2012年11月13日(火)
カイロ(CNN)
急進派のイスラム指導者がエジプトの民間テレビ局の番組に出演し、
世界遺産にも指定されたピラミッドとスフィンクスは破壊すべきだと発言した。
発言の主はイスラム指導者のモーガン・ゴハリ氏。10日、エジプトの民間放送局ドリームTV2の番組に出演し、
もし自分たちが実権を握れば、スフィンクスとピラミッドを躊躇なく破壊するだろうと語った。
同氏はまた、自分はアフガニスタンで2001年3月に、
当時の支配勢力だったタリバーンとともにバーミヤンの大仏破壊に加わったとも公言している。
司会者はこの発言にショックを受けた様子で、「あの仏像と同じように、明日目が覚めたらスフィンクスとピラミッドが
破壊されていることになると?」と3度にわたって同じ質問を投げ掛けた。
これに対してゴハリ氏は、「シャリア(イスラム法)に従えば、偶像はすべて破壊しなければならない」
「崇拝されている、あるいは崇拝されている疑いのある偶像、地球上で1人でも崇拝者がいる偶像は、破壊する必要がある」と繰り返した。
別の出演者も「スフィンクスとピラミッドはエジプトだけのものではなく、人類にとっての遺産だ」と訴えたが、
ゴハリ氏の態度は揺るがなかった。同氏の発言を受け、「今のうちにピラミッドに行っておこう」と呼びかけるブログも登場した。
CNNのベン・ウェデマン記者は、こうした発言がテレビで流れるようになった背景について、
「熱狂の中で生まれたエジプト革命は、『パンドラの箱』のような様相を呈してきた」とし、
希望だけでなく、急進主義や大衆扇動、犯罪、無秩序、恐怖などが入り混じり、誰も元に戻す術を持たないと解説している。
(CNN.jp 2012.11.13
Tue posted at 11:44 JST)
ttp://www.cnn.co.jp/world/35024363.html
今日は「いいゴルゴの日」ですが。
"One step on mine, it's all over."
と言っています。
ゴルゴ13は、
"Wonderful stick of Golgo's, it's all ooooohhh!" (ゴルゴ13の立派なのだとみんなオオーッ!、ってなる。)
プレイボーイは、
"One stare on mildly, it's all open." (プレイボーイが優しく見つめるだけで女は心も体も開きます。)
私のコンサルティングを受けた企業からの評価は、
"One strategy of mine, it's all OK." (参謀さんの戦略一つあれば万事上手く行く。)
【コメント】
新規上場時の売り出しと増資はもう完了していたりしないよな。
2012年11月13日(火)日本経済新聞
日立「御三家」にもメス グループ2社合併へ 海外展開へ軸足
(記事)
2012年11月13日
日立金属株式会社
日立電線株式会社
日立金属株式会社および日立電線株式会社の経営統合に関する基本合意書締結に関するお知らせ
ttp://www.hitachi-metals.co.jp/ir/ir-news/20121113_2.pdf
ttp://www.hitachi-cable.co.jp/i_r/news/__icsFiles/afieldfile/2012/11/13/20121113.pdf
日立金と日立線、来年4月経営統合で基本合意
[東京 13日 ロイター] 日立製作所の子会社で、東証1部に上場する日立金属と日立電線は13日、
経営統合することで基本合意したと正式発表した。2013年4月1日付の経営統合を目指す。
統合により、材料・製品開発力を強化するとともに顧客基盤の拡大を狙う。
来年1月上旬に合併契約を締結し、2月下旬に臨時株主総会を開く予定。存続会社は日立金属で、日立電線は上場廃止となる予定。
新会社の名称や合併比率などは今後協議の上、決定する。両社合わせた売上高は2012年3月期で約9900億円。
経営資源を有効活用し、日立グループとして高機能材料分野での競争力を高める。
両社は同日午後4時半から会見する。日立金属の藤井博行社長、日立電線の高橋秀明社長が出席する。
日立金属は自動車や電機、産業インフラ向けの金属材料を手がけ、特にハイブリッド車や電気自動車の駆動モーターに使う
高性能磁石などに強みを持つ。一方、日立電線は電力会社向けの電線が主力だが、半導体向け材料の不振などで業績が悪化。
12年3月期まで4期連続の最終赤字に陥っており、13年3月期も5期連続の最終赤字を見込む。
合併で経営基盤を拡充し、収益力を改善する。
日立は09年3月期決算で巨額赤字を計上して以来、日立プラントテクノロジーや日立マクセルなど上場子会社5社を完全子会社化するなど
グループ経営の一体化を進めている。今回もその一環で、グループ再編を加速し、収益力向上を図る。
(ロイター 2012年
11月 13日 15:45
JST)
ttp://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE8AC01L20121113
【コメント】
特にコメントはありませんが、共に上場会社同士の合併ということで、合併比率は株価を基に機械的に決定していくべきだと思います。
確かに株価はマクロ経済やライバル企業の動向によって左右されたり現実とは異なる投資家の勝手な思惑で変動することもありますので
神の目から見て絶対的に正しいというわけではない面もあるかもしれませんが、それでも人間が不確実な将来予測に基づき
勝手に決めた株式の価値よりははるかに客観性や公平性や透明性がありますから、
やはり株式市場で決まっている株価が人間が認識でき得る中で一番公正と判断すべき株式の価値であると言えるでしょう。
2012年11月13日(火)日本経済新聞 一目均衡
銀行の株式保有と資本市場
(記事)
【コメント】
銀行が一般事業会社の株式を保有するとなると必然的に政府保証が付くことになるでしょう。
それは預金保護のためには避けられない事態でしょう。
政府保証なしで株式を保有するとなりますと、仮に出資した会社が倒産した場合、銀行の財務体質までも悪化します。
極端な話銀行まで倒産するとまた公的資金投入です。
そうなるくらいならはじめから政府保証付きで株式を保有した方が早いわけです。
また、銀行が株式を保有しているとなると、銀行としてはその企業を倒産させるわけにはいきませんから、
永遠と追い貸しを続けることも考えられます。
追い貸しを続ける限りその企業が倒産することはありませんし、銀行も株式評価損を避けられるからです。
そうするとその際の追い貸しにも政府保証が付くことになります。
つまるところ、銀行が一般事業会社の株式を保有するとなると、出資にも融資にも必然的に政府保証を付けざるを得ないのです。
仮に政府保証を付けないとなると、さらには銀行が倒産しても公的資金は入れないとなると、
銀行が倒産した場合、預金は保護しないといけませんから預金保険機構が銀行の替わりに預金の払戻し等に応じることになります。
預金保険機構のお金はどこから出ているかと言うと、各銀行が預金保険機構に支払っている(保険のために積み立てている)保険料です。
他の銀行が出してきたお金でその銀行の預金を保護しないといけないのです。
まっとうな融資の結果残念ながら貸倒が起きて銀行が倒産、預金保険機構が預金を保護するというのなら分かりますが、
株出資の目利き力がないままに闇雲に銀行が株式を保有した結果銀行が倒産となりますと、
その銀行のデタラメ出資のリスクを他の銀行が背負うことになります(倒産した銀行からすると株式投資の失敗を他行に責任転嫁できる)。
これではまじめに経営を行っている銀行がバカを見ることになるわけです。
そういうわけで、銀行が一般事業会社の株式を保有するとなると必然的に政府保証が付くことになります。
銀行が一般事業会社の株式を保有し必然的にそこに政府保証が付くことになるとどうなるか。
「銀行経営に対する政府の関与が強まるだけじゃないか。」
10年以上前に居酒屋で私は銀行に勤務している知りあいに吐き捨てました。
彼は軽く口元に笑みを浮かべながら言いました。
「いやいやいや、参謀、そんなことにはならんよ」と。
私はびっくりして「なぜ?」と尋ねました。
彼はゆっくりとタバコをふかしながら静かにこう言いました。
「もうこれ以上政府の関与は強まりようがないからね。」
僕は次の日から司法試験予備校に通い始めた。
というのは冗談ですが。
2012年11月13日(火)日本経済新聞
エバラ食品 自社株買い
(記事)
2012年11月13日
エバラ食品工業株式会社
大証J−NET市場における自己株式の取得結果及び取得終了に関するお知らせ
ttp://www.ebarafoods.com/company/20121113_jikokabushiki.pdf
2012年11月12日
エバラ食品工業株式会社
自己株式の取得及び大証「J−NET市場における自己株式取得取引」による自己株式の買付けに関するお知らせ
ttp://www.ebarafoods.com/company/20121112_jikokabushiki.pdf
【コメント】
記事や昨日のプレスリリースには、取得する株式の総数の上限は1,600,000 株、取得価額の総額の上限は2,256,000,000
円、
と書いてあります。
ところが、今日発表のプレスリリースには、
>3.取得した株式の総数 1,463,000 株
>(発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合
13.8%)
>4.取得価額の総額 2,062,830,000 円(1株につき 1,410 円)
と書いてあります。昨日発表のプレスリリースには何と書いてあったかと言うと、
>2.取得の方法
>本日(平成24 年11 月12 日)の終値(最終特別気配値段及び気配値段を含む)1,410 円で、平成24
年11 月13 日午前8時45
分の
>大阪証券取引所のJ−NET市場での自己株式取得取引に関する委託を行う(その他の取引制度や取引時間への変更は行わない)。
と書いてあります。
株式の総数、取得価額の総額共に上限まで買っていませんね。
上限はこれだけだと言ったが上限まで買うとは言っていない、といったところなのでしょうか。
>同社株式は12日までの6営業日連続で取引が成立していない。
とあります。
6営業日連続で取引が成立していないほど同社株式を売買する投資家が全くいないのに、
今日の8時45分に限って発行済株式総数の13.8%もの株式を売却する投資家がいたそうです。
エバラ食品工業株式会社
「ここ10日間の値動き」
エバラ食品工業株式会社
「ここ1ヶ月間の値動き」
エバラ食品工業株式会社
「今日の値動き」
まあ出来レースと言えばもちろん出来レース(既存大株主に変動がないとすれば消去法でエバラ株式を大量保有する証券会社との)なのですが、
透明性や公平性の担保という観点ではやはり株式公開買付を実施すべきケースだったと思います(価格は前日終値で問題ないと思いますが)。