2011年8月12日(金)
2011年8月12日(金)日本経済新聞
キャノン 自社株買い500億円 今年2度目 M&Aに備え
(記事)
【コメント】
キャノンの自社株買いについてですが、これは単純に株主への利益還元の意味しかないでしょう。
記事には株式交換によるM&Aに備える狙いもあるとありますが、そんなことは絶対にありません。
M&Aに備えるのなら、そのまま現金として持っておくべきでしょう。
わざわざ自社株買いをする理由など全くありません。
自己株式がないと株式交換を行えないわけではありません。
株式交換は新たに株式を発行すればよいだけの話です。
株式交換のために自社株買いを行うことなど絶対にありません。
昨日「キャッシュ・イズ・キング」という記事を紹介しました。
イザというときには現金が一番強いという話です。
M&Aの対価についても同じことが言えるのかもしれません。
M&Aの対価として、現金を望まない株主はほとんどいないでしょう。
しかし、M&Aの対価として、取得社の株式を望まない株主は一定数いるかもしれません。
M&Aの対価としても、現金はやはり一番強いのだと思います。
"Cash
is king also as a means of a consideration for M&A."
とでも言いましょうか。
2011年8月12日(金)日本経済新聞
日航の格安航空
合意 豪社・三菱商事が出資 来年中に営業開始 拠点空港は成田
日航 外資のノウハウ活用 主導は豪社 全日空と姿勢に差
(記事)
【コメント】
処置なしとはこのことでしょうか。
日本航空はやはり100%減資しかありません。