2012年2月2日(木)



米フェイスブックがIPOを申請、シリコンバレー企業として過去最大規模に

 [サンフランシスコ 1日 ロイター] 米ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)のフェイスブックは1日、
新規株式公開(IPO)に向けた申請書類を米証券取引委員会(SEC)に提出した。
 調達額は50億ドルとしているが、投資家の需要に応じて変更される見通しで、最大で100億ドルに達する可能性がある。
同社のIPOはシリコンバレー企業として過去最大規模となる。
 IPOにより、フェイスブックの企業価値は最大1000億ドルになるとみられる。
 上場時期は2012年半ばの見通し。ティッカーシンボルは「FB」。
 IPOの主幹事はモルガン・スタンレー、JPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックス。
他のブックランナーには、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ、バークレイズ・キャピタル、アレン・アンド・カンパニーが指名された。
 トムソン・ロイターのデータによると、フェイスブックのIPOは米企業として、
ビザ、ゼネラル・モーターズ(GM)、AT&Tに次ぐ4番目の規模となる。
 先に上場したグルーポンの調達額は7億ドル、ジンガは10億ドル。2004年に上場したグーグルも20億ドル程度で、
フェイスブックのIPOは、ジンガやリンクトイン、グルーポン、パンドラ・メディアなど
最近の米IT企業のIPOをはるかにしのぐ規模となる。
 目論見書によると、同社のサービスを実際に利用しているアクティブ・ユーザー数は、月間8億4500万人。
2011年の売上高は37億1000万ドルで、前年比88%増加したが、予想の下限だった。純利益は65%増の10億ドル。 
 ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は、提出文書に添えた書簡の中で
「われわれは新聞やテレビなどの発明についてよく語る。社会は今、新たな転換点を迎えている。
世界中の人々につながりと発言の場を与え、将来のために社会を変える大きな必要性と機会がある」と語った。
 創業者でもあるザッカーバーグCEOは、IPO後も議決権付き株式の56.9%を保有する見通しで、
同社の支配権をほぼ完全に維持するもよう。他の投資家は同社の経営に対する発言権をほとんど得られないことが明らかになった。
 同CEOが保有するフェイスブックの5億3380万株(同社株の約28%)は、昨年12月31日に
同社が制限付き株式に付与した1株29.76ドルの価値に基づくと、160億ドル近くに相当する。
 その結果、同CEOは米アップルの故スティーブ・ジョブズ前CEOの例にならい、
報酬を昨年の148万ドルから、2013年1月1日付で1ドルに引き下げる。
(ロイター 2012年 02月 2日 14:02 JST)
ttp://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK072103620120202


 

 


フェイスブック、規制過多の中国よりも日韓とインド重視 アジア戦略

 米ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)大手フェイスブックはアジア戦略として日本・インド・韓国市場を
テコ入れする。中国当局がインターネット規制を強化するなか、中国でのユーザー増が見込めないためだ。
 このアジア戦略はフェイスブックが1日に提出した新規株式公開(IPO)申請書のなかに記されている。
同社は「もっとフェイスブックを使ってもらえるよう、マーケティングの継続、ユーザー獲得努力、
アプリケーションなどを含む商品の拡充」を通して日本・インド・韓国でのユーザー数を増やしていく意向だ。
 インドでのフェイスブック浸透率は約20〜30%で、日本やロシア、韓国の15%弱に比べれば良いが、
約60%の米英に比べればはるかに小さい。
 「世界には20億人以上のネットユーザーがいる。私たちはこの全員に繋がることを目標にしている」と申請書のなかに同社は記している。
「世界的なネットユーザーの拡大、特に開発途上国の市場におけるモバイル機器の使用拡大とブロードバンドの浸透率上昇が、
毎月のアクティブユーザー数(MAU)の増加に寄与することを期待している」という。
 アジアでは、各国内の競合他社と競り合わなければならない。韓国ではサイワールド(Cyworld)、日本ではミクシィ(mixi)、
インドでは米検索大手グーグルのオルカット(orkut)、そしてロシアではVkontakteだ。
 5億人のネットユーザーがいる中国についても、フェイスブックはあきらめてはいない。
同社は「中国参入について引き続き検討中」だという。同社の創設者であるマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は
中国語を勉強中だ。同氏は「この(中国)市場は法律や規則が複雑で、現在までのところ我々の参入を阻んでいる。
仮に国際市場での営業や業務拡大を成功裏に収められなかったら、私たちの経営は苦しくなるだろう」と述べた。
 フェイスブックはまた、ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場している中国SNS大手の人人網(Renren)や、
Weiboと呼ばれるツイッターに似たマイクロブログを運営する米ナスダック上場のポータルサイト運営大手、新浪(Sina)といった
強大なライバルと対抗していかなければならない。フェイスブックのIPO申請が発表された後、ソーシャルメディア運営企業に対する
投資家の興味が強まるとの期待感から両社の株価は上昇した。
 新浪の株価は1日、5.2%上昇し73.89ドル(約5623円)となった。また人人網の米国預託証券(ADR)は同日、9.7%上昇の5.01ドルで
取引を終えた。50億ドルの資金調達を目指すフェイスブックのIPOはネット関連企業では過去最大規模となる。
 ネット関連企業では2004年にグーグルがIPOを実施、19億ドルを調達し、企業価値230億ドルとされた。
フェイスブックの企業価値は750億〜1000億ドルになる可能性がある。
(ウォール・ストリート・ジャーナル 2012年 2月 2日  19:22 JST)
ttp://jp.wsj.com/World/India/node_385546

 

 

 


【コメント】
Form S-1
REGISTRATION STATEMENT
Facebook, Inc.
ttp://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1326801/000119312512034517/d287954ds1.htm

 

 


「Form S-1」とは?

Form Type
ttp://www.sec.gov/info/edgar/forms/edgform.pdf

キャプチャー
(31/80ページ)

 

 

 

 



FBが今までにSECに提出した全ファイル↓


ttp://www.sec.gov/cgi-bin/browse-edgar?company=facebook&match=&CIK=&filenum
=&State=&Country=&SIC=&owner=exclude&Find=Find+Companies&action=getcompany

(キャプチャー)




このたびの詐欺は、2005年から着々と準備されていたことが窺えます。

 

 

 

 

 


We are now reviewing Facebook's Form S-1 thoroughly.
FB's unsolicited attempt to make an initial public offering will deny the principle of the capital market from its bottom.