2011年7月15日(金)
家電量販店最大手のヤマダ電機は、7月15日、東京・新宿駅西口に都市型店舗「LABI(ラビ)新宿西口館」をオープンした。
昨年4月にオープンした東口店に続き、新宿地区では2店舗目となる。
オープンセレモニーには、元マラソンランナーでイメージキャラクターの高橋尚子さんが駆けつけた。
「オープン前に店内を見ましたが、欲しいものがたくさんありました。ヤマダ電機はいつもスタッフが笑顔で迎えてくれるお店です。
新宿西口館も笑顔が絶えないお店になると思います」とコメントした。
朝から気温30度を超える猛暑となったオープン当日は、開店時間を前倒しして、予定より30分早い9時30分にオープン。
多くの人が来店しようと売り場に駆け込んだ。季節柄、エアコンや扇風機を購入する人が目立っていた。
また、デジタルカメラコーナーは、若者を中心に賑わっていた。
新宿駅西口は、ビックカメラ、ヨドバシカメラとカメラ系家電量販店がしのぎを削る激戦地区。ビックカメラ新宿西口店は
街頭でチラシを配布し、またヨドバシカメラ新宿西口店は、通常10時の開店を1時間早めて拡声器で特価品をアピールするなど、
ヤマダ電機をけん制する動きが始まっている。
(朝日新聞 2011年7月15日)
ttp://www.asahi.com/digital/bcnnews/BCN201107150016.html
>オープンセレモニーには、元マラソンランナーでイメージキャラクターの高橋尚子さんが駆けつけた。
これは何かの自虐ネタなのでしょうか。
血みどろの戦い。
まさにレッドオーシャン。
バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は14日、上院銀行委員会で証言し、米景気回復の見通しは依然不透明であることを
認める一方、FRBは景気刺激のための追加的な措置を講じる準備はまだしていないことを明らかにした。
同議長は前日の下院金融サービス委に続き、半年に1度の定例議会証言で述べたもので、下院では景気回復が持続するかどうか
懸念の声が高まっていることを認め、景気下支えのため新たな措置を講じる可能性があると述べた。しかしこの日は、
追加措置が必要になるかどうかについてはっきりとした見解を示さなかった。
バーナンキ議長は、FRBが6000億ドル(約47兆4000億円)の国債購入計画を議論し始めた2010年8月の時は、
インフレが低下し景気が失速する様相をみせていたとし、インフレ見通しがFRBの目標に近い現在は経済状況が違うと指摘。
その上で、「現在の状況はもっと複雑で、目先の経済見通しは不確かだ。景気が我々の予想通り回復に向かうかどうか注視したい」
とし、「現時点では、さらなる措置を講じる用意はしていない」と述べた。
この日、銀行委のシェルビー共和党筆頭理事(アラバマ州)は、「FRBが国債購入計画の第3弾を打ち出した場合、
インフレを再燃させる恐れがある」とくぎを刺した。
バーナンキ議長はまた、欧州の債務危機にも言及し、欧州の状況が大幅に悪化すれば米経済はリスク回避の動きの拡大や、
資産価格の低下などに見舞われるだろう」としながらも、「米金融機関の対欧州債権は小規模で管理可能である。
デフォルト(債務不履行)になる様な事態は予想していない」と強調した。
8月2日が期限となっている政府・民主党と議会との連邦政府債務上限引き上げ交渉については、
期限までに引き上げが出来なかったとしても、政府は国債の元利支払いを継続しデフォルトの回避に努めるだろうと語った。
しかし同時に、「社会保障の給付などの支払いが大幅削減されるだろう」と指摘、米経済に対する信頼を傷付け、
景気回復を損なう恐れがあると警告した。
(ウォール・ストリート・ジャーナル 2011年 7月 15日 9:57
JST)
ttp://jp.wsj.com/Finance-Markets/Foreign-Currency-Markets/node_273486
【コメント】
実際には2週間以内に米国政府債務上限引き上げは行われます。
そうしないと、借り換えもできない(=償還が迫っている米国債のデフォルト)でしょうから。
以前も書きましたが、米国債は何が起ころうともAAAです。
ただ、一つだけ問いたいと思います。
米国の金融政策の意思決定機関はどこなのかね、バーナンキ君。
上限に達したらその都度引き上げるのであれば上限の設定など始めからいりません。
今回上限を引き上げますが、数年たったら必ずまた引き上げます。
上限は引き上げるためにあるんじゃない。
守るためにあるんだ。
経済大国が発行する国債は現実にはデフォルトは起きないのです。
正確に言えば、デフォルトは起こすわけにはいかない、というべきでしょうか。
最後には中央銀行に引き受けさせてでも国債を発行して過去発行した国債を借り換えるしかありません。
しかし中央銀行の国債引き受けはやはり禁じ手です。
現実には国債のデフォルトは起きないでしょう。
しかし、インフレは起こるでしょう。
インフレが起こる理由は、マクロ経済的に言えば、経済規模の成長よりも著しく大量に貨幣を発行したから、となります。
もう少しミクロ経済的に言うと、財やサービスの絶対的な価値は一定のままなのに貨幣量だけが増加した結果、
貨幣の価値が下がる、という説明になるかと思います。
貨幣の価値の下落がインフレです。
インフレというと、一般的には物の値段が上昇すること、と言われますが、
正確に言うと、貨幣の価値が下がること、と言うべきなのかもしれません。
日常生活面から言うと物の値段が上昇することという見方になりますが、
経済学的に言うと貨幣の価値が下がることという見方になると思います。
最近円高傾向が強いですね。
円高基調は変わりそうにありません。
財務省による為替介入という生ぬるいやり方ではなく、国債を大量に発行することによって、
もっと直接的に円通貨の価値を下げてはいかがでしょうか。
国債を発行すれば発行するほど、円通貨の価値は下がります。
これが一番の円高是正策ではないでしょうか。
国債を大量発行して円安に誘導しましょう。