2011年9月13日(火)



2011年9月13日(火)日本経済新聞
スズキ、独立へ執念 VWと提携解消へ 「傘下」扱いに反発
VW「株売らない」 スズキ、買い取り意向
(記事) 

 

 


2011年9月13日(火)日本経済新聞
スズキ会長ら一問一答
環境車、独自に開発
(記事)

 

 

 

 


【コメント】
これは完全に私の勘なのですが。全然違うかもしれませんが。

鈴木修現会長兼社長は、フォルクスワーゲンとの提携について技術面の協力を一番に挙げていますが、
実は自動車会社経営の「マネジメント面」に関してフォルクスワーゲンから何かを学べないか、と考えていたのかもしれません。
鈴木修氏は1冊本を執筆なさっていますが、タイトルが「俺は、中小企業のおやじ」です。
また、鈴木修氏個人や経営哲学について書かれた本がありますがそのタイトルが「鈴木修 おやじの人間力」です。
何と言いますか、どう言ったら分かりませんが、スズキ株式会社は中小企業のように泥臭くやっている企業である、
という思いを鈴木修氏自身が感じているのかもしれません。
人間味、義理人情、田舎、現場、親父とせがれ、といったキーワードで表現される中小企業っぽさがスズキ株式会社の持ち味でしょう。
今まではこれでよかったのかもしれないが、これからますますグローバル化が進展すると、
スズキ株式会社も変わっていかねば世界で通用しない、と鈴木修氏自身が感じていたのかもしれません。
ひょっとすると、トヨタやホンダや日産は、鈴木修氏から見ると自社と違って非常にスマートな(都会的でかっこいい)会社
という風に見えるのかもしれません。
トヨタやホンダや日産はMBAで習うような経営管理面がしっかりしていて近代的・都会的な会社である、
我が社もマネジメント面で整備・成長していかねばならない点がたくさんある、と鈴木修氏は常日頃から考えていたのかもしれません。
経営管理面で整備・成長していきたい、かといって日本企業であるトヨタ、ホンダ、日産に直接協力を仰ぐのも、
社員から妙な勘繰りをされないとも限らない、
そこでスズキ株式会社が変わっていく方策の一つとして経営管理面が充実してそうなフォルクスワーゲンとの資本業務提携を考えた、
フォルクスワーゲンからグローバル時代の自動車会社経営について多くのことが学べるのではないか、
と鈴木修氏は考えたのかもしれません。
グローバルに事業を展開していてマネジメント面も十分に確立しているフォルクスワーゲンから学べば
経営管理面の強化・近代化が可能なのではないか、そう鈴木修氏は考えたのかもしれません。
スズキ株式会社にとってフォルクスワーゲンとの提携の目的は技術面にあるのではなく、経営管理面にある、のかもしれません。

これは完全に私の勘です。全然違うかもしれませんが。
フォルクスワーゲンとの提携の目的が技術面の協力と聞いても何かピンときませんでしたので、
何か他に目的があるのかもしれないな、と思いましたので書いてみました。

 

 

 



2011年9月13日(火)日本経済新聞
ベトナム有力大と協力 イオン、進出先で人材確保 年20人採用 事業拡大に備え
(記事)


 

 

【コメント】
これは面白いですね。
ある意味究極の青田買いと言えるかもしれません。

私は企業に上場企業も非上場企業もない、大企業も中小企業もないと思っています。
ただ、敢えて大企業にメリットがあるとすれば、こういったことが可能である点でしょう。
規模が小さい企業ですと、なかなか大学と提携するということができないと思います。

 

 

 


2011年9月13日(火)日本経済新聞
中国建機市場を聞く
コマツ野路社長 3年後に需要回復 中国勢は技術力課題
日立建機木川社長 一段の落ち込みも 部品の海外調達拡大
(記事)

 



 


【コメント】
記事を読みますと、中国での建設機械の売れ行きが落ち込んでいるようです。
市場の回復もしばらく時間がかかるかもしれない、との見通しです。


販売価格面ではともかく、技術面ではまだまだ日本が上回っているのが現状のようです。
中国企業には基幹部品はまだ作れないようです。