2011年6月8日(水)



2011年6月8日(水)日本経済新聞
日立、900社の人事共有 グループ人材 世界の適所に 海外受注で機動力
(記事) 

 

 


2011年6月8日
株式会社日立製作所
日立グループのグローバル成長を支える「グローバル人財マネジメント戦略」を策定
人財育成・登用・処遇のグループ・グローバル共通基盤としてグローバル人財データベースとグローバルグレーディング制度を構築
ttp://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2011/06/0608b.html

 

 

 

2011年6月8日
株式会社日立製作所
「新グローバル化推進計画」を策定
アジアベルト地帯*1を中心とした11地域*2を選定するとともに新たにインドを海外5極目の統括地域として*3地域戦略を強力に推進
ttp://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2011/06/0608a.html

 


 


【コメント】
本当に連結(グループ全体)ベースで人材の配置を考えるのなら、純粋持株会社に移行するのも一つの考え方かもしれません。
純粋持株会社は戦略立案や人材配置のみを行い、事業活動自体は事業子会社で行っていく形の方が望ましいのかなという気がします。
ある事業子会社から別の事業子会社へ人材を配置するのはよいと思うのですが、
現在のままですと、日立本体から事業子会社への人材の配置はいろいろと難しいこともあるのかなという気がします。

日本では2社以上が経営統合を行う目的で持株会社を設立するということはよくあるのですが、
あくまで経営戦略に基づいて一社のみで純粋持株会社制に移行するという事例は非常に少ないと思います。
日立の規模になりますと、一社のみで純粋持株会社制に移行したという事例は一例もないでしょう。


現実には難しい面もあるかもしれませんが、本当にグループ全体で適材適所を目指すのなら、
純粋持株会社制による経営も選択肢に入ってくると思います。