2011年7月19日(火)
押し出しで琴欧洲に敗れ、雨の中を引きあげた魁皇 大相撲で史上1位の通算1047勝を挙げた
大関・魁皇(38)=本名・古賀博之、福岡県出身、友綱部屋=が現役を引退することが19日、決まった。
師匠の友綱親方(元関脇・魁輝)が明らかにした。不祥事が続く角界の屋台骨を支えた関取最年長の人気大関が
土俵を去ることで、横綱、大関から日本人がいなくなった。
大関以上が外国勢だけになったのは、横綱が不在で、ともに米国出身の曙と小錦が大関だった1993年初場所以来。
腰痛など満身創痍で名古屋場所に臨んだ魁皇は5日目に2勝目を挙げ、千代の富士を超える通算1046勝の新記録を樹立し、
7日目にも白星を加えた。だが10日目(19日)に大関・琴欧洲に一方的に敗れて3勝7敗となり、
打ち出し後に師匠の友綱親方と話し合って引退を決めた。今後は浅香山親方として友綱部屋で後進の指導に当たる。
魁皇は曙、貴乃花、若乃花とともに1988年春場所、15歳で初土俵。右上手を取っての豪快な相撲で
2000年名古屋場所後に大関へ昇進した。04年秋場所で5度目の優勝を飾り、翌九州場所は12勝したが、
横綱昇進は果たせなかった。
05年以降は故障が増えて衰えが目立ち、引退の危機を何度か乗り越えてきたが、力尽きた。大関在位65場所は
千代大海と並んで史上1位で、38歳での引退は大ノ里の39歳9か月に次いで大関として昭和以降2番目の年長記録。
幕内879勝や幕内在位107場所も史上1位。優勝5回は大関以下で終わった力士では最多だった。
魁皇の師匠、友綱親方「本人からの意向で、引退と聞きました。よくやってくれたということだけです。
(魁皇には)よくやって、頑張ってきたという言葉で(ねぎらった)。(引退の時期は)私としては、いつ来てもよかった。
詳しいことは、明日(20日)、記者会見させていただきます」
魁皇と初土俵が同期の貴乃花親方(元横綱)「お疲れさまというより、ご苦労さまの気持ちです。
いつまでも「同期の星」でいてほしかったですが、本人の気持ちもあるので仕方のないところもある。
でも残念ですね。これからは同じ「親方」として、相撲協会のために頑張っていきましょう」
(スポーツ報知 2011年7月19日19時35分)
ttp://hochi.yomiuri.co.jp/sports/sumo/news/20110719-OHT1T00215.htm
カイオウと言えば、弟ラオウ。
ラオウと言えば、「ラオウ伝説」。
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漫画で恐縮ですが、このラオウの様な言葉を残せるように生きていきたいですね。