2012年12月5日(水)
2012年12月5日(水)日本経済新聞
アサヒ、カルピス買収生かす 冷蔵飲料を共同開発
(記事)
2012年12月5日(水)日本経済新聞
JFE・IHI 造船事業1月統合決定 中国承認 3ヵ月遅れ、影響大きく
(記事)
2012年12月5日(水)日本経済新聞
ソニー15年3月期 自己資本比率40%目標 業績回復とCB転換で
(記事)
2012年12月5日(水)日本経済新聞
ブラザーがニッセイ子会社化
(記事)
2012年12月5日(水)日本経済新聞 公告
中国人民保険集団股イ分有限公司H株式発行価格等の決定に関するお知らせ
売出価格等の決定に関するお知らせ
イー・ギャランティ株式会社
(記事)
2012年12月5日(水)日本経済新聞 公告
公開買付開始公告についてのお知らせ
ブラザー工業株式会社
発行価格等の決定に関するお知らせ
平和不動産リート投資法人
発行価格等の決定に関するお知らせ
株式会社Paltac
(記事)
2012年12月5日(水)日本経済新聞
新規上場株の横顔
全国保証(7164) 住宅ローン保証が柱
ショッピン(3179) 希少商品、ネットで売買
<新規上場承認>
◇東証2部◇
トーエル
(記事)
【毎日上場する企業を決めている人からのコメント】
アホな投資家が騙されていくのを見るのが楽しくてたまらない。
2012年12月5日(水)日本経済新聞
東工取が完全子会社化 商品清算機構
(記事)
【コメント】
東京工業品取引所では、工業品の売買を行う市場(売る人と買う人が出会う場所)は東京工業品取引所自身が提供していますが、
売買代金の決済は日本商品清算機構が担っているようです。
そしてこのたび東京工業品取引所は日本商品清算機構を完全子会社化するとのことです。
私の理解が正しいなら、この資本関係はいわゆる証券取引所とは正反対、ということになるかと思います。
証券取引所では、証券の売買を行う市場(売る人と買う人が出会う場所)は証券取引所自身が提供していますが、
売買代金の決済は証券会社が担っているわけです。
そして証券取引所は証券会社の出資により設立されているわけです。
東京工業品取引所は、東京工業品取引所が出資者、決済業務を行う会社は東京工業品取引所により所有されている、
証券取引所は、決済業務を行う証券会社が出資者、証券取引所は証券会社により所有されている、
という関係になっているわけです。
売買を行う市場を提供している法人とその決済を行う機能を提供している法人とどちらが偉い(上位)のかは分かりませんし、
そもそもどちらの業務も売買に必要不可欠なのですから一体不可分とも言えるわけですが、
工業品の取引・決済所と証券の取引・決済所で出資関係が正反対なのは興味深いなと思いました。
【コメント】
2012年10月26日
佐世保重工業株式会社
固定資産の譲渡および特別利益の計上に関するお知らせ
ttp://www.ssk-sasebo.co.jp/ssk/jp/ir/news/pdf/121026.pdf
物件引渡日 平成24 年9月26 日の佐世保重工業の仕訳
(現金預金) 433百万円 / (土地) 10百万円
(土地売却益) 423百万円
(支払仲介手数料) 14百万 (現金預金) 14百万円
技術企業白書2007
21世紀の企業と技術者 技術者が輝く企業・研究機関
東京工業大学・工学博士
松澤昭教授に訊く
「グローバルな戦いに挑む技術系企業 技術者を生かす環境作りが競争力強化に」
(Tech-On!)
ttp://techon.nikkeibp.co.jp/NEAD/special/corporate/outline.html
>── 「即戦力」となる技術者を求めている企業が多いようですが。
>松澤氏 問題解決のための知識が豊富にあり、それを活用できる力も備えている人が即戦力となるのだと思います。特に、前者が重要です。
> 例えば英国の大学では、工学部でも物理や数学といった理学系の講義が中心で、
>応用力は実際に世に出てから学んでいけばよいという考えが強いようです。
>つまり、世の中の変化に影響されない、普遍的であり論理的な思考を大学で鍛えるわけです。
大学での研究ばかりしていて頭でっかちでは社会に出てから通用しないのは確かでしょう。
ただ、同時に、「世の中の変化に影響されない、普遍的であり論理的な思考」というのも大切だと思います。
むしろ、「世の中の変化に影響されない、普遍的であり論理的な思考」から新しい発想が生まれたり応用する能力が発揮されたりすると思います。
>応用のみだと、特定の分野のノウハウを獲得するだけで終ってしまう。
>実際に問題にぶつかる経験をしてみて、その中で問題解決に欠かせない物理や数学の理論といった本質的な部分を学んでいく。
>そうした流れのほうが大切だと思っています。
松澤昭教授の主張は一貫しているように思います。
とにかく基礎体力たる「基礎知識」が何より大切だ、と繰り返しています。
まずは本質的な基礎知識を学ぶ、そして次にその基礎知識を応用していく、これが大切だと松澤昭教授は主張しています。
技術企業白書2007
21世紀の企業と技術者 技術者が輝く企業・研究機関
工学博士 嶋正利氏に訊く
「真の技術立国、日本を支える新たな創造 様々な知識を融合し新技術へと応用できる人材の育成が課題」
(Tech-On!)
ttp://techon.nikkeibp.co.jp/NEAD/special/corporate/outline_2.html
>オーソドックスで基本的なプロセスを無視する技術者が増えた気がします。
>解決困難な問題に直面したときに助けてくれるのは、専門分野についての既存技術ではなく、異分野の技術であり考え方なのです。
>良いアイデアほど理解者は少なく、最初は無視され、低い評価しか得られないのが普通です。
>── 日本の将来を担う技術者に対してアドバイスはありますか。
>若い時期に養成すべき能力は、考え出す力(知恵)、挑戦する力、聞き出す力、説明する力、判断する力、実行する力です。
>それが問題を発見する力と本質を見抜く力につながり、創造力を生むのです。
>嶋氏 開発の際には、“応用が発明を呼ぶ”という点を肝に銘じておく必要があります。
>マイクロプロセッサの開発では、ユーザーが考えている一歩先を行かないと成功しません。
>だからといって二歩先を行くと失敗します。
二歩先を行くと失敗するのは確かでしょう。物事には時機・時節と呼ばれるものがありますから。
しかし、二歩先を行くことができたのですから、他の人が自分に追い付くのを待つという戦略も取れますし、
また、技術者的・ビジネス的な成功に直接は結び付かなくても
少なくともその分野に対する大きな展望や見通し(英語で言えば
prospect)は持つことができます。
基礎知識の不足
―基本概念を教わっていない。理解していない。
「経理部で言えば」
必要な基礎知識の不足により、レベルの低下を招いていることは多い。
基礎的な概念が軽視された
基礎教育ができていない
「経理部で言えば」
応用だ実践だというが、一番大切な基本概念が分かっていない。
基礎があっての応用や実践。
大学には会計を教えられる先生が少なく、基礎教育ができていない。
技術者に必要な能力
(18/51ページ)
○重要ポイント
基礎から応用まで積み重ねが必要である。
「経理部で言えば」
大学におけるLSI研究と教育
(28/51ページ)
○重要ポイント
大学では系統的な教育が行われていない。学生は基礎知識が欠如している。
「経理部で言えば」
企業ニーズと大学の教育・研究のギャップ
(29/51ページ)
これについては、経営や会計とは直接関係ありませんが(学部や大学院で経営管理学や会計を専攻するならするでそれはそれで何の問題もないが)、
仮にこのグラフが正しいとすると、
「理系だろうが文系だろうが大学の専攻は全く関係ない」
という結論に行き着くと思います。
文系や理学系であれば職務内容と大学の専攻は関係ないということはあると思いますが、
工学系であれば職務内容と大学の専攻は非常に深い関係がある、というのが一般的な認識なのかなと思っていましたが。
何気ないグラフですが、考えようによってはこれは極めて恐ろしいグラフではないかと思います。
ある意味、大学がその存在意義を失いかねないグラフだと思います。
大学教育のあり方
(47/51ページ)
教育に対する考え方
(48/51ページ)
松澤昭教授は人材育成に力を入れているのだなと思いました。
特に「基礎知識」の習得が大切だ、という持論を持っているようです。
単にツールやソフトが使えるだけの人材ではなく、
論理的な思考能力を持った人材や知識を有機的に結合して考えることのできる力を持った人材を育てようとしていることが伝わってきました。
同時に、大学や大学院の質の低下を憂えているようです。
大学は根本的にカリキュラムの見直しが必要なのではないか、そう思っているようです。
大学教育の原点に帰って、学部の使命やあるべき姿を考えています。
会計の理解で大切なのは、「簿記(仕訳)の基礎」と「会計全体に渡る系統的・体系的な学習(理解)」なのです。
私自身の経験から言うと、大学では「会計全体に渡る系統的・体系的な教育」は行われていない(行われていなかった)ように思います。
「会計全体に渡る系統的・体系的な教育」が行われていたのは、資格の学校だったと思います(回し者ではありませんが)。