2011年4月19日(火)



2011年4月19日(火)日本経済新聞
森精機 欧中最大手と工作機械合弁 中国で量産、市場開拓
(記事) 

 

 

2011年4月19日(火)日本経済新聞
森精機 輸出型モデルを転換 欧中最大手と工作機械合弁 技術流出リスクも
(記事)

 

 


2011年4月18日
株式会社森精機製作所
ドイツ GILDEMEISTER AG の株式追加取得に関するお知らせ
ttp://www.moriseiki.com/japanese/ir/pdf/2011_0418_gildemeisterag_j.pdf

 


2011年4月19日
株式会社森精機製作所
ドイツ ギルデマイスター社 ・ 中国 瀋陽机床(集団)有限責任公司との中国での協業計画について
ttp://www.moriseiki.com/japanese/ir/pdf/2011_0419_gilde_china_j.pdf

 

 

 



2011年4月19日(火)日本経済新聞
伊藤忠・住商 最大級風力発電に出資 170億円ずつ グーグルも参画
(記事)



 


2011年4月19日
伊藤忠商事株式会社
世界最大の風力発電事業「シェファード・フラット」への参画について
ttp://www.itochu.co.jp/ja/news/2011/110419.html

 

 

2011年4月19日
住友商事株式会社
米国住友商事会社
米国において世界最大級の風力発電プロジェクトに参画
ttp://www.sumitomocorp.co.jp/news/2011/20110419_110000.html

 

 

 


【コメント】
風力発電に関する共同出資事業です。
伊藤忠商事、住友商事、グーグルの3社がパートナーとなります。
総事業費約20億ドル、住友商事グループ、伊藤忠商事グループ、Google社の出資額合計約5億ドル、とのことです。
もともとはGEが9割出資していたとのことですが。
議決権の約2割が約2億ドルだとすると、資本は約10億ドルということになりますが。
詳しい出資スキームは分かりませんが、残りの約10億ドルは負債で賄っているのでしょうか。
この記事の内容についてはこれ以上何も分かりません。

分からないなりにネタを探してみますと、この風力発電設備は「オレゴン州」に建設するとのことです。
オレゴン州の気候についても詳しくは存じ上げませんが、風力発電に適しているとも思えないのですが。
まじめにコメントしても仕方ありませんが、率直に申し上げると、現実には太陽光発電や風力発電は不可能だと思います。
発電量や発電力が原子力や火力に比べて話にならないくらい小さいからです。

 

 

 


実は10年以上前、「風力発電のビジネスを立ち上げてみたい」、という相談を受けたことがあります。
風力発電は資源が要らない、地球資源を消費しない、燃料も仕入れなくてよい(=燃料費は無料)、
エコロジーかつ低コストでこれからの発電の一形態として風力発電は有望ではないか、という相談でした。

私はその時次のようなことを答えました。
「確かにそのようなメリットはあります。しかし、人間は電力を24時間365日使います。
逆から言えば、発電する側は電力を24時間365日一瞬も絶やすことなく発電し続けなくてはいけません。
風力発電は常に発電し続けることは可能でしょうか。
端的に言えば、風力発電は風が止まったら終わりです。
24時間365日常に風が吹き続けなくてはいけません。
そのようなことはあり得るでしょうか。
風が吹かなかったから今日は電力を供給できません、ではビジネスになりません。
自分が趣味の範囲で自分の家の電力を風力発電で賄うというくらいならいいのでしょうが、
安定して電力を販売していくとなると難しいと思います。
偏西風などが吹いて一年中風が吹き続ける環境がもしあれば風力発電もビジネスになるでしょう。
しかしそのような気候は日本にはないでしょう。
日本では風力発電の事業を立ち上げるのは無理だと思いますよ。」


その人は、それもそうだな、という感じで私の説明を聞いていました。
発電量や発電力のことはここでは度外視するにしても、「一年中常に風が吹き続けなければ風力発電の事業化は不可能だ」、
という私の指摘は今でも本質を突いていると思います。
同じことは太陽光発電に対しても言えると思います。
発電量、発電力、天候(=安定供給)、いずれの点を見ても、風力発電や太陽光発電は現実的ではありません。

 

ちなみに、「風力発電のビジネスを立ち上げてみたい」と私にコンサルティングの依頼をしたのは東京電力株式会社です、
と言っておきましょうか。
まあ半分冗談、半分本当ですが。
電力会社で働いた経験があると新しい発電形態に興味を持つものなのだろうか、とその時思いました。

 

 

 


2011年4月19日
株式会社商船三井
HAFNIA社(デンマーク)とLR1型プロダクトタンカープール運航会社を設立
ttp://www.mol.co.jp/pr-j/2011/j-pr-1128.html


>プール運航:
>プール参加船社による共同運航。今回設立したプール運航会社が一括して運航を受託し、効率的な配船を実施することで、
>より顧客の利便性に即したサービスを提供します。

 

 

 

 


2011年4月18日
株式会社神戸製鋼所
インドにおける溶接事業部門の新会社設立について
ttp://www.kobelco.co.jp/topics/2011/04/1184145_11104.html

 

 

 

 

 



米政府、今夏にもGM株売却へ―納税者の損失はほぼ確実か

 関係筋が18日明らかにしたところによると、米政府は保有する自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)株のかなりの部分を
今夏にも売却する計画だ。株価が昨年11月に新規株式公開(IPO)を行って以降低迷しているにもかかわらず売却を進める意向だ。
 米政府は2009年に公的資金500億ドル(約4兆1300億円)を投じてGMを救済している。収支トントンにするためには、
財務省は保有する約5億株を1株当たり53ドルで売却する必要がある。
   18日のニューヨーク証券取引所のGM株は前週末比0.27ドル安の29.97ドルと30ドルを下回って取引を終えた。
これは昨年11月に33ドルでIPOを行って以来の最安値。GM株価は燃料価格の上昇、自動車業界生産の混乱、
それにGMの社内問題から打撃を受けている。現在の株価だと、GM救済で納税者は110億ドル以上の損失を被ることになる。
 しかし関係筋によると、オバマ政権はGMとの最後のつながりを絶ちたいと考えているため損失覚悟だという。
夏にかなりの部分を売却しておけば、年内に全てのGM株を売却できる可能性が高くなり、大統領選挙の実施される2012年に
売却を行って論争となるリスクを回避できる。
 GMも政府の早期撤退を望んでいる。政府が株式を保有している限り、GM幹部報酬に厳しい制限が付くからだ。
 昨年11月のGMのIPO成功により、政府の持ち株比率は61%から26.5%に下がった。IPOの際の条件により、
財務省は今年5月22日より前には売却できない。
 関係筋によると、財務省当局者と主幹事を務めた銀行はIPOを実施した際、GM株価が冬にかけて上昇し、
この結果、売却可能になる5月22日以降、数週間以内に政府がGM保有株の大部分ないし全てを売却できると踏んでいた。
したがって納税者の被る損失も小さくて済むと考えていたという。
 GM株は最近、投資家の信頼感を低下させるような出来事があったことを受けて下落している。その中にはガソリン価格の上昇も含まれている。
ガソリン価格の上昇は大型で利益率の高いSUV(多目的スポーツ車)を含むトラックの売り上げに影響を与えている。
またウォール街はクリス・リデル最高財務責任者(CFO)の予期せぬ退任といった経営陣の動向についても懸念している。
 また投資家は1〜2月の販売奨励金増加に驚いた。11年第1四半期の業績に影響をもたらすからだ。関係筋によると、GMは来月、
第1四半期の決算の黒字を発表するとみられる。
 今夏の政府によるGM株の売却の規模と手法については、財務省で協議が行われている。政府、銀行、
それにGMが緊密に協力するIPOとは違い、政府は自らの裁量でその進め方を決めることができる。
GMが既に株式公開企業だからだ。関係筋によると、財務省は売却のタイミングでGMと連絡を取っていないという。
 5月22日にGM株売却の禁止措置が解除されてから財務省が売却を実行に移す時間が必要なため、5月中の売却の可能性は低い。
また投資家が6月末までの第2四半期の業績を見極めたいと思う可能性が高いことから7月の売却の可能性も低い。
6月、8月、それに9月が売却の可能性が高い時期だと言えよう。
(ウォールストリートジャーナル 2011年 4月 19日  10:28 JST)
ttp://jp.wsj.com/Business-Companies/Autos/node_224640

 

 

 

 

 



【コメント】
100%減資をしなかった結果がこれです。
GMは日本航空の格好の反面教師です。
こうなることは最初から分かっていました。
残念だ。実に残念だ。

 

 

 

 



ブラック・スワン(Black Swan)とは何か     (注:全てネタです)

 


ブラック・スワン(Black Swan)…
Swanすなわち白鳥は優雅さや気高さ、博愛の象徴であることは小学校の「バードウォッチング」の授業で習う通りであるが、
その美しさゆえに、白鳥は一匹で生息する鳥類であることも有名である。
「今はむかし、西の京の湖に白鳥ありけり。その鳥、ひとりのみもありけらし。」
(今となっては昔のことだが、西の京の湖に白鳥がいた。その鳥はひとり身のようであった。)
との記述がかの「伊勢物語」にあることはセンター試験の頻出事項である。
白鳥は一人で舞い、一人で義に生きる。しかしそんな白鳥が極稀に群れをなすことがあるという。
白鳥の群れ(flock)、すなわち「Flock Swan」という言葉が「非常に珍しいめったにないこと」を意味するのはこれが起源である。
また、白鳥の群れを我々が目にすることは非常に難しく、白鳥の群れを見るためには幸運やまぐれ当たり(fluke)も必要である。
そのことから「Fluke Swan」も「非常に珍しいめったにないこと」を意味するようになったことが現代では証明されている。
「Flock Swan」も「Fluke Swan」も珍しいことではあるが、白鳥にとっては何よりも「博愛」に対する考え方が厳しい
ことはよく知られておろう。白鳥は「博鳥」とも書き、白鳥とは博愛そのものである。
白鳥にとって博愛に反する行為は最大の罪とされそうした白鳥は厳重に処罰されたという。
白鳥は同じく博愛の精神を唱えた「墨子」の教えを文字通り肌に染み込ませるため、「墨」で白鳥の羽を染めたという。
ここから墨色の白鳥すなわち「Black Swan」という言葉が来ている。
博愛に反する白鳥も非常に珍しいため、「Black Swan」も他の二つ同様、「非常に珍しいめったにないこと」の意味である。
ちなみに「Black Swan」はオーストラリアの黒鳥が発祥というのが定説であったが 最近では前出の「Flock Swan」や「Fluke Swan」でも
わかるとおり、群れ(flock)と幸運(fluke)がその起源であるという説が支配的である。

*参考文献 野鳥観察全国会出版刊
『開成、灘、そして女』より