2013年7月6日(土)
リビング扇風機
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【コメント】
昨年の秋、押入れに収納しようとして扇風機を壊してしまいましたので、本日コメリまで行きまして扇風機を買ってきました。
コメリのプラベート・ブランドである「コメリ・セレクト」の商品として販売されている扇風機です。
押しボタン式、リモコン式、フルリモコン式など、3種類ほどあったのですが、
普通に使えればいいやと思っていましたので、一番安い押しボタン式の扇風機を買ってきました。
価格は税込みで1,980円でした。
3時間でオフになるタイマー付で、風量も3段階に切り替えることができる、という極めて標準的な扇風機かと思います。
包装も極めてシンプルです。
特別な商品というわけでもありませんので、皆さんの家のお近くのコメリに行けば普通に売っているかと思います。
別にコメリから宣伝を頼まれたわけではないのですが、扇風機を購入していて昔のことを思い出しましたので書いているところです。
大学に入学して一人暮らしを始めたわけですが、近頃のアパートはほとんど全ての部屋にクーラーは付いているのかもしれませんが、
私が入学した頃は、クーラーが付いていないアパートもありました。
私が借りましたアパートもクーラーが付いていなかったため、ちょうど今の時期だったと思いますが、
大学の帰り道、最寄り駅の近くの小規模な家電屋さんで扇風機を買いました。
今日買った扇風機とほとんど同じような普通の扇風機で、価格も2,000円くらいでしたでしょうか。
普通の扇風機なので非常に重いということはなかったので、配達はお願いせず、お店から歩いて持って帰りました。
今日も実はコメリまでは歩いて行きまして、扇風機を持ち帰るには少し距離はあったのですが、
歩いて持ち帰りながら当時のことを懐かしく思い出したところでした。
当時、私はアパートで扇風機を付けながら勉強したものです。
私の周りには、勉強は大学受験までで終わり、という人も多かったのですが、大学に入学してすぐの頃は私は学者を目指していましたから、
世間一般の大学生に比べれば、人並み以上に勉強を続けたのは間違いないと思います。
大学に入学してすぐの4月ころと言いますと、サークルだ新歓コンパだと大学のキャンパスは盛り上がっていたのですが、
今後どれくらい勉強が忙しくなるか全く分からなかったので、私はサークルには入りませんでした。
ただ色々と思うところがありまして、後期になって極短期間の間だけでしたがテニスサークルに入りました。
といってもテニスはほとんどしておらず、飲み会に少し参加しただけで「へえ、サークルってこんな感じなのか」という経験をした後は、
すぐにサークルはやめました(正確に言えば、私はあまり付き合いがよくなかったものですから自然と呼ばれなくなりました)。
世間一般で思われている大学生のイメージのような、就職までのモラトリアムというような学生生活は私は送っていないと思います。
まあそんなこんなで、基本的には、高校時代までと同様、勉強が中心の大学生活だったと思います。
今から思うと信じられませんが、実は私は高校時代「模範生」で通っておりまして、
アルコール類は大学に入ってから初めて口にするようになりました。
高校時代の寮では、廊下がタバコ臭かったり、隠れて酒を飲んでいる連中もいたように思いました。
まあそれはどうでもいいのですが、話を最初に戻しますと、大学に入学して最初の夏の暑い時、
扇風機を付けながら勉強をしていたわけですが、扇風機を付けていても暑いのは暑いわけです。
文字通り汗をかきながら勉強していたわけです。
それで、本当にのどが渇いてしまいますので、夜に勉強が一段落した時には、
アパート近くの日用品も売っている小さな酒屋さんに行ってビールを一缶買って飲みました。
今と違い、発泡酒も第3のビールもない時代です。
今でも覚えているくらい、その時に飲んだビールはおいしいなと感じました。
ビールの宣伝ではありませんが、のどごしがよくて、「ビールってこんなにおいしいのか」と思いました。
汗をだらだらかきながら勉強し、水分補給もろくにしていないまま暑い夏の夜に飲むビールというのは、本当においしいなと思いました。
今の時代のように、クーラーの効いた部屋で、こまめにジュースなどを飲んでいる状態で、
夜にビールを飲んでも、あのおいしさは感じられないと思います。
まあそんなこんなで、私としては、その時々で、「とにかく今はこれを勉強するしかない」、と言って、
自分が今しなければならない勉強をやってこれたのかなと思っています。
世の中の人から私のことがどう見えるかは知りませんが、今から思うとそういった意味ではあまり恵まれた環境ではなかったのかもしれません。
でも、扇風機を付けて文字通り汗をかきながら勉強した日々が間違いなく、私を強く賢くしたのは間違いないわけです。
世の中の人が考えていることとは全く違う意味において、恵まれていたのは実は私の方だったのかもしれない、と思うくらいです。
社会からいたせりつくせりの人生を歩んできた恵まれた人は、時に致命的な判断ミスを犯してしまうことがあるように思います。
今から思うと、私は世間一般の人と同じような普通の人生は歩めないように運命付けられていたように思います。
公務員になるのは嫌だな、大企業で働くのは嫌だな、公務員や会社員になっても職場で周りの人と分かり合うのは無理な気がする、
そう私が思うようになったのは自然なことのような気がします。
まあそれで、周りの人から見ると非常に特殊な人生を歩んできたわけですが。
今振り返ってみると、公務員になったからと言って必ず幸せになれるとは限らず、大企業で働いても必ず幸せになれるとは限らない、
という漠然とした気持ちは一部当たっている面があるように思います。
人生を豊かなものにするのは、金ではなく、世の中や社会に対する理解なのではないか、という思いは今でも私の中で非常に強いわけです。
経営管理学や会計を学んできたことはやはり正しかった、そう思います。
世の人々は大企業で働きたいと言います。
経営や会計や仕事のことも全く分からないのにか、そう周りの人々に対し思ったことが私にはあります。
「この企業は実際には何をしている会社かは良く分からない。自分が入社してどんな仕事をするのかも全く分からない。
でもまあ有名な大企業だから大丈夫だろう。」
そう言って入社していくことほど恐ろしいことはないように私には思えました。
確かに有名な大企業ではあれば一生安泰でしょう。
でも、一生何の仕事をしたか良く分からない人生を歩むことになるかもしれない。
定年退職まで38年間、このような仕事をやっていきたいという見通しがないままに入社することは、
自分にとって危険なことであるようにすら思えました。
まあ、そうは言っても、「ではどうすればいいのか?」、と言われても私としても何も言えないわけでして、
結婚その他のことを考えれば、結局公務員や大企業がいいのではないか、というようなアドバイスになってしまうわけですが。
実は私はある意味中学時代から結婚する気はあまりありませんでした。
だから他の人とは全然違う人生を歩み始めることができたという面もあると思います。
まあ、私の人生は子供の頃から本当に特殊ですから、人生に対する私の考え方はあまり他の人の参考にならないかもしれません。
ただ、「中学高校時代は一生懸命に受験勉強を頑張らなければならない」というアドバイスだけは絶対に間違ってはいませんが。
まあそういうわけで、コメリまで歩いて扇風機を買いに行って昔を思い出しましたので、今日は私の人生論になりました。
「『社会や世の中は間違っている』と言ったら負けですよ(=勉強するしかないぞ)」、とアドバイスをして今日は終わりたいと思います。