2013年2月11日(月)
産業競争力強化の視点 上 生産性引き上げが不可欠
製造業、国内回帰促せ 規制改革や技術革新カギ
ポイント
○金融緩和や円安だけで需要不足解消は困難
○省庁が実質的に担う成長戦略には課題多い
○日本の製造業は賃下げで競争力をほぼ解消
(記事)
2013年2月8日(金)日本経済新聞 経済教室
元橋 一之 東京大学教授
産業競争力強化の視点 中 戦略の即応性・柔軟性カギ
自前主義偏重避けよ 非中核事業、他社と連携を
ポイント
○企業内の暗黙知に基づく技術の優位性低下
○戦略に合わせ中核と非中核事業を切り分け
○官民リスク分担へ公的機関は過度な支援を
(記事)
2013年2月11日(月)日本経済新聞 経済教室
野間口 有 産業技術総合研究所理事長
産業競争力強化の視点 下 顧客志向のものづくりを
国内拠点、高度化カギ 国際標準の活用、戦略的に
ポイント
○大学や公的研究機関と連携した経営重要に
○国内外拠点間の知的情報の円滑な流れ大切
○国際標準への対処などドイツに学ぶ点多い
(記事)
2013年2月11日(月)日本経済新聞 きん言
「電子債権の普及は企業の資金繰りを支え、日本経済を活性化する起爆剤になる」
(記事)
2013年2月10日(日)日本経済新聞
新日鉄住金、財務改善急ぐ 保有株1500億円売却 持ち合いなど
(記事)
2013年2月11日(月)日本経済新聞
中国鉄鋼、設備過剰 重く 主要23社の昨年、赤字4300億円 地方政府、解決先送り
(記事)
2013年2月11日(月)日本経済新聞 公告
株式分割に関する基準日設定公告
株式会社レディ薬局
(記事)
2013年2月11日(月)日本経済新聞
きょうのことば 為替差益
海外資産の評価にも影響
(記事)
【コメント】
記事の数値が正しいのかどうかは分かりませんが、円安になり業績が回復傾向にあるとの記事です。
マクロ的な視点で言えば、円安の方が多くの日本企業にとって有利であるのは確かでしょう。
ただ、会計上は少し注意点があります。
損益計算書の為替差損及び為替差益には、
決済を行って実現した為替差損益と、資産・負債の単なる時価評価に過ぎない為替差損益の両方が足し算された形で載っています。
損益計算書には、実現した利益や損益のみを計上すべきだと思います。
また、資産・負債の単なる時価評価にしても、親会社自身が保有している外貨建ての資産・負債は損益計算書の為替差損及び為替差益、
子会社が保有している外貨建ての資産・負債は為替換算調整勘定という形で純資産直入となっているのもおかしいと思います。
親会社における外貨建て取引だろうが子会社における外貨建て取引だろうが、
決済を行って実現した為替差損及び為替差益に関しては全て損益計算書に計上、
資産・負債の単なる時価評価に関しては全て為替換算調整勘定という形で純資産直入にて処理、
というふうに会計処理を行っていくべきではないでしょうか。
2013年2月11日(月)日本経済新聞 アジア 拓く人
中国 アリババ集団会長 馬
雲(ジャック・マー)氏(48)
後継育成、CEO退任で賭け
(記事)
【コメント】
アリババ・グループでの取引額は中国の小売総額の5%に相当する規模、というのはあり得ないでしょう。
正確な統計があるのかどうかは知りませんが、
アリババ・グループでの取引額は中国の小売総額の0.1%も占めないでしょう。
2013年2月4日(月)日本経済新聞 アジア 拓く人
中国 海爾集団CEO 張 瑞敏氏(64)
能力主義 経営の哲学に
(記事)
【コメント】
海爾集団CEOの張瑞敏氏は、漫画「島耕作」に出てくる「孫鋭」のモデルと言われています(顔は全然似ていませんが)。
海爾集団が出発集団のモデルと言われています。
下に紹介しています著作権に関する記事に弘兼憲史氏が出ていますので紹介します。
2013年2月4日(月)日本経済新聞 法務 Insight Inside
著作隣接権
求める出版界 電子書籍普及で「海賊版対策に有効」 漫画家・印刷業界は異論
キーワード 著作隣接権
▲放送・音楽は確立 ■企業の投資回収に貢献 ■コンテンツ流通に障害も
(記事)
【コメント】
法律の話をすれば、民法が基本法、著作権法が著作権に関する特別法、という位置付けなのでしょう。
作家と出版社とは出版契約を結ぶのですが、その時は著作権法に基づいて契約を行っていくのでしょう。
さて、著作隣接権は、現在出版社には認められていないとのことです。
違法コピー対策と言うことで、出版社にも著作隣接権を認めるべきだ、という内容の記事です。
著作権法に関する詳しいことは分かりませんが、手元の教科書を見ますとこう書いてあります。
>著作隣接権とは、実演家(俳優・歌手・演出家等)、レコード製作者、有線放送事業者に認められた権利である。
>これらの者は著作物の創作者ではないが、創作に準ずる重要な著作物を伝達するという役割を担っているため、
>著作権に隣接するとして保護される。
これを読む限りは、著作隣接権は、出版社だけでなく、作家にも認められていません。
というより、テレビや映画や音楽と異なり、本の場合は、「著作物を伝達するという行為」そのものがないのではないでしょうか。
テレビドラマの場合は、俳優や放送局がないと著作物をそもそも伝達できません。
映画の場合も、俳優や映画配給会社がないと著作物をそもそも伝達できません。
音楽の場合も、歌手や楽器演奏者やレコード会社がないと著作物をそもそも伝達できません。
しかし、本の場合は、著作物=本そのもの、であるわけですから、本に関しては、著作物を伝達するという概念がないと思います。
ですから、本に関しては、出版社には著作隣接権は認められていませんしもっと言えば概念上もない、ということだと思います。
また、作家はまさに「著作者」です。
作家に関しては、著作隣接権というより、「著作者の権利(著作者人格権と著作財産権)」があると思います。
【コメント】
Book Value Per Share is the only fair stock price.
Market
Price is not a fair stock price.
(1株当たりの簿価が唯一の公正な株式の価値です。市場価格は公正な株式の価値ではありません。)
【ジュネーブ=原克彦】ローマ法王庁(バチカン)は11日、ローマ法王ベネディクト16世(85)が28日に退位すると発表した。
ロイター通信などによると法王自身が声明を出しており、高齢による健康状態の悪化が理由としている。
ローマ法王が退位するのは異例で、近代では前例がないとされる。
バチカンは3月に法王選挙会(コンクラーベ)を実施し、後継の決定を急ぐ。後継が決まるまで法王の座は空席になる。
ローマ法王ベネディクト16世(ヨゼフ・ラツィンガー)はドイツ出身で、62年に35歳の若さで第2バチカン公会議に参加して注目を集めた。
2005年に265代ローマ法王に就任した。
バチカンのサンピエトロ大聖堂でミサを執り行うローマ法王ベネディクト16世(2012年12月)=AP
(日本経済新聞 2013/2/11 20:56)
ローマ法王、2月28日辞任へ 枢機卿会議で表明
【ローマ=共同】ANSA通信によると、ローマ法王ベネディクト16世(85)が11日、2月28日をもって法王を辞任すると表明した。
枢機卿会議で明らかにした。
ロイター通信などによると、法王は11日、辞任の理由として高齢を挙げ、枢機卿会議で後任を決めるための
法王選挙(コンクラーベ)開催を要請した。
前法王ヨハネ・パウロ2世の後を受け、2005年4月、法王に選出された。先代法王に続き、生命や家族の重要さを説き、保守的立場を貫いた。
(日本経済新聞 2013/2/11
20:21)
ttp://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1101C_R10C13A2000000/
ローマ法王ベネディクト16世の略歴
ベネディクト16世 第265代ローマ法王。ドイツ人。27年ドイツのバイエルン州マルクトル生まれ。
ミュンヘン大などで哲学と神学を学び、51年司祭に叙階。ボン、レーゲンスブルクなどの大学教授として教義と神学を教えた後、
77年ミュンヘン・フライジング大司教。同年枢機卿。81年法王庁教理省長官。02年首席枢機卿。
05年4月19日、法王に選出された。(ローマ=共同)
(日本経済新聞 2013/2/11
20:55)
ttp://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1101D_R10C13A2000000/
【ローマ共同】ローマ法王庁(バチカン)報道官は11日、ローマ法王ベネディクト16世(85)が高齢のため
2月28日をもって退位すると発表した。バチカンのメディアによると、法王は11日、枢機卿会議で、
重責を果たせないと感じたため引退を決めた、と述べた。
法王は前法王ヨハネ・パウロ2世の後を受け、2005年4月、法王に選出された。先代法王に続き、生命や家族の重要さを説き、
保守的立場を貫いた。法王庁(バチカン)報道官によると、法王の辞任は約600年ぶり。
法王は「体力的、心理的、精神的に務めが果たせなくなると辞任する権利と責任がある」と述べていた。
ローマ法王ベネディクト16世(ロイター=共同)
(共同通信 2013/02/11
21:49)
ttp://www.47news.jp/CN/201302/CN2013021101001736.html
【コメント】
さてと、
というのは冗談です。