2011年8月23日(火)



2011年8月23日(火)日本経済新聞 市場分析
インド・中国の大手 IT、日本開拓を本格化 低コスト・国際展開が強み
(記事) 

 

 

 

【コメント】
記事中の具体的な数値の正確さについては分かりませんが。


マイクロソフトが中国に研究開発拠点を開設したとか、その他大手企業もインドへのIT関連業務の委託が盛んである、
といった内容の記事をよく目にします。
中国やインドはITに強い、といったイメージは確かにあるかと思います。

ただ、日本は日本で数多くのIT関連企業が存在するわけです。
日本国内での受注競争は現在でも熾烈です。
日本のIT企業同士でも過酷な競争を行っているわけです。
ここに中国やインドの企業が進出してきてもなかなか新規受注は難しいと思います。

システム構築費用の多くは人件費ですから、同じシステムを構築するのであれば、
日本企業に発注するより中国やインドのIT企業の方が開発コストは小さくてすむのかもしれません。
しかし、ITシステムの運用は、実はITシステム完成・稼動後の「保守・点検」が大切だったりします。
ITシステムの定期的なメンテナンス、万が一の際の迅速な復旧・バックアップ体制、これが大切です。
そうしますと、何となく、日本企業の方が安心かなあ、という思いも出てくるのかな、という気がします。
日本企業の方が価格は高いとしても、保守点検やシステムのアップグレードを安心して任せられる、
という点では(あくまでイメージや心証の問題に過ぎないとしても)日本国内では日本企業が有利なのかもしれません。

 

 

 


2011年8月23日(火)日本経済新聞
高性能機、中国で生産 工作機械
需要急増・円高受け ヤマザキマザックやアマダ 欧州勢に対抗
(記事)


 


2011年8月23日(火)日本経済新聞
コベルコ建機 中国で主要部品内製 15年度までに購入費5%減 現地調達も拡大
(記事)

 




【コメント】
この2つの記事は本質的には同じ様な内容かと思います。
中国国内で技術的に高度な部品や完成品を生産する、という内容だと思います。

これは自信を持って言えることではありませんが、端的に言えば、
中国国内では技術的に高度な部品や完成品は生産できないのではないでしょうか。
率直に言えば、中国国内で調達できる素材や材料や人材そして技術が日本ほど高度ではないから、というのがその理由です。
高性能工作機械の生産は、日本から中国に移したくても移せない、それくらい日本と中国には技術力に差があると思います。
高性能工作機械を生産するためには、素材や材料や人材全てが技術的にハイレベルでなければなりませんが、
中国はやはり全体的にまだ日本よりは技術レベルが低いと思います。
中国はマクロで見ると強いのですが、個々の中国企業の技術水準は日本企業にはまだ及ばないのが現状だと思います。

 

 

 



2011年8月23日(火)日本経済新聞
株主割当増資を促進 金融庁 株価下落圧力小さく 米の財務諸表不要 企業の負担軽減
(記事)



 




【コメント】
ちょっとこれは意味不明な記事ですね。
何を言っているのか全く分かりません。
何をどうコメントすればよいか分かりませんが。

 

>米国株主が10%以上いる場合は、日本企業であっても米証券取引委員会(SEC)の規制が適用され、目論見書や決算書などを
>SECに登録し、増資後も継続的開示する必要が出てくる。

これは何を言っているのでしょうか。
意味不明過ぎてわけがわかりません。

 

>同庁は(中略)日本の会社法上は問題ないことを明示する。

会社法の管轄は金融庁ではなく総務省だと思いますが。



この記事は理解できる部分が一行もありませんでした。