2011年5月25日(水)
>ノーベル経済学賞受賞者のロバート・マンデル氏は、ドルの下落は重要な問題ではないと語る。
>それよりも、QE2の終了に伴い、今年後半にドルが不可避の上昇を始め、米国が再びリセッション(景気後退)に陥ることを
>マンデル氏は懸念している。強く懸念すべきは、インフレではなくデフレだという。同氏によれば、
>リセッションを回避する簡単な方法がある
─ 米財務省がドルとユーロの為替レートを固定すればいい。
>同氏の経済予測は非常に重視される。同世代の大多数のエコノミストと違い、同氏の予測は正しいことが多いためだ。
>為替レートが固定されれば、物価は突然のデフレやインフレの惨劇から解放され、
>米国と欧州の生産水準に沿った、投資ホライズンや計画のタイムラインの拡張が可能となる。
>景気回復のカギは、ドルの対ユーロ相場を相対的に健全な水準で安定させることにある、とマンデル氏は語る。
>同氏の素晴らしい業績を考えれば、尋ねずにはいられない。ワシントンでは誰か耳を傾けているだろうか。
【コメント】
この記事は全てネタですよね。
為替レートは固定相場制にはもう戻れませんよ。
人類史上、変動相場制に移行した後、固定相場制に戻れた例は一例もありません。
アメリカドルが人類史上初めての基軸通貨なのですから、今までに一例もないのは当たり前かもしれませんが。
固定相場制に戻すべきだというロバート・マンデル氏の主張は何らかの意図を持った冗談か何かだと思います。
もしロバート・マンデル氏が本気でそう思っているのだとすると、尋ねずにはいられない。
ノーベル経済学賞とは一体何なんでしょうか。
ロバート・マンデル氏は本当は固定相場制には戻れないということを学問的に理解しているのだと思います。
しかし世の中政治的にまあいろいろありますから不本意ながらこういったことを言わざる得ないのでしょう。
ノーベル経済学賞というのは窮屈なものですね。
手にしたものを失う怖さに
縛られるぐらいならノーベル経済学賞などいらない
ロバート・マンデル氏がそう思っていなければいいのですが。