2012年9月7日(金)



米公立学校に増えた男女別学に反発も−共学に戻る例も
(ウォール・ストリート・ジャーナル 2012年 9月 7日  15:13 JST)
ttp://jp.wsj.com/Life-Style/node_508116

 

 



【コメント】
記事は非常に長いですし、経営や会計とは関係ありませんので本文の引用は控えます。


学校は共学がいいのかそれとも男子校・女子校がいいのかですが、これは昔からある永遠のテーマでありこの問いに答えはないでしょう。
人によっても答えは異なるでしょうし。
私は小学校・中学校は日本中どこにでもあるような地元の田舎の公立小学校・中学校(当然共学)でした。
高校は私立で男子校で寮生活でした。
私自身自分の中で葛藤がありましたし、また世の中には賛否両論、様々な意見があるのだろうと思いますが、
私は幸運にも共学・男子校両方を経験できました。
その経験を通じて分かったことを書きますと、

○中学・高校時代は何より受験勉強が大切である
○中学・高校時代は恋愛をする時期ではない(高校が東京でない限り結局大学で別れることになる、また、高校でも遠距離恋愛は必ず失敗する)
○中学・高校時代の恋愛から得るものは何もない。
 その後の人生を左右しかねず中学・高校時代に恋愛しても将来後悔するだけ(現に大勢の人間が後悔しています)
○部活と受験の両立はやはり不可能、それなら中途半端に勉強するよりブロイラーと呼ばれようがガリ勉と呼ばれようが
 わき目もふらずにひたすら勉強した方が何だかんだ言って将来のためになる
○受験勉強を頑張って後悔することは絶対にない

といったこと踏まえますと、(少なくとも私の場合は)あの小学校・あの中学校・あの高校でよかったのかなと今では思っています。
(これはあまり書くべきではないかもしれませんが)私の場合は附属中学には行かなくてよかったと思います。
附属中学と地元の公立中学とで授業や勉強面でそれほど差があるとはあまり思えませんし、
私個人の話をすれば中学時代私は塾と学校生活の両立が何の問題もなくできました。
まあこれは部活をやっていなかったことも大きいかもしれませんが。

 

 



中学受験をして中学校から県外の中高一貫の私立校に行っていたらそれはそれで別の何らかの人生があったでしょうし、
地元の県立高校に進学していたらそれはそれで別の何らかの人生があったのだろうと思いますが、
受験勉強ということを考えますと、中高一貫の私立の男子高校でよかったのかなと今では思っています。
また、地元の中学校で得たものは実は非常に大きかったように思います。人間関係面や世の中・社会面という点においてですが。
生きていく上で大切なことを学べたように思います。
それは附属中学や中高一貫の私立校では学べなかったことだったように今では思います。
地元の県立高校に進学したとしても、環境的には附属中学に進学したのと同じ様なものでしょう(生徒の6割以上が附属上がりでしょう)。
それなら中高一貫の私立の男子校でよかったな、という思いがあります。
男子校というと偏った環境であると思われるかもしれませんが、
では生徒の6割以上が附属上がりの県立高校が偏っていないとでも言うのでしょうか。
入試・高校受験を経た上である程度偏差値別に生徒が分かれている時点で集まっている生徒には必ず偏りが生じます。
それは将来の目標(進学か就職か等)が生徒により異なる以上仕方のないことです。
それなら、進学のことを第一に考える場合は「男子校で受験勉強に特化」という偏りの方がはるかに目的にかなっているのです。

小学校からそのままの入学なので当たり前かもしれませんが、地元の中学校が生徒に一番偏りがなかったように思います。
曲解はしないでいただきたいのですが、語弊を恐れずに言えば、地元の中学校は「社会の縮図」であったように思います。
人生には結果論ということもあるかと思いますが、私の場合は人生トータルではあの小学校・あの中学校・あの高校でよかったと思っています。