" landmark in the dynamic global economy of Northeast Asia,
Tower Infinity in the Cheongna area of Incheon, Korea represents the new "Soul" of Korea.

Instead of symbolizing prominence as another of the world's "tallest and best" towers,
it sets itself apart by celebrating the global community rather than focusing on itself.


”韓国仁川広域市青蘿地区のインフィニティ・タワーは、
北東アジアのダイナミックな世界経済における”新たな玄関口”の象徴としての地位を占めており、韓国の新しい”魂(ソウル)”を表している。
世界”最高層”を更新したタワーとして敢えて目立とうとするのではなく、
インフィニティ・タワーは自分のことに集中するというよりむしろ国際社会を褒め称えることによって自らを崇高なものとしているのだ”

 



ところで韓国土地住宅公社とはこちらです↓。

韓国土地住宅公社
ttp://world.lh.or.kr/

日本にもそっくりな組織があるように思います。

「地図」



ここにはこのようなプレスリリースもありました。

2013年9月20日現在
ジニーメイ(米国政府抵当金庫)総裁の表敬訪問を受けました。
ttp://www.jhf.go.jp/topics/topics_201309_gnma.html


セオドア・ルーズベルト大統領は

Whenever you are asked if you can do a job, tell 'em, "Certainly I can!" Then get busy and find out how to do it.
(非常に難しいことだができるかといつ誰から問われても、”もちろんです。お任せ下さい!”と答えなさい。
それから仕事に取り掛かりやり方を探しなさい。)

という言葉を残しています。
新タワー建設の記事やこのプレスリリースを見て、

Whenever you are asked if you can do a routine, tell 'em, "Certainly I can!" Then get money and carry out dealing it.

という言葉を思い付きました。


日本や韓国に限らず、世界中どこに行ってもこの手の建設話は「いずこも同じ」なのでしょう。