2013年6月5日(水)



2013年6月5日(水)日本経済新聞
薬ネット販売 解禁へ 大衆薬、原則全て 高リスク25品目、扱い焦点
(記事)



 


【コメント】
当然のことかと思います。
そもそも、薬ネット販売を禁止する方がおかしいわけして。

このことに関連して、当時、日本薬剤師会からの要望で云々と言われていたかと思いますが、
今から思うとあれも少しおかしくて、薬剤師はそれこそ処方箋を薬局で取り扱うことを職務としているということかと思いますので、
いわゆる市販薬は処方箋なしで購入できるわけですから、市販薬に薬剤師ははじめから全く関係がないのではないか、と思います。
市販薬やネット通販と、薬剤師とは最初から全く関係がなかったのではないか、という気がします。
日本薬剤師会が当時悪者のように言われていましたが、よく考えてみましたら、
薬ネット販売を禁止しても日本薬剤師会や薬剤師には何のメリットもなかったと思います。
現にこの4年ほどの間、日本薬剤師会や薬剤師にとって何か良い事はあったのでしょうか。
日本薬剤師会は薬のネット販売を禁止するためのだしに使われただけだったのではないだろうか、という気が今になってしています。

 

 

 



2013年6月5日(水)日本経済新聞
碧、プロ向け市場上場 証券会社以外が初の担当
(記事)





2013年6月5日(水)日本経済新聞
未公開株取引制度 地方企業、使いやすく 金融庁、見直しへ
(記事)



 


【コメント】
言うまでもなくどちらも詐欺ですが。


プロ投資家向け市場と言うのはまだあったんですか。
とっくに閉鎖されたのかと思っていましたが。

上場審査というと通常証券取引所が行うかと思いますが、プロ投資家向け市場とやらは上場審査すら放棄しているようです。
株式市場で売買されている株式については当証券取引所は一切内容は関知しない、というのは乱暴に過ぎる気がします。
いわゆる未公開株詐欺というのは、(上場すると偽り)株式や企業の中身に嘘をついて有価証券を販売している詐欺をいうのだと思いますが、
プロ向けであるからという理由で、株式の中身に関して誰も責任を取らないような上場というのは、未公開株詐欺と何が違うのだろうか、
という気がします。


 

 


2013年6月5日(水)日本経済新聞
ユニシス、初のCB 150億円
(記事)



 

2013年6月4日
日本ユニシス株式会社
2016年満期ユーロ円建転換社債型新株予約権付社債の発行条件等の決定に関するお知らせ
ttp://www.unisys.co.jp/news/nr_130604_corporate_bond_2.pdf

 


2013年6月4日
日本ユニシス株式会社
2016年満期ユーロ円建転換社債型新株予約権付社債発行に関するお知らせ
ttp://www.unisys.co.jp/news/nr_130604_corporate_bond.pdf

 

 



【コメント】
平成25年6月4日の東京証券取引所における株価(終値)が906円であるのに対し、
転換価額は1,114 円であるとのことです。
転換価額は株価よりも22.95%も高く設定されています。
転換社債購入者が有利な条件で株式を取得することを前提にはしていませんので、問題のない社債かと思います。

 

ただ、一つ気になったのはこの部分です。

>2.社債に関する事項
>(1) 払込金額 本社債額面金額の101.5%
>(2) 募集価格(発行価格) 本社債額面金額の104.0%

 募集価格(発行価格)と払込金額との差額は証券会社の手数料相当分ということで問題ないと思いますが、
払込金額は社債額面金額の101.5%というのはどういった意味があるのでしょうか。
払込金額は社債額面金額の100.0%だとしても特段おかしくはないような気もしますが。
払込金額と社債額面金額との差額は償却原価法によるのかもしれませんが、1.5%にどれだけの意味があるのかは良く分かりません。
転換社債が転換されない場合は、”2016年6月20日(償還期限)に本社債の額面金額の100%で償還する”、と書かれています。
また、仮に転換される場合も、”新株予約権の行使に際して出資される財産の価額は本社債の額面金額と同額とする”と書かれています。
この転換社債購入者にとっては、株式に転換される場合もそのまま償還される場合も、社債は額面金額がベースとなる取扱いを受けるようです。
つまり、証券会社に支払う手数料相当分2.5%分はやむを得ないにしても、
払込金額と社債額面金額との差額1.5%分は何か丸々損をしているような感じがします。
”本社債には利息は付さない”という条件もさらに加わることを考えますと、
「マイナスの利息」が付いている社債というと少し違うかもしれませんが、イメージとしてはそれに近いと思います。
証券会社に支払う手数料相当分を除いて考えたとしても、
償還される場合でも払い込んだ分の元本すら全額は返ってこない、
株式に転換される場合でも本来支払った金額よりも1.5%分少ない払い込み金額となってしまう、
ということで、巷によくある転換社債とは正反対に、発行者側に非常に有利、購入者側に非常に不利な転換社債だなと思いました。