2011年5月18日(水)



みずほ銀・コーポ銀合併見通しに株価は反応薄

 [東京 18日 ロイター] みずほフィナンシャルグループが傘下のみずほ銀行とみずほコーポレート銀行の合併を検討している
ことが分かったが、長期的にはシナジー効果が期待できるものの、目先はコスト上昇圧力が収益を圧迫する可能性がある。
 システム統合などを本格的に進めれば、「数千億円規模の投資が必要になる」(みずほ関係者)からだ。
統合効果が収益に貢献し始める時間をいかに前倒しできるかが課題になりそうだ。 
 2バンク体制から1バンク体制への移行が明らかになった18日、みずほFGの株価は前日比4円高の131円となった。
三菱UFJフィナンシャル・グループは同9円高の386円、三井住友フィナンシャルグループは同83円高の2464円で、
3メガバンクの株価の推移に大きな変化は見られなかった。コストシナジー効果が期待される1バンク体制への移行を、
市場はそれほど評価しなかったと言える。
 バークレイズ・キャピタル証券の銀行アナリスト、田村晋一氏は「コストが重複する2バンク体制の見直しは
いずれ出てくるテーマだったが、システム統合のコストを考えれば最初の3年はコストが先行する」とみており、
シナジー効果が顕在化してくるのはかなり先になるとの見方を示す。
 合併に当たって最も大きな投資になるのがシステム投資。当面は現在のみずほ銀のシステムに
みずほコーポ銀のシステムを片寄せさせる案が有力だが、本格的なシステム再構築を進めるとなると数千億円規模に達する。
しかも、作業を進めている間には新商品の開発などでも手足を縛られることになる。
このため「システム統合の負担をいかに小さくし、期間を短くするのが課題」(みずほ幹部)といえる。
 「みずほFGの最大の課題はガバナンス問題」(金融庁関係者)との指摘もあり、旧3行が持株会社と傘下2銀行のポストを
分け合っている現状の改革こそが、組織再編の最も大きな果実になるとの見方もある。
金融庁幹部は「ガバナンスの改革に繋がれば望ましい」と話している。
(ロイター 2011年 05月 18日 21:16 JST)
ttp://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21172820110518

 

 

 



【コメント】
みずほ銀行とみずほコーポレート銀行が合併を検討しているという記事です。
これは良い合併だと思います。
一方は主に法人向け、他方は主に個人向けという違いはありますが、行っている業務そのものは金額の多寡が異なるだけであり、
本質的には両社は同じ業務を行っています。
管理部門や証券運用部門など、両社で重複する部門は非常に多いですので、合併の効果は非常に大きいと思います。
銀行と証券の経営統合はあまり効果がないのですが、銀行同士であればどんどん合併していくべきです。
他の一般的な事業会社とは異なり、銀行は規模が大きければ大きいほどよい、これが私の持論です。



>システム統合などを本格的に進めれば、「数千億円規模の投資が必要になる」


さすがにこれはないと思いますが。
システム統合を本格的に進めるの意味にもよりますが、仮にスクラップアンドビルド、すなわち、両社の旧システムを廃棄し、
完全に "from scratch" で新システムを構築するとしても最大でも1000億円もかからないと思います。
具体的にどう見積もればいいか分かりませんが、いくらメガバンクの規模とはいえ銀行のシステムは1000億円もしないと思います。


 

>しかも、作業を進めている間には新商品の開発などでも手足を縛られることになる。


これも一体何を言っているのでしょうか。
全く意味が分かりません。

 

 



戦略上非常に意味のある合併だと思います。
株価の変化を見ておきましょう。

 

みずほフィナンシャルグループ 今日の値動き

131 +4(+3.15%)
始値: 129 高値: 132 安値: 129
前日終値: 127 出来高: 109,056,000
(キャプチャー)


株価が大幅上昇するということはなかったのですが、銀行に限らず、M&Aは長期的な視点に立って行っていくものです。
特に今回の合併はグループ内の完全子会社同士の合併です。
どちらの株式も上場しているわけではなく、何かの株式を買い取ったり、新たな株式の発行などがあるわけでもありません。
現金の社外流出や株式の売却なども全くありません。
連結ベースで見ると、財務的には全く何もしていないことと同じです。
両社が合併しても、連結財務諸表には1円の変化も生じません。

現金の大きな社外流出や株式の大規模な発行を伴う外部の企業の大型買収に比べると派手さはありませんし、
財務面でのインパクトも非常に小さい(連結ベースで見れば全くない)のですが、
みずほフィナンシャルグループにとってみずほ銀行とみずほコーポレート銀行の合併は
これからの経営で欠かすことのできない大切な一歩だと思います。

 


 


みずほ銀行とみずほコーポレート銀行の合併を記念して、さっそくギョーザを食べたいと思います。


みずほフィナンシャルグループの直接のライバルである商船三井の株価はどうだったでしょうか。
商船三井の株価を見ておきましょう。



商船三井 今日の値動き

434 ±0(0%)
始値: 437 高値: 437 安値: 429
前日終値: 434 出来高: 7,642,000
(キャプチャー)

全く変化ありませんでした。表向き平静を装っているようです。


みずほフィナンシャルグループのもう一人の直接のライバルの日本航空はもちろん上場しておりません。
日本航空は現在も再生に向けて更生中です。
日本航空ははやく100%減資を行ってください。


 

 


「天国も死後の世界もない」、英物理学者ホーキング氏が断言

 [ロンドン 16日 ロイター] 「車椅子の物理学者」として知られる英国の物理学者スティーブン・ホーキング博士(69)は、
天国とは闇を恐れる人のおとぎ話にすぎないとし、死後の世界があるとの考えを否定した。
16日付の英紙ガーディアンに掲載されたインタビューで述べた。
 ホーキング博士は「(人間の)脳について、部品が壊れた際に機能を止めるコンピューターと見なしている」とし、
「壊れたコンピューターにとって天国も死後の世界もない。それらは闇を恐れる人のおとぎ話だ」と述べた。
 博士は21歳の時に筋萎縮性側索硬化症(ALS)という進行性の神経疾患と診断され、余命数年とされた。
「自分は過去49年間にわたって若くして死ぬという可能性と共生してきた。死を恐れてはいないが、死に急いでもいない。
まだまだやりたいことがある」と語った。
 また、人々はどのように生きるべきかとの問いに対し「自らの行動の価値を最大化するため努力すべき」と答えた。
 1988年の著書「ホーキング、宇宙を語る」で世界中に広く知らるようになった博士は、
2010年の著書「The Grand Design(原題)」では宇宙の創造に神の力は必要ないとの主張を展開し、宗教界から批判を浴びている。
(ロイター 2011年 05月 17日 11:18 JST)
ttp://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPJAPAN-21136220110517

 

 

 

 

 


【コメント】
「宇宙の創造に神は必要ない」がホーキングの持論です。
日本にも神は必要ありません。
日本に必要なのは、国民一人一人です。

 

 

 



ACといえば?

 

@公共広告機構
A交流
Bアタックチャンス
Cアクセンチュア
Dアンダーセン・コンサルティング

 

 

答え:全部

 

 

 


THE 虎舞竜

 


THE 虎舞竜(とらぶりゅう)の名称は、 trouble(トラブル)から由来しているそうです。
THE 虎舞竜の一番のヒット曲は「ロード」でしょうか。
ロードのカップリング曲は「祈り」。
続編として、シングルが「ロード-第2章-」、「ロード-第3章-」、「ロード-第4章-」・・・があり、
全部で13章あるようです。
ロードに関するアルバムやビデオもあるようです。


私も聞いてみました。
「何でもないような事が、幸せだったと思う」
という歌詞はなるほどヒットしそうだなと思いました。
確かにいい歌だなと思いましたが、全体を通して私個人には無縁の歌詞だなというのが率直な感想です。
前カリフォルニア州知事に関する噂とは異なり、私には隠し子は決しておりません。
Youtubeの動画にはイントロ部分にボーカルの人のつぶやきが入っていました。
私にはこのように聞こえました。

 


あの日 あの時 会計と出会っていなければ こんなに悲しむこともなかったと思う
でも 会わなけりゃ もっと不幸せだった