2013年8月25日(日)
2013年8月24日(土)日本経済新聞
ハウスレジ優待制度導入
(記事)
2013年8月23日
大和ハウス・レジデンシャル投資法人
投資主ご優待制度導入に関するお知らせ
ttp://www.daiwahouse-resi-reit.co.jp/cms/whats/20130823_150651QG6X.pdf
2013年8月23日
株式会社ソノコム
特別損失の計上に関するお知らせ。
ttp://www.sonocom.co.jp/ir/pdf/20130823tokusonnpdp.pdf
2013年8月23日
株式会社ソノコム
工場統合及び特別損失の計上に関するお知らせ
ttp://www.sonocom.co.jp/ir/pdf/20130823adachitougou.pdf
2013年8月23日
株式会社トラスト・テック
定款の一部変更に関するお知らせ
ttps://ircms.irstreet.com/contents/data_file.php?template=1212&brand=180&data=148400&filename=pdf_file.pdf
2013年8月23日
株式会社トラスト・テック
配当予想の修正(東証第二部市場変更記念配当)に関するお知らせ
ttps://ircms.irstreet.com/contents/data_file.php?template=1212&brand=180&data=148395&filename=pdf_file.pdf
【コメント】
当社は平成25年8月22日に東京証券取引所市場第二部への市場変更いたしました。これもひとえに株主の皆様をはじめ、
関係各位のご支援の賜物と心より感謝申し上げます。つきましては、株主の皆様の日頃のご支援に感謝の意を表し、
先日完成したばかりの本社ビルを早速取り壊し、平成26年6月期中に再び新・本社ビルを建設することといたしました。
と会社が言い出したら株主や債権者はどう思うでしょうか。
東京証券取引所市場第二部への市場変更と新・本社ビルの建設と一体何の関係があるのか、と思うでしょう。
現金のもっと有効な使い方はないのか、と誰もが思うでしょう。
もし本当に現金の有効な使い道が現在のところはないというのなら、将来に備えて保有しておくべきだ、と誰もが思うでしょう。
なぜ誰もがそう思うかと言えば、東京証券取引所市場第二部への市場変更と業績の拡大とは何の関係もないからです。
東京証券取引所市場第二部への「市場変更記念配当」というのも考え方としてはほとんど同じだと思います。
なぜ配当を多く支払うようにするのかと言えば、業績が拡大して利益剰余金が増加した、という流れが基本的にはあるからなわけです。
業績が拡大していないのに配当支払いだけを増加させてしまうと、無意味に利益剰余金を減少させることになります。
上場している株式市場を変更しても利益剰余金は増加しません。
配当支払いは直接的に利益剰余金を減少させる一方、
新・本社ビルの建設は減価償却という手続きを通じて損益計算書を経て間接的に利益剰余金を減少させるという違いはありますが、
配当は支払い時に、そして新・本社ビルの建設も基本的には建設期間中に(つまり減価償却費計上時にではないという意味)、
現金を支出することには変わりありません。
新・本社ビルの減価償却費の方は、配当支払いに比べて、タックス・シールドの効果により損金算入できる分、
同じ支出額ならトータルでは現金(借方)と利益剰余金(貸方)の減少が少なくなるとは思いますが、
何も損金算入目的に新・本社ビルを建設する必要はないでしょう。
それならはじめから新・本社ビルなど建設しない方が、現金も利益剰余金も多いわけです。
既に現金の支出が済んでいる勘定科目(減価償却費が一番代表的でしょう)に関しては、目一杯損金算入した方がもちろん有利なのですが、
これから現金を支出するという場面ならば、損金算入だけを目的にわざわざ現金を支出して何かを購入することは、
かえって会社の現金と利益剰余金を減らすことになります。
損金算入云々という場面なら特に手許現金を増やしたいと言うことでしょうが、それは手許現金量だけで言えば逆効果です。
損金算入目当てに無理に何かを買うより、ある意味素直に法人税を支払った方が手許現金は多くなります。
というわけで、若干話がわき道にそれてしまいましたが、乱暴に言えば会計上は利益剰余金の増加のみが現金の使途の増加です。
「市場変更記念配当」を実施することは、再び新・本社ビルを建設することと同じくらい、
経営上は現金の無駄遣いとか言いようがなく、会計上も利益剰余金の使途に根拠がない、と言わざるを得ないことかと思います。
2013年8月25日(日)日本経済新聞
マイクロソフト 復活へ人心一新 IT、世代交代進む モバイルの風 背中押す
(記事)
Aug. 23, 2013
Microsoft Corporation
Microsoft CEO Steve Ballmer to
retire within 12
months
ttp://www.microsoft.com/en-us/news/press/2013/aug13/08-23AnnouncementPR.aspx
Aug. 23, 2013
From Steve Ballmer to all employees email
Moving
forward
ttp://www.microsoft.com/en-us/news/press/2013/aug13/08-23StatementPR.aspx
【コメント】
マイクロソフトのスティーブ・バルマー氏が12ヶ月以内にCEOを退任することを考えているとのことです。
マイクロソフトは今後、後任のCEO探しを行うようです。
実際に退任するのはまだ先のことですから、この件については今後追々コメントしていきたいと思います。
今日はスティーブ・バルマー氏から全従業員に宛てた手紙の中から、
マイクロソフトの成長について書いてある第4パラグラフを引用して訳したいと思います。
>I am proud of what we have achieved. We have grown from $7.5 million
to nearly $78 billion since I joined Microsoft,
>and we have grown from
employing just over 30 people to almost 100,000. I feel good about playing a
role in that success
>and having committed 100 percent emotionally all the
way. We have more than 1 billion users and earn a great profit for
>our
shareholders. We have delivered more profit and cash return to shareholders than
virtually any other company in history.
【参謀意訳】
私はマイクロソフトが成し遂げてきた実績に誇りを持っている。
私がマイクロソフトに入社して以来、売上高は750万ドルから約780億ドルへと拡大し、従業員はたった30人強からほぼ10万人へと増加した。
そのような成功に関して一定の役割を果たしていることを私はうれしく思っているし、
どのような時でも100パーセントの気持ちを込めて仕事に取り組んできたことに満足している。
マイクロソフトには10億人を超えるユーザーがいて、株主のため多くの利益を稼ぎ出している。
マイクロソフトは事実上、歴史上の他の全ての企業よりも多くの利益と現金を株主に還元してきているのだ。
「ローマは一日にしてならず(Rome was not built in a
day.)」と言います。
マイクロソフトもまた、一日にしてはならなかったのでしょう。