2011年7月8日(金)



今日は経営管理学のケーススタディの教科書を紹介します。
コカ・コーラの事例をスキャンして紹介します。
この本は以前も紹介しましたが、分量が多く内容も深いと思います。
これで2000円というのは本当にただみたいなものだと思います。

 

 

「経営戦略 ケーススタディ〜グローバル企業の興亡〜」 横山寛美著 (シグマベイズキャピタル)

 

第三章 経営資源分析(資源ベース理論)


四 見えざる資産

ケースA コカ・コーラ、ブランド価値最大企業 ―100年変わらぬコーポレート・アイデンティティ
(グローバル・ベスト・ブランド・ランキング、ブランド価値計算の考え方、フランチャイズ・システム、コーポレート・アイデンティティ)

 

 

 



127ページ


128ページ〜129ページ


130ページ〜131ページ


132ページ〜133ページ


134ページ〜135ページ


136ページ〜137ページ

 

 

 



【コメント】
コカ・コーラブランドの歴史は100年以上です。
企業(一事業)の寿命は30年と言われることすらあることを考えれば、
まさに単一の商品のみで100年以上も成長し続けているというのは驚異的というほかありません。
創業以来100年以上変わることのないコーポレート・アイデンティティが
コカ・コーラのマーケティング戦略の成功の秘訣とのことです。
もちろんそれ以前に、単純に「コーラがおいしい」という厳然たる事実があるのでしょうが。
コーラがおいしいからコーポレート・アイデンティティの確立につながっているのだと思います。

 


コカ・コーラブランドは100年以上変わることがない、という部分を読んで
私はかつて吉永小百合氏が出演していたテレビCMを思い出しました。
4〜5年くらい前のテレビCMだったと思います。
どこの企業のテレビCMだったか忘れましたが、吉永小百合氏が和服姿で最後に、

「どうか日本が変わってしまいませぬように」

と語りかけるテレビCMでした。

 

コカ・コーラブランドはこれからも変わりません。
そして日本も変わらなければならない点と変わってはいけない点があると思います。

 


どうか日本の良い点が変わってしまいませぬように