2011年4月24日(日)
とは言え、風力発電がクリーンなエネルギーであることには変わりなく、
今後の技術の発展が望まれる分野であることに間違いはありません。
日本で風力発電事業に取り組んでいる企業を紹介します。
日本風力開発株式会社
ttp://www.jwd.co.jp/
事業案内
ttp://www.jwd.co.jp/products/
風力発電に適した場所とは
ttp://www.jwd.co.jp/quality/
その企業が単体では何をやっているかを知る手段は個別財務諸表を見ることしかありません。
連結財務諸表ではその企業そのものが何をやっているかは知ることはできません。
連結財務諸表はグループ全体の業績を知ることはできますが、それはグループ全体を足し算した結果に過ぎません。
個々のグループ企業の業績を知ることはできません。
決算短信でも個別財務諸表の開示を義務付けるべきだと思います。
連結財務諸表を開示できるのですから、個別財務諸表を作成・開示するのに追加的な作業は何も発生しないはずです。
企業の負担が大きくなるということもありません。
上場している場合は企業のサイトから決算短信をダウンロードすることはできますが、
有価証券報告書はダウンロードできることは少ないのが現状です。
企業のホームページから個別財務諸表をダウンロードできないというのは財務開示上あまり好ましくないと思います。
連結財務諸表から分かることには限界があります。
個別財務諸表の重要性を今日改めて認識しました。
↓日本風力開発株式会社の個別・連結財務諸表の「資産の部」のスキャンです。
日本風力開発株式会社「有価証券報告書」 93/124ページ〜94/124ページ 「貸借対照表」
(資産の部)
流動資産や投資その他の資産は非常に多い。しかし、有形固定資産は非常に少ない。
一般の電力会社であれば発電設備が高額ですので、通常であれば多額の有形固定資産が計上されているはずであり、
貸借対照表で非常に大きな割合を占めるはずです。ところがそうではない。
有形固定資産が非常に少ない代わりに、投資その他の資産、具体的には「関係会社株式」と
「長期貸付金」が多い。
これはこの企業が少なくとも単体では発電事業をわずかしか手がけておらず、持株会社の性質を持っていることを示している。
発電そのものはグループ会社が行っており、そのグループ会社が発電した電気(「商品及び製品」)をこの会社が仕入れ販売しています。
日本風力開発株式会社は、風力電力事業に出資や融資を行うファンドのような性質を持った
事業持株会社であると言えます。
おまけ
日本風力開発株式会社「有価証券報告書」 52/124ページ 「連結貸借対照表」
(資産の部)
米金融規制改革が大手金融機関による寡占化を促進?
(日経ビジネスオンライン 2011年4月22日(金))
ttp://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20110420/219528/
原文
Banks 'Too Big to Fail' Could Get Bigger
Federal agencies putting mortgage
and derivative reforms into force are writing rules
that seem to have a
big-bank bias
(Bloomberg Businessweek April 7, 2011, 5:00PM
EST)
ttp://www.businessweek.com/magazine/content/11_16/b4224025246331.htm
>ドッド・フランク法は「大きすぎて潰せない」巨大金融機関の問題に対処することを目指して制定された。
>だが、むしろ、同法が大手金融機関を肥大化させているが懸念されている。
>The Dodd-Frank financial reform law was supposed to end "too big to
fail,"
>but its implementation could make big banks even bigger.
原文のタイトルは「Banks 'Too Big to Fail' Could Get
Bigger」になっていますがこれは間違いです。
正しくはこうです。↓
Banks 'Too Big to Fail' Could Get Riskier
今でも「ちりめんじゃこ(縮緬雑魚)」は好きですね。
ご飯や豆腐にかけることもあります。
「ちりめんじゃこ」と聞いて連想するのは北斗の拳の雑魚キャラの「ジャコウ」でしょうか。
他にはあまり有名ではないかもしれませんが、イタリアの作曲家・音楽教育家の「ジャコモ・カリッシミ」を連想します。
ウィキぺディアによりますと、ジャコモ・カリッシミは、
>生い立ちについては何も知られていない。生年月日は不明だが、ローマ近郊マリーニにて1604年かその翌年に生まれている。
>父親は酒樽造りの職人だった。20歳でアッシジの礼拝堂の指揮者となる。
とのことです。
ゴルゴ13っぽくていいですね。
(左ジャコモ・カリッシミ、右ジャコウ)
私もかつてはクラシック音楽を聞いてゆったりと心を落ち着けていたころがあります。
今は、財務諸表を眺めている時が一番落ち着きます。
経営戦略を考え出すと興奮してきていけません。