2012年8月3日(金)
三菱ふそうトラック・バス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:アルバート・キルヒマン 以下:MFTBC)は、
福岡県筑後市に九州ふそう久留米・鳥栖・甘木支店「八女サービスセンター」を2013年3月を目途に新設することを決定しました。
MFTBCでは、2011年に策定した新経営ビジョン「FUSO
2015」の活動の柱である、「顧客満足度向上」に向け、
質の高いサービスの提供を行うべく、筑後地域に新たに整備工場を設置します。
筑後地区に整備工場を設置することにより、福岡南部地区において、よりスピーディなサービス対応が可能となります。
また、同じく「FUSO
2015」のグリーンイノベーションの観点から、最新の環境に配慮した整備工場のモデル拠点として、
LED照明、太陽光発電、エネルギー・マネジメントシステム、洗車排水再利用システムを導入し、CO2削減を行います。
整備工場の新設について、MFTBC取締役副社長三菱ふそうセールスジャパン本部長の末廣明夫は、
「筑後地域のお客様にとって利便性が高まる工場になると確信しております。高い整備技術、安心のアフターサービスが提供できるよう、
準備していきたいと考えております。」と述べました。
「八女サービスセンター」は、九州自動車道八女ICから約500m南の位置に設置し、敷地面積:約
13,000m2(約3,930坪)、
整備用ストールを8ストール設けます。
2012年8月から建設を開始し、2013年3月を目途に営業を開始する予定です。
三菱ふそうトラック・バスからの整備工場建設に関するプレスリリースです。
三菱ふそうトラック・バスはドイツ・ダイムラーの子会社ですので、参考までに英語版のプレスリリースも読みました。
ところが、英語版は日本語版とはだいぶ内容が異なっていました。
少なくともそのまま英訳した内容ではないので、私の方で日本語訳を書きましたので、英語版と併せて読んでみて下さい↓。
- New Yame Maintenance Shop to be Located in Chikugo City, Fukuoka
Prefecture,
Bringing Operations Closer to Southern Part of
Overall Region
- Incorporating Green Solutions and Systems: LED
Lighting, Solar-Powered Generation, New Energy Management,
and
Drainage Water Recirculation
- Construction Start in August 2012,
Operations Start in March 2013: 8 Maintenance Stalls, Site Area of 13,000 Square
Meters.
- Fuso Commitment to FUSO 2015 “Customer Number One in Japan”
and “Leader in Green Innovation”
Kawasaki - Mitsubishi Fuso Truck and Bus Corporation (MFTBC), one of
Asia’s leading commercial vehicle manufacturers,
today announced its plans to
establish a new service factory in Chikugo City, Fukuoka Prefecture,
Japan.
The milestone represents Fuso’s ongoing efforts of becoming “Customer
Number One in Japan,”
under the company’s 5-pillar growth strategy “FUSO
2015.”
Through “Customer Number One in Japan,” the company strives to
significantly enhance customer satisfaction,
not only through high quality
products, but also from trust-based sales and dependable service.
The new
maintenance shop will enable Fuso to deliver quality servicing and maintenance
operations faster and more efficiently
in the overall southern part of
Fukuoka.
Yame maintenance shop is positioned as the company’s
state-of-the-art “green” model factory
incorporating the latest,
environmentally friendly solutions, such as LED lightings, solar-powered
generation systems,
new energy management system, and drainage water
recirculation system,
and represents the company’s overall efforts in
reducing CO2 emissions.
“We believe this new shop will be highly appreciated
by our customers in the region,”
said Mr. Akio Suehiro, Senior Vice President
and Head of Mitsubishi Fuso Sales Japan.
By bringing our operations closer,
we aim to further support our customers with our high quality services and
dedicated customer aftercare.”
Yame maintenance shop is planned to operate
eight maintenance stalls within an overall site area of approximately 13,000
square meters.
Construction will start soon in August 2012 and will start its
operations in March 13, 2013,
under the company’s Sales Center Kyushu Fuso,
Kurume-Tosu-Amagi Branch.
2012年8月3日
三菱ふそうトラック・バスは最先端をいく”グリーン”な整備工場を建設します
○新八女整備工場は福岡県筑後市に位置し、福岡県南部へより整備が近づきます
○グリーンなソリューションやシステムへの取り組み:LED照明、太陽光発電、新電力管理、排水循環システム
○2012年8月建設開始、2013年3月整備開始、整備ストール数=8整備場、工場面積=1万3000平方メートル
○三菱ふそうトラック・バスは「FUSO
2015」すなわち”お客様第一”及び”グリーンイノベーションのリーダー”に取り組んでいます
神奈川県川崎市発 ―
三菱ふそうトラック・バス株式会社はアジアの主要な商用車製造業者の一社です。
弊社は本日、福岡県筑後市に新しく整備工場を建設する計画を発表いたします。
これまで弊社の取り組みをご覧いただくと分かるように、三菱ふそうトラック・バスは”FUSO
2015”という5大成長戦略の下、
”お客様第一”を達成できるように目下努力中です。
”お客様第一”を通じ、弊社は顧客満足度を著しく高めようと努力しています。
それも、高品質製品によってのみではなく、信頼ある販売から頼れるサービスまでを提供することによってです。
このたびの新整備工場により、三菱ふそうトラック・バスは保守点検やメンテナンスを迅速にそして効率的に福岡県南部全域に提供可能となります。
八女整備工場は、LED照明や太陽光発電や新電力管理や排水循環システムといった最新鋭の環境にやさしいソリューションを取り入れた
弊社の最先端をいく”グリーン”なモデル整備工場という位置付けであり、二酸化炭素排出削減という全社的取り組みを代表するものです。
「この新整備工場は当地域のお客様から高く評価されると弊社は確信しています。
整備を近づけることで、弊社は高品質なサービスと心のこもったアフターケアをお客様にさらに提供していくことを目的にしています。」
と弊社取締役副社長三菱ふそうセールスジャパン本部長の末廣明夫は語ります。
八女整備工場は約1万3000平方メートルの全敷地面積の中に整備ストールを8整備場運営していくことを計画しています。
九州ふそう久留米・鳥栖・甘木支店の販売センターの下、建設は2012年8月にまもなく開始され、2013年3月13日に整備開始となる予定です。
特に、プレスリリースの中で、人が発言した台詞などは正確でないといけないと思います。
発言内容に誤解が生じるとトラブルの原因にもなりかねません。
このプレスリリースから人の発言部分を日本語英語両方紹介してみましょう。
>「筑後地域のお客様にとって利便性が高まる工場になると確信しております。高い整備技術、安心のアフターサービスが提供できるよう、
>準備していきたいと考えております。」
この部分は英語ではこうなっています↓。
>“We believe this new shop will be highly appreciated by our customers
in the region,"
>“By bringing our operations closer, we aim to further
support our customers with our high quality services and dedicated customer
aftercare.”
>highly appreciated by our customers
の部分ですが、この appreciate
は「〜を評価する」という意味だと思います。
”利便性が高まった”と訳すとやはり意味がずれてくると思います。
利便性が高まったので高く評価された、という意味だと無理にこじつけることもできなくはない気もしますが、やはり、
>お客様にとって利便性が高まる
とは訳せないと思います。
そう訳すのは既に翻訳ではないと思います。
>we aim to further support
の部分ですが、support
を「〜を提供する」と訳すのは問題ないと思います。
辞書には直接的には「〜を提供する」という訳語は載っていませんが、この場合は「〜を提供する」という訳でもずれてこないと思います。
問題は、aim
の訳だと思います。
aim
は基本的には「〜を目的とする」という意味です。
「狙いを定める」や「しっかりと目標を決めてそれに向かって現に進んでいる」という意味です。
>準備していきたいと考えております。
といった弱い意味ではないのです。
aim は強い意思を表します。
ここでは aim を try
と同じような意味だと誤解し、「〜しようと努める」、「〜しようと試みる」といった訳語を連想した結果
「提供できるように努力する」、「そのように準備していこうとする」と訳したのかもしれませんが、やはり意味がずれていると思います。
try
ではなく aim ですから、「しっかりと提供していくとはっきり決めている」という強い意味になります。
以上をまとめますと、正しい訳は次のようになります。
「この新整備工場は当地域のお客様から高く評価されると弊社は確信しています。
整備を近づけることで、弊社は高品質なサービスと心のこもったアフターケアをお客様にさらに提供していくことを目的にしています。」
「MFTBC」は、Mitsubishi Fuso Truck and Bus Corporation
の頭文字を取ったものだが、
本当は「Mean Time Between Failure of Cars」の頭文字を取ったものだ。
MTBFすなわち「Mean Time Between Failure」とは「平均故障間隔」という意味です。
運営管理(Operations
Management)の教科書から説明部分をスキャンして紹介します。
「時間による信頼性・保全性1」
「時間による信頼性・保全性2」
教科書に「アベイラビリティ」という言葉があります。
「アベイラビリティ」という言葉であるジョークを思い出しました。
MBAは、「Married But Available」の頭文字を取ったものだ、というジョークです。
「Married But
Available」、つまり、「僕は結婚しているけど空いてるよ」(=僕は浮気はOKだよ)という意味です。
(また、an available lady
で口説き落ちやすい[遊び相手の]女性、という意味になります。)
MBAはモテモテで大変なのでしょう。結婚しても女性にモテますので、そんな時、
「僕は
Married But Available さ」といって女性を口説くのでしょう。
まあ私は、MBAは「Mandatory Basic
Accounting」の頭文字を取ったものだというくらい、会計の勉強をしろと言いたいと思います。
経営管理に会計は必須(Mandatory)です。
簿記(Basic
Accounting)は必ず勉強して欲しいと思います。