2013年2月21日(木)



トリドール/米国の日本食レストラン企業を買収

トリドールは2月21日、外食企業Dream Dining Corporation(DDC)の全株式を取得しグループ会社化すると発表した。
DDC社は、アメリカでジャパニーズ・カジュアルダイニング業態「Tokyo Table」を、
香港でジャパニーズ・テイクアウトランチ業態「Tokyo Bento」を運営している。
両業態をブラッシュアップし、「Tokyo Bento」を日本食のファーストフード業態として
2022年末までの北米を中心とした全世界1000店舗展開、
「Tokyo Table」を日本食のカジュアルダイニング業態として世界主要都市100店舗展開を目指す。
DDC社は、アメリカの有名カジュアルダイニングを日本初上陸させた江村哲也氏(同社代表取締役会長)が、
アメリカ・ハワイで立ち上げた会社で、北米における店舗運営の実績・ノウハウを有している。
DDC社の子会社化により、両社による相乗効果を発揮でき、北米市場での事業拡大が図れるものと判断した。
今後、グループの持つ業態開発力と展開力に、数多くの外食チェーンを生み出してきたアメリカにおいて培われた
同氏の経験を付加することで、世界に通用する日本食ブランドの創出を目指すという。
(流通ニュース 2013年02月21日)
ttp://ryutsuu.biz/abroad/f022110.html

 

 



2013年2月21日
株式会社トリドール
アメリカ外食企業のグループ会社化で合意
ttp://www.toridoll.com/ir/pdf/us130221.pdf

 

 

2013年2月21日
株式会社トリドール
子会社の異動(取得)に関するお知らせ
ttp://www.toridoll.com/ir/pdf/130221ko.pdf

 

 


3.異動する子会社の概要
(1/3ページ)

 

 

 



【コメント】
こ、これは・・・。
まずは、「それで、DDCの飯はもう食った?」と既存株主には聞きたいと思います。

「霞を食うならぬ架空を食うでなければよいが・・・」




【マンガ】日本経済入門 Part2 石ノ森章太郎 著 (日本経済新聞社)
「事前にいろいろ調べさせてもらわなければなりません」
(82ページ)


「米国で日本食カジュアルレストラン店(Tokyo Table)を展開し、香港ではTake Away弁当店(Tokyo Bento)を展開している
Dream Dining Corporation というベンチャー企業がカリフォルニアにあるんですが出資しませんか?
将来はナスダックに上場を考えているんですが。」

と言われたら、丁重に「まずもって心得存じ候」(ああそうですか、考えておきます。)と返答するのみがよいでしょう。
「まずは、お店見せてもらっていいですか?あと、そこで飯も食ってみたいんですが。それから返答したいんですが。」と言いましょう。
現地に一度も赴くことなく、詳しい内容を見ずに出資をするなど、
「インドネシアのエビの養殖事業に投資しませんか」という詐欺に騙されることと全く同じです。


結婚のデュー・ディリジェンスはもう後には引けないデュー・ディリジェンス。
M&Aのデュー・ディリジェンスは気に食わなければ手を引いていいデュー・ディリジェンス。


男女の結婚であれば、食う分食って食い逃げのような形で「結婚はできない」では困りますが、
ビジネスのM&Aであれば、企業が提供している製品やサービスを十分に見てから出資するかどうかを決めても何の問題もありません。
企業が提供している製品やサービスに問題があるようであれば、出資話からは手を引いても全然構わないのです。
言葉遊びのようになってしまいますが、これも「リアル・オプション」ではないでしょうか。

 

 


「知識は収益逓減の法則に従わない唯一の生産手段である。 ―J.M:クラーク」
(157ぺージ)


「知力を以て天下を治める」



 

 

「非情な競争によってのみ、経済は成長する。」
(156ページ)



人間も同じです。

 

 

 

「裸の花嫁」
(5ページ)



男と女の関係ってのは、結婚してたらふく飯食わせるか、そのまま消えるか、どちらかしかないんだぜ。