2011年10月29日(日)



2011年10月29日(土)日本経済新聞
ライオン社長に浜氏
フィリピンで日用品に参入
(記事) 

 

 

2011年10月28日
ライオン株式会社
代表取締役の異動に関するお知らせ
ttp://www.lion.co.jp/ja/company/press/2011/pdf/2011094.pdf

 


2011年10月28日
ライオン株式会社
コーポレートメッセージについて
ttp://www.lion.co.jp/ja/company/press/2011/2011092.htm

 


2011年10月28日
ライオン株式会社
新経営ビジョン「Vision2020」および中期経営計画「V-1計画」策定のお知らせ
ttp://www.lion.co.jp/ja/company/press/2011/2011093.htm

 


2011年10月28日
ライオン株式会社
フィリピン共和国における合弁会社設立に関するお知らせ フィリピン市場への事業参入
ttp://www.lion.co.jp/ja/company/press/2011/2011091.htm

 

 

 

 


2011年10月29日(土)日本経済新聞
家電出店が二極化 来期
ヤマダ 最大230店計画
ヨドバシ 既存店改装に力
(記事)




 



【コメント】
ヤマダ電機の新規出店数は何の話をしているのでしょうか。
記事の出店数はゼロの数が1つ多いのではないでしょうか。
記事の内容が無茶苦茶過ぎて意味が分かりません。

有価証券報告書を見ながら少しコメントします。

 

 

平成22年度 有価証券報告書
ttp://www.yamada-denki.jp/ir/pdf/report/yhyh/110630.pdf

 


事業の状況
(13/125ページ)


2010年4月1日〜2011年3月31日の1年間で、新規出店が41店舗、閉鎖店舗が9店舗、
そして2011年3月31日現在で店舗数は合計「600店舗」です。
何をどのように考えても1年で230店も出店するわけがありません。

 


 


事業等のリスク 店舗網の拡大
(17/125ページ)

>地域によっては、店舗数・店舗面積とも飽和状態となっており、新規店舗が既存店舗の収益性に影響を及ぼす可能性があります。


とあります。
積極的な拡大策と取った結果、もはや出店する地域がなくなってきています。
新規出店しようと思うと、既存店の顧客を奪う結果になり既存店の売上が減ってしまう恐れすら出てきています。
典型的なカニバリゼーションです。

「リスクを取らないことがリスク」という言葉があります。
これにならうと「出店しないことがリスク」と言いたいところですが、もはや「出店することがリスク」と言えるかもしれません。
「店舗網の拡大」が「事業等のリスク」になっているのも頷けます。


家電量販事業が飽和状態なら、次の一手は、同業他社の買収か、それとも住宅建築事業や住宅リフォーム事業への進出か、
といったところでしょうか。

 

参考までに申し上げますと、コンビニ業界最大手セブンイレブンですら、
2009年年3月1日から2010年2月28日までの1年間の出店数(純増数)は455店舗、
2010年3月1日から2011年2月28日までの1年間の出店数(純増数)は479店舗、
となっています。
1店舗の当たりの規模(正確には業態の違いというべきでしょうか。取扱商品や商品単価や来店頻度や来店客数や客単価等の違い)を考えたら、
ヤマダ電機が1年で230店舗も出店するという話がいかに荒唐無稽か分かります。

売上高、店舗数推移 株式会社セブン-イレブン・ジャパン
ttp://www.sej.co.jp/company/suii.html

 


 


単位当たり売上高
(26/125ページ)



新規出店も店舗の閉鎖も共に期初に行われたと仮定しますと、店舗数の純増は32店舗です。
2010年度末で計600店舗ですので、2009年度末で計568店舗になります。
すると、店舗数の増加率は32÷568=5.6%となります。
この単位当たりの売上高を見ますと、売上高は6.8%の伸び、売上面積は5.1%の伸び、従業員数5.2%の伸びです。
出店と閉店の時期は4月から3月までバラバラなので厳密とはいえませんが、
概ね店舗数の伸び率と売上高、売上面積、従業員数のそれぞれの伸びは一致していると言えるでしょう。
1店舗当たりの売上面積や従業員数は、既存店も新規店も閉店した店舗も、どの店舗でも大体同じくらいと考えてよさそうです。
売上高の伸び率は店舗数の伸び率よりもわずかに高いのですが、これはおそらくエコポイントが影響しているのでしょう。

 

 


店舗数、売上高、売上面積、従業員数のそれぞれの伸び率は概ね5%〜6%で一致していますが、
単位面積(1平方メートル)当たりの売上高は1.7%の伸び、
従業員1人当たりの売上高は1.6%の伸びとなっています。
これらの数字は、5%とか6%という数字に比べれば小さい伸び率だと思うかもしれませんが、その見方は間違いです。


商品の陳列や通路の幅を考えますと、単位面積当たりに並べることができる商品数というのはどの店舗も同じなのです。
ある店舗は足の踏み場もないくらい数多くの商品が並んでいる、
別の店舗では通路ばかりが広くてあまり商品が並んでいない、
ということは考えられません。
大体どの店舗も似たようなレイアウトになっているかと思います。
単位面積当たりの売上高の伸び率というのは、もちろん大きい方がいいに決まっているわけですが、
どの店舗も商品の陳列や通路の幅は大体同じような設計になっていることを考えると、
伸び率はたとえゼロであったとしてもおかしくはなく、問題がある数字ではありません。
単位面積当たりの売上高の伸び率がゼロでも商品構成の間違いや立地選択の失敗とは言えないと思います。


従業員1人当たりの売上高に関しても、考え方は単位面積当たりの売上高と同じです。
1.6%の伸び率と聞きますと非常に低いと思うかもしれませんが、そんなことはありません。
従業員1人が接客できる客数というのはどの店舗でも同じですし、
逆に接客が間に合わないほどの来店客数を見込んでいるなら、店員の数を増やさないといけません。
来店客数と店員の数とは間違いなく強い相関関係にあります。
どの店舗でも、同じ様な接客をし、同じ様な商品説明を行い、同じ様な価格交渉を行います。
ある店舗では異常に長々と商品説明を行い一人のお客様と接客する、
別の店舗では何の説明も行わずすぐに接客が終了する、
ということは考えられません。
大体どの店舗も似たような接客時間になっているかと思います。
従業員1人当たりの売上高の伸び率というものは、もちろん大きい方がいいに決まっているわけですが、
どの店舗も商品説明にかける時間等は大体同じような接客方針になっていることを考えると、
伸び率はたとえゼロであったとしてもおかしくはなく、問題がある数字ではありません、
従業員1人当たりの売上高の伸び率がゼロでも店員配置の失敗や従業員に対する接客教育の失敗とは言えないと思います。

 



 


今日は基本をおさらいしましょうか。

 

まずは、職種を問わず、仕事の基本である、「5S」です。
参考までにウィキペディアから「5S」の説明を引用します。

整理(せいり、Seiri) ・・・いらないものを捨てる
整頓(せいとん、Seiton) ・・・決められた物を決められた場所に置き、いつでも取り出せる状態にしておく
清掃(せいそう、Seisou) ・・・常に掃除をして、職場を清潔に保つ
清潔(せいけつ、Seiketsu) ・・・3S(上の整理・整頓・清掃)を維持する
躾(しつけ、Shitsuke) ・・・決められたルール・手順を正しく守る習慣をつける

以上が「5S」。


「5S」にさらにいくつかSを加えたバージョンもあるようですね。

日本電産グループでは「作法」を加えて「6S」
東芝グループでは「しっかり」「しつこく」を追加して「7S」
プロトコーポレーションでも「7S」
セガでは「習慣」「しつこく」「しっかり」「信頼」「スパイラルアップ」を追加して「10S〜マネージメントの基本〜」

 

私は「Suited to Sanbo」(参謀さんに合わせろ、参謀さんの言うことを聞け)を追加したいと思います。


もしくは、「Spare Sex」という言葉を追加したいと思います。
スペア?お前そんな男だったのかと言われても困ります。
"spare"をちゃんと辞書で引いてください。
「Spare Sex」とは「セ○クスはするな」という意味です。

 

 



7Sと言えば、マッキンゼーの「7Sモデル」があります。
「7Sモデル」とは、
@組織は戦略に従う(チャンドラー)
A戦略は組織に従う(アンゾフ)
の2つの考え方を融合した考え方です。
「7Sモデル」では、組織と戦略は相互に作用を及ぼし合いながら、企業は環境適応行動を取っている、と考えます。
経営戦略の成否は、これらのSが、いかにうまくかみ合うかで決まります。

 

マッキンゼーの「7Sモデル」1


マッキンゼーの「7Sモデル」2

 

 

 

別の教科書の説明↓。

 


「10日で学ぶMBA」 スティーブン・シルビジャー 著 (ソフトバンクパブリッシング)


第9日 戦略

 

 


305ページ 戦略


306ページ 組織の一部としての戦略:7つのS


307ページ


308ページ


309ページ


310ページ


311ページ 7つのSモデルの例


312ページ バリューチェーンと統合


313ページ


314ページ 戦略のレベル


315ページ 機能戦略 事業戦略 企業戦略




 


「戦略と組織を考える MBAのための7ケース」 山根 節 著 (中央経済社)

 

第1章 経営の全体像 ―戦略と組織マネジメントのグランドデザイン


セブンS・モデル

(22〜23ページ)



 


この本はタイトルの通り、戦略と組織について著者が深く理解した上で上手くまとめてあり、非常によい本だと思います。
著者はこの本の他にも素晴らしい本を執筆しています。
私も全ての著書を読んでいるわけではありませんが、何冊か購入したり書店で読んだりした限りでは、
どれも会計・実務・理論が融合した内容になっていると思います。

ただ、一つ気になることが書いてありまして、それは、著者はよくその著書の中に、

簿記を学ばなくても会計は理解できる

といった内容のことが書かれている点です。
経営では会計の数字を大掴みすることが大切だ、大局観が大切だ、だから簿記は学ばなくてもよい、
会計は実務を通じて身に付ければよい、
といったことがしばしば書かれています。
しかし、これは間違いです。会計は簿記をやらないと理解できるようになりません。
著者はいやしくも公認会計士ならば、「会計を理解したいなら必ず簿記から学んでください」と言って欲しいと思います。
簿記を軽んじるとは会計士にあるまじき行為だと思います。


 

 


人類が滅亡するとのことでしたので、書店でDVDを買いました。


ドラゴンボールZスペシャルセレクションDVD
『ドラゴンボールZ たったひとりの最終決戦 〜フリーザに挑んだZ戦士孫悟空の父〜』
『ドラゴンボールZ 絶望への反抗!! 残された超戦士・悟飯とトランクス』
(集英社)
価格1000円(税込)

 

(表)


(裏)


私がアニメのDVDを購入したのはこれが生まれて初めてです。


ちなみに、孫悟空の惑星べジータでの名前がカカロットであるように、
バーダックの地球での名前は徳川忠長です。

 


ちなみに、これは私がモデルではありません↓。


(ただし純粋な悪だがな)

 


 



これだけだとあれなので、ついでにこれも買いました。

 

「新版 会計法規集 第4版」 中央経済社


(表紙)

この本には、会計学の学習・研究さらには会計実務で必要な
企業会計基準、会社法、金融商品取引法、それらの規則やガイドライン、及び関連法規が網羅されています。
解説や問題などは付いておらず、辞書的な使い方をする本です。
1300ページ以上あるこの分厚い本ですが、一番最初には何が載っているか分かりますか。
「企業会計原則」が載っています。


(企業会計原則)



この本の「序」にはこう書いてあります。

>「企業会計原則」は、企業の健全なる発展や証券投資の民主化を促進するために設定されたものであり、
>公認会計士が証券取引法に基づいて財務諸表の監査をなす場合に従わなければならない基準であるとともに、
>将来において商法や税法等の関連諸法令が制定改廃される場合において尊重されなければならない


企業会計原則については様々な意見があろうかと思いますが、今でも企業会計とは何なのかを考える上で
一番大切な基礎をなすものであると私は思っています。
「財務会計の概念フレームワーク」も企業会計原則を基礎にしているように思いますが、違いますでしょうか。
企業会計原則は今でも、そしてこれからも、その重要性は何も変わらないと私は思っております。

 


 


昨日は人類が滅亡するとのことでしたので、
「もし今日が人生最後の日だったら」と考えて、昨日は一日中簿記の勉強をしておりました。
どうやら2011年10月28日に人類が滅亡するという話は「まやかし」だったようです。


ハロウィーンでは「トリック・オア・トリート (Trick or Treat) 」と言います。
これは「お菓子を頂戴」と相手に対し念を押す気持をあらわしています。
もしお菓子をあげなかったら、その人の人生は終です。

この故事から文語文法の終助詞「かし」はきています。

 


生きてよも明日まで人はつらからじこの夕暮をとはばとへかし
(式子内親王)

「この苦しい恋のために、わたしは明日まで生きていられないだろうに。
あの人はそれでも何とも思わないほど、まさか冷たくはないでしょう。それならばこの夕暮、訪ねてください」

 


私は冷たい人間です。
中学時代から「気持ちはうれしいけど」としか思ってきませんでした。
ただ、あなたが思いを伝えたくて訪ねてくるのは構いません。


中学生の時学者を志して以来、私の中で勉強以外のことがトッププライオリティになったことは一度もありません。

私は経営管理学の理解には相当自信を持っています。
女目当てに勉強してきた連中とは基礎が違うと思っています。

 


 



Durch Leiden Freude


(青春とは?)


こいつ、今見てもかっこいいなと思いました。