2012年5月28日(月)
【コメント】
株式公開買付とは関係ないコメントになりますが。
あるブログを読んでいますと興味深いことが書かれていました。
終戦直後、GHQから日本政府に対して「法曹一元」を採用するように方針が伝えられていたそうです。
「法曹一元」とは、弁護士から判事を任命する制度とのことです。
私は法律は専門外ですので「法曹一元」の経緯や意義などは分かりませんので「法曹一元」に関してもコメントはありません。
ただ、相対的な比較になりますが、弁護士というと「私」という意味合いが強く、判事というと「公」という意味合いが強い、
というイメージがあります。
なぜこのようなことを書くのかと言えば、
シマンテックが提供しているネット関連セキュリティ・サービスは民間企業が提供しているサービスであるというイメージであるのに対し、
ベリサインが提供している認証サービスはどちらかというと公っぽい色彩が強いようなイメージがあるからです。
「法曹一元」はあくまで弁護士から判事を任命するというだけであり、裁判の際に弁護士と判事を同一の人間が兼ねる、
というわけではないのですが、
シマンテックがベリサインを完全子会社化するというのは、何と言いますかスポーツの試合で選手が審判を兼ねている、
といったイメージがあります。
実際には全く別の業務として運営していくのだと思いますので、何の問題もないと思いますが。
「法曹一元」とシマンテックのベリサインの完全子会社化はイメージとしては類似性があるような気がしました。