2013年7月13日(土)



2013年7月13日(土)日本経済新聞
東証と大証、現物株16日統合 売買に厚み、利便性増す 上場3400社、世界3位に
大証、134年で幕 現物株取引
きょうのことば
日本取引所グループ 総合取引所への転換視野
(記事)



 

2013年7月13日(土)日本経済新聞
制度信用銘柄に追加 東証、市場統合で1236社
東証単独上場からも120銘柄
(記事)



 

2013年7月13日(土)日本経済新聞
大証銘柄の値動き堅調 現物株の取引最終日 個人の資金流入 東証と統合、活発化を期待
大証修正平均 最終日222円高
(記事)

 

 



【コメント】
地方の証券取引所は株式の売買が電子データ化される前の時代の名残というだけです。
今は、お近くの証券会社のカウンターでも、ネット証券を使って家にいながらでも、
日本中のどの証券取引所に上場している株式も自由に売買できるわけです。
現代では、地方の証券取引所というのは本当に全く存在意義がないわけです。
究極的には、通常の株式市場も新興企業向け株式市場も全て含めて、証券取引所は日本にただ一つのみで必要十分であるわけです。
通常の株式市場でも新興企業向け株式市場でも、株式を広く社会一般で売買していることには変わりはないわけです。
通常の株式市場と新興企業向け株式市場とは何か市場としての性質が異なるなどということは一切ありません。
証券取引所は日本にただ一つのみ、これが結論だと思います。


大証前史 歴史・沿革
ttp://www.ose.or.jp/profile/757

東証の歴史
ttp://www.tse.or.jp/about/history/floor/index.html


それにしても、記事や公式ホームページには、大阪株式取引所が株式の取引を開始したのが1879年、と書かれています。
また、東京株式取引所の設立も1878年、と書かれていまして、両取引所はほぼ同じ様な歴史を辿っているように思えますが、
これらは全部間違いです。
旧商法の施行は1899年(明治32年)です。
日本ではこの年になって初めていわゆる法人設立(登記その他)が可能になったのです。
それまでは日本には株式会社自体なかったわけです。
日本に株式会社という制度が1899年になって初めて導入され、
それからしばらくの時間が経ってやっとごく一部の当時の大企業が株式の上場を行ったわけです。
証券取引所の公式ホームページにこう書かれてしまうともうどうしようもないわけですが、
日本において、証券取引所における株式の売買が開始された(株式市場が整備されて株式が上場されて取引が開始された)のは、
正確には分かりませんが、おそらく1926年(昭和元年、大正15年)前後のことだと思います。