2011年11月24日(木)



「ビジネスマンのためのIT用語ハンドブック 2001」 椛蝌a総研(情報技術センター)著 (翔泳社)

 


2部 技術編

 

1章 ネットワーク技術


テーマ1.1 インターネット

キーワード34 「TCP/IP」 インターネット標準プロトコル


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OSI参照モデル

 


 


OSI参照モデル【OSI reference model】


国際標準化機構(ISO)により制定された、異機種間のデータ通信を実現するためのネットワーク構造の設計方針
「OSI」(Open Systems Interconnection)に基づき、コンピュータなどの通信機器の持つべき機能を階層構造に分割したモデル。
通信機能を7階層に分け、各層ごとに標準的な機能モジュールを定義している。
「OSI基本参照モデル」「OSIモデル」などとも呼ばれる。

第1層(物理層)は、データを通信回線に送出するための電気的な変換や機械的な作業を受け持つ。
ピンの形状やケーブルの特性なども第1層で定められる。

第2層(データリンク層)は、通信相手との物理的な通信路を確保し、通信路を流れるデータのエラー検出などを行う。

第3層(ネットワーク層)は、相手までデータを届けるための通信経路の選択や、通信経路内のアドレス(住所)の管理を行う。

第4層(トランスポート層)は、相手まで確実に効率よくデータを届けるためのデータ圧縮や誤り訂正、再送制御などを行う。

第5層(セッション層)は、通信プログラム同士がデータの送受信を行うための仮想的な経路(コネクション)の確立や解放を行う。

第6層(プレゼンテーション層)は、第5層から受け取ったデータをユーザが分かりやすい形式に変換したり、
第7層から送られてくるデータを通信に適した形式に変換したりする。

第7層(アプリケーション層)は、データ通信を利用した様々なサービスを人間や他のプログラムに提供する。

OSI参照モデルはISO 7498として規格化されており、
ITU-TS(国際電気通信連合・電気通信標準化セクタ)もX.200という勧告で同じものを定義している。
(IT用語辞典 e-Words)
ttp://e-words.jp/w/OSIE58F82E785A7E383A2E38387E383AB.html

 

 

 



【コメント】
10年以上前のことですが、陳腐な言い方ですが、「これからはインターネットの時代だな」と思いまして、
一時期ITシステムやネットワーク技術について学んだことがあります。
ネットワーク技術について学びますと、必ずTCP/IPとOSI参照モデルについても学びます。
単なるユーザーとしてインターネットを使っている時は何の意識もしませんが、
ネットワーク内部やコンピューター内部では各階層に分かれて処理が行われているのだな、と
OSI参照モデルを学んだときに理解しました。

私がOSI参照モデルを学んでいる時、専門技術に詳しいネットワーク技術の専門家に
「OSI参照モデルは7層に分かれていますが、どの層が一番大切なんですか?」
と質問しました。
その専門家は「物理層が一番大切です。」と答えました。

私は今でもネットワーク技術の専門家ではありませんから、この質問の答えは分かりません。
ある専門家はアプリケーション層が一番大切だと答えるかもしれませんし、
別の専門家は全ての層が大切だと答えるかもしれません。
7つの全ての層がうまく機能して初めてネットワークは動くわけですから、どの層が一番大切か、
などと聞かれても答えはないのかもしれません。
ただ、その専門家が「物理層が一番大切です。」と答えたのにはその人なりの考えがあってのことだと思います。

 

それで、何が言いたいかと言いますと、
仮に私が小学生や中学生から「会社のことを理解したいのですが何が一番大切ですか?」と聞かれたら、私はこう答えます。

「簿記が一番大切です。」

と。

この答えには自信があります。この答えは私の経験則から来ています。
今日何気なく簿記についていろいろと考えたのですが、「簿記を義務教育で教えるべきなのではないだろうか」と思いましたので、
まとまりがありませんがコメントさせていただきます。