2011年10月21日(金)
2011年10月21日(金)日本経済新聞
手塚プロ 中国で漫画誌 現地出版大手と組む
(記事)
2011年10月21日(金)日本経済新聞 公告
臨時株主総会及び普通株主による種類株主総会召集のための基準日設定公告
立飛企業株式会社
臨時株主総会及び普通株主による種類株主総会召集のための基準日設定公告
新立川航空機株式会社
(記事)
2011年10月21日(金)日本経済新聞
米SNS大手、日本参入 リンクトイン ビジネス人脈強み
(記事)
米グルーポン:IPOを申請、5億4000万ドル規模
10月21日(ブルームバーグ):共同購入クーポンサイト最大手の米グルーポンは、
最大5億4000万ドル(約414億円)規模となる新規株式公開(IPO)を申請した。
規制当局への21日の届け出によれば、同社はクラスA普通株3000万株を1株16−18ドルで売却する計画。
6月時点の届け出では7億5000万ドル規模の株式公開を目指していた。
ナスダック市場で「GRPN」の銘柄コードで取引されることになる。
(ブルームバーグ 2011/10/21
20:17
JST)
ttp://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920013&sid=abSYiRl2Z2e8
グルーポンのIPOロードショウはやっぱり凄かった
グルーポンがIPOロードショウを開始しました。
プレゼンテーションを見ましたが、(やっぱりこの会社は凄いな)というのが僕の正直な感想です。
なぜ僕がそう思ったかといえばグルーポンはモバイルとローカルという、いまアメリカのテクノロジー・セクターで起こっている
最も重要なトレンドをガッチリおさえているからです。
同社は今後、「グルーポン・ナウ」というスマホを使ったロケーション・ベースのプロモーションに注力してゆく戦略ですが、
これは既に沢山の顧客を所有している企業でないと実施できないキャンペーンです。
なぜならディールを創り出すためには顧客のデンシティ(集積)が必要になるからです。
ちょうどアマゾンが顧客の購買歴を覚えているように、グルーポンも顧客の購買歴を覚えています。
そこでグルーポンはそれぞれのマーチャントのディールをタグ分類し、それを同社のコンピュータで分析します。
ちょうど航空会社の座席予約システム、「セーバー」が需要に合わせて座席の価格を細かく刻み、
最適のイールド・マネージメントをするのと同じ感覚です。
このグルーポンの「スマート・ディール・エンジン」がどのようなディールを出せば、今、顧客にウケるか?を分析し、
瞬時にプロモーションを創出するのです。
そしてウケるディールを提供できるマーチャントをグルーポンのコンピュータが解析します。
この作業をリード・オプティマイゼーションと言います。
この情報に基づいてグルーポンの営業隊がマーチャントへアプローチするわけです。
もうひとつグルーポンが他のフラッシュ・マーケティング企業より先行しているのは顧客がクレジットカードやスマホを使って
支払を済ませた時、グルーポンのコンピュータはそれを記録しておき、その顧客が同じ店で次に買い物をするときは
割引をしてもらえる、マイレージ・プランに似たサービスを提供できる点です。
高度なトラッキング・システムが無いとこのようなディールは構築できません。
現在のところグルーポンの売上の大半はデイリー・ディールから発生しています。しかし近い将来はデイリー・ディールは
どうでも良くなると思います。むしろスマホを軸にしたロケーション・ベースのディールこそが
グルーポンの中核ビジネスになると思います。
(グルーポンの顧客当たり売上高)
【ディールの詳細】
今回売出し株数:3,000万株
初値設定:16から18ドル
ティッカー:GRPN
上場市場:ナスダック
幹事構成:モルガンスタンレー、ゴールドマンサックス、クレディスイス
値決め:10月31日の週
ロックアップ期間:180日
(MarketHack
2011年10月21日22:07)
ttp://markethack.net/archives/51778060.html
【コメント】
グルーポンがナスダック市場へ上場するそうです。
グルーポンは単なる割引クーポン販売サイトに留まらず、将来様々なビジネスに発展が可能だと思います。
クーポンだけでなく、実際の商品を取り扱うといったことも出てくると思います。
アマゾンが最初は書籍のみの取り扱いだったのが、今や家電製品まで取り扱っているように、
グルーポンもアイデア次第で様々なビジネスモデルに発展していく可能性を秘めていると思います。
ただ成功しているどのベンチャー企業でもそうであるように、グルーポンも現在のところは赤字基調のようです。
売上高自体は非常に伸びているようですが、営業費用がかさんでおり、営業赤字が続いているようです。
記事にあります、
>現在、グルーポンはフリーキャッシュフロー・ポジティブです。
は間違いだと思います。
フリー・キャッシュ・フローは大きなマイナスが続いています。
また、
>また同社は無借金経営です。
とありますが、これはベンチャー企業なのですから当たり前です。
ベンチャー企業の将来性を無借金かどうかで判断することはできません。
グルーポンも近い将来黒字化する日がやってくるでしょう。
決してグルーポン株式の購入を推奨しているわけではありませんが、
グルーポンのビジネスモデルは新たなアイデアや技術と融合し、新たな姿を見せる可能性を秘めていると思います。
グルーポンはフェイスブックとは異なり、将来が楽しみです。
(株式の購入は自己責任でお願いします。)