2013年9月4日(水)
2013年9月4日(水)日本経済新聞 社説
ノキア転落が映すITの現実
(記事)
2013年9月4日(水)日本経済新聞
ボーダフォン、4G基地局増強 欧州での投資
9300億円追加 ベライゾン子会社株売却で
米携帯通信 競争激化へ ベライゾン、首位固め急ぐ
(記事)
2013年9月4日(水)日本経済新聞
Bブライダル、初のCB 50億円 婚礼施設建設に充当
(記事)
2013年9月3日
キヤノン株式会社
自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ
ttp://web.canon.jp/ir/release/2013/p2013sep03j.pdf
【コメント】
自社株買いをして自社株価を買い支えるというのは、考えてみれば、自社の株価を会社が一定度決めている、ということに等しい気がします。
自社の株価というのは株式市場で決まった自社株式に対する評価であるわけです。
それを会社自身が買い支えるというようなことはおかしいという意見は一理あると思います。
自社株買いは、債権者保護の観点に反するといった点や利益処分の一つなのだから毎回株主総会決議を経るべきだという点の他に、
株式市場や市場株価の意味に照らしてもおかしな場合が出てくるのだと思います。
まあ、長い時間をかけて少額ずつ市場で自社株買いを進めたり、市場株価と同じ価格による株式公開買付を行う場合は、
その問題はほとんど無視できることになるとは思いますが。
2013年9月4日(水)日本経済新聞
■UDトラックス 関連2社と合併
(記事)
2013年9月3日
UDトラックス株式会社
UDトラックス、国内3社が合併
ttp://www.udtrucks.com/ja-jp/news-and-media/press-releases/japan/2013/20130903
ttp://cdn.udtrucks.com/media.axd/Documents/Japan/News%20and%20media/Press-releases/20130903-press%20release.pdf?v=sROB0ct10Ag
「UDトラックスの組織再編の様子」
Volvo Trucks president performs in daredevil stunt
(News.com.au September 04, 2013
4:04PM)
ttp://www.news.com.au/business/companies/volvo-trucks-president-performs-in-daredevil-stunt/story-fnda1bsz-1226710700566
詳しくは分かりませんが、大胆な検査だと思いました。
ただ一つ気になる点がありまして、
It was carried out in a closed part of the Gothenburg
port,Sweden.
(この耐久試験はスウェーデンのヨーテボリ港の閉鎖区画において実施された。)
と字幕が出ています。
「キャプチャー」
若干日が沈んできてはいますが、太陽の下、大勢が目にしているであろう中で、港で堂々と行っているようにしか見えませんが・・・。
「キャプチャー」
In fact, you don't need to worry about anything.
The new Volvo FMX is the
most robust truck we've ever
made.
(実際、あなたは何も心配する必要はないのです。
ボルボ社の新モデルFMXは今まで製造した中で最も頑丈なトラックなのです。)
とアピールいます。
社長自ら向こう見ずなスタント役を買って出ているのです、極めて信頼性の高いトラックに違いありません。
万が一簡単にトラックが壊れようものなら、一定のアフターサービス契約に基づき、ボルボ社はすぐに修理を行ってくれるでしょう。
しかし仮にボルボ社がトラックの修理を行ってくれない場合は、契約違反になります。
仮にそのようなことが起きれば、消費者としてはボルボ社のトラックを買わないように社会に訴えかけねばなりません。
その時のスローガンは
"The promise was broken." (約束は破られた。約束は果たされなかった。ボルボ社は約束を守ってくれなかった。)
となります。
まあ実際にはボルボ社はちゃんと修理してくれますから「Don't worry.(心配いらない)」ですが。
さてついでに英語表現について考えてみたいのですが、「約束は守られなかった」という場合、
The promise was not kept.
と訳すのは間違いだと思います。
確かに、"keep a promise" で「約束を守る」という意味ですが、
約束が守られなかった場合は
"The promise was not kept." では少しニュアンスが違う気がします。
"The promise was not kept."
だと「(お互いの合意により)約束は変更になった」という意味になると思います。
白紙になったのか約束の内容が変更になっただけなのかは分かりませんが、とにかく最初の約束とは違うものになった、という意味だと思います。
約束が一方的に守られなかった場合はより直接的に「break」という言葉を使う方が適切な気がします。
ただ現在か過去かで意味が少し違う気がしていまして、それは例えば、
He
doesn't keep a promise at
all.
という言い方ですと、「彼はいつも約束を破ってばかりいる。彼は全く約束を守らない。」という意味になる気がします。
現在形だと「not
keep」で約束を破るの意味になるのに対し、過去形だと「not keep」で約束を破るの意味にならないように感じるわけです。
ただ、"He didn't
keep a promise at all."
であっても、
「彼はいつも約束を破ってばかりいた。彼は全く約束を守らなかった。」という意味になる気もします。
するとこの違和感の原因は、受動態であることが原因かもしれません。
例えば、"The
promise is not
kept."だとどういう意味になるでしょうか。
「その約束は守られていない」という意味になるでしょうか。
それとも、「その約束は一定ではない(その約束は変更可能である)」というような意味も出てくるのでしょうか。
何をどう訳したいか伝わりづらいかもしれませんのでまとめて表にしてみました。
「『Keep a promise』の過去形や受動態はどう訳すべきか?」
中途半端な内容になりましたがこの論点についてはこれで終わります。
【コメント】
一定規模以上の株式を所有し会社に提案をすることに関して、
「物言う株主」と表現したり、「株主というのは物を言うんですよ」と表現したりします。
そしてそのような株主のことを「アクティビスト(activist)」と表現するようです。
しかしこれはよく考えてみるとおかしな話です。
そもそも会社と言うのは株主自身が経営するものです。
ただ単に上場企業では、それまでの株主(多くは創業者及び創業メンバー)が株式を市場で売却した、というだけなのです。
株主が会社に対して物を言うも何も、株主自身が会社を経営をするのが本来の姿なわけです。
株主のことを「アクティビスト(activist)」と呼ぶのなら、株主は何を
act しているのかと言えば、
「会社の経営」自体を act
しているのが株主だ、と呼ばないといけないでしょう。
株主が会社を経営していない上場企業の方が異常なのです。
この定義に従えば、非上場企業の株主は皆本来の意味の「アクティビスト(activist)」ということになると思います。
記事中に「劇場型」という言葉があります。
それを言うなら、上場企業に関する出来事(会社からの発表や雑誌・新聞の記事やテレビ報道等)は全て「劇場」ではないでしょうか。
ところで、「アクティビスト(activist)」の形容詞は active(活動的な、活発な、能動の) ですが
(active
には他に「現に活動中の、法律などが有効な・効力のある」という意味もあります)、
その反意語は
passive(物を受け入れる、受動性の、受身の)という単語です。
「アクティビスト(activist)」という言葉は、株主が会社に提案をし、会社がそれを受け入れる様を表したものなのでしょう。
辞書には載っていませんが、この線で行くと、企業のことは「パッシビスト(passivist)」と表現しないといけないかもしれません。
それからもう一つ、本来は非上場企業の株主のことを「アクティビスト(activist)」と表現しないといけないと私は思うわけですが、
ではその場合上場企業の株主のことは何と表現すればよいでしょうか。
辞書には載っていませんが私は「ポテンシャリスト(potentialist)」という言葉を思いつきました。
株式を市場で買い集める可能性があり、会社に提案をする可能性があり、そしてさらには自身が経営を行う可能性がある、という意味です。