2012年12月14日(金)
ニュースやブログ、ソーシャルメディアを組み合わせた米国のニュースサイト
「ザ・ハフィントン・ポスト」(The Huffington Post)の日本版開設に
ザ・ハフィントン・ポスト・メディアグループと朝日新聞社が合意し、14日、そろって発表した。
日本版を運営する合弁会社を両者で設立し、来春のスタートを目指す。
ザ・ハフィントン・ポスト(ハフポスト)は2005年に米国で創設された。ニュース、ブログをベースに、
ユーザーが意見を交換する参加型コミュニティーとなっているのが最大の特徴。月に4600万人の利用者が
800万件以上のコメントを寄せる米国最大級のニュースサイトとなっている。
現在は英国、カナダ、フランス、スペイン、イタリアの各国版もあり、寄稿するブロガーは世界中で4万人以上。
各界の専門家、政治家、セレブリティー、学生らが幅広いテーマで書き込んでいる。
《ハフポストの創設者で、チェアマン・プレジデント兼編集長であるアリアナ・ハフィントン氏の話》
我々が手がけているコミュニケーションの輪は、グローバルに広がり続けています。そこに加わる日本のユーザーのみなさまから、
たくさんのご意見をお寄せいただき、それを発信することが、我々の使命だと考えています。
《朝日新聞社の吉田慎一編集・国際担当の話》 ウェブ上で発信されるオピニオンやブログは定着し、さらに増え続けています。
新しいニーズに応え、ハフポストとともに、今までにないオピニオンフォーラムをつくります。
(朝日新聞 2012年12月14日15時4分)
ttp://www.asahi.com/national/update/1214/TKY201212140373.html
米AOL傘下の米The Huffington Post Media Groupと朝日新聞社は12月14日、
ブログメディア「The
Huffington
Post」の日本版を来春にも開設すると発表した。
日本版を運営する合弁会社を日本国内に設立。来春のサービス開始を目指す。ニュースに基づき、専門家やユーザーが
活発に意見を交わす新しい形のフォーラムにし、「ネットのソーシャル特性を生かして、言論空間の場を広げていく」としている。
The
Huffington
Postは、現編集長のアリアナ・ハフィントン氏が2005年に立ち上げたリベラルなニュースブログサイト。
政治、医療、教育、ライフスタイルなど多岐にわたるテーマをハフィントン氏をはじめとする著名ブロガーが扱うほか、
バラク・オバマ米大統領や米Googleのラリー・ペイジ氏、俳優のジョージ・クルーニー氏など多様な著名人が寄稿しており、
寄稿ブロガーは4万人、月間利用者数は4600万人近いという。
今年4月にはブログメディアとして初めて、掲載記事がピューリッツァー賞を受賞するなど、影響力も大きい。
Huffington
Postは、英国、カナダ、フランスなどに進出しているが、アジア圏は初進出。ハフィントン氏は日本版開設について、
「我々が手がけているコミュニケーションの輪は、グローバルに広がり続けています。そこに加わる日本のユーザーのみなさまから、
たくさんのご意見をお寄せいただき、それを発信することが、我々の使命だと考えています」とコメントしている。
朝日新聞社の吉田慎一編集・国際担当は「Web上で発信されるオピニオンやブログは定着し、さらに増え続けています。
新しいニーズに応え、ハフポストとともに、今までにないオピニオンフォーラムをつくります」とコメントを寄せている。
(ITmedia 2012年12月14日
16時28分 更新)
ttp://www.itmedia.co.jp/news/articles/1212/14/news099.html
アゴラ
ttp://agora-web.jp/
ブロガーが半ばボランティアで記事を投稿するというだけならそれはそれでよいと思うのですが、
朝日新聞社としては何らかの収益源にしたいというような考えがあるのなら、
一部の優良記事は有料記事とするようなことも考える必要があるのかもしれません。
ただ、アゴラは基本的には無料のサイトのようです。
一部のみ「有料メールマガジン」となっているようです。
ブロガーからの投稿記事サイトというだけですと、Huffington
Post紙の日本語版はアゴラと直接的に競合するわけです。
Huffington
Post紙の日本語版はアゴラとの差別化を考えていかねばならないと思います。