2012年5月16日(水)



米フェイスブック、IPO仮条件レンジを34─38ドルに引き上げ 応募締め切りも繰り上げ

 [ニューヨーク/サンフランシスコ 14日 ロイター] 米フェイスブックは、新規株式公開(IPO)に対する好調な需要を受け、
仮条件レンジを34─38ドルに引き上げた。関係筋が14日明らかにした。
 新たな仮条件レンジに基づくフェイスブックの企業価値は920億─1030億ドルとなる。
 同社はIPOで3億3740万株の売却を予定しているため、仮条件の中間である36ドルで計算した調達額は121億ドルとなる。
 フェイスブックのIPOは投資家の高い人気を集めているため、仮条件の引き上げは事前に予想されていた。
 関係筋によると、応募は予定より2日早い15日に締め切られる予定。17日に公開価格を決定し、18日に取引が開始されるとみられている。
 関係筋は応募を計画より早く締め切る理由について「大幅に応募超過の状態になっているため」と説明した。
 また、別の関係筋は、同社は今週いっぱいロードショー(投資家説明会)を継続する予定で、ロードショーに参加していない投資家は
まだ注文を出すことができる、と述べた。
 従来の仮条件は1株当たり28―35ドルだったため、下限価格が21%引き上げられたことになる。
通常、仮条件が20%以上引き上げられた場合、証券取引委員会(SEC)に修正申請書を提出する必要が生じる。
  フェイスブックのスポークスマンはコメントを拒否した。
 一部の投資家は、フェイスブックはスマートフォンなどモバイル機器を通じたソーシャル・ネットワーキング・サービスの
利用者急増を利益につなげる方法をまだ明確に示していない、と懸念している。
 フェイスブックのIPOについては、多くの金融機関が引き受けに参加しており、モルガン・スタンレー、
JPモルガン、ゴールドマン・サックスが主幹事を務めている。
(ロイター 2012年 05月 15日 11:19 JST)
ttp://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK813126220120515

 

 

 


米フェイスブック、IPO株式数を4.212億株に引き上げ

  5月16日(ブルームバーグ):ソーシャル・ネットワーク・サービス最大手の米フェイスブックは、
新規株式公開(IPO)の対象とする株式数を4億2120万株に増やす。同社が16日の規制当局への届け出で明らかにしたもので、
IPO規模は最大160億ドル(約1兆2900億円)に膨らむ。
保有者らは売り出し株数を2億4120万株と、当初予定の1億5740万株から増やす。当初は売り出しと新株を合わせて
3億3740万株を予定していた。
フェイスブックはIPO価格の仮条件レンジも1株34−38ドルとし、当初の28−35ドルから既に引き上げている。
ミレニアム・テクノロジー・バリュー・パートナーズ(ニューヨーク)のマネジングパートナー、サミュエル・シュウェーリン氏は、
投資家はフェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が携帯端末向け広告や電子商取引などの領域に
事業を拡大することで売り上げの伸び鈍化を乗り越えることに賭けていると述べた。
ミレニアムはフェイスブック株を含む資産10億ドル相当を運用している。
フェイスブックのIPO価格は17日に決まり、18日にナスダック市場で取引が始まる予定。ティッカーコードは「FB」。
(ブルームバーグ 2012/05/16 20:52 JST)
ttp://www.bloomberg.co.jp/news/123-M444G56TTDTC01.html

 

 

 

 

【コメント】
架空決算ついでに上場すること自体も架空であって欲しいと思います。
この際はっきり言いますが、フェイスブックを利用している人自体がほとんどいないのですが。

会計の勉強をせずその企業の事業環境や戦略を読み切れなくて株式投資で失敗するのは自己責任ですが、
財務諸表自体が嘘なのはどう考えてもルール違反だと思います。