2011年3月23日(水)



デュポンの取締役にたまたま二名欠員が出たようです。

 

 

2010年度「FORM 10-K」
ttp://phx.corporate-ir.net/External.File?item=UGFyZW50SUQ9NDEzMDc1fENoaWxkSUQ9NDI0MTU3fFR5cGU9MQ==&t=1


 
2011年度「Annual Meeting Proxy Statement」
ttp://phx.corporate-ir.net/External.File?item=UGFyZW50SUQ9NDE4NDc3fENoaWxkSUQ9NDMxNDczfFR5cGU9MQ==&t=1


 
2010年度「Annual Review」
ttp://phx.corporate-ir.net/External.File?item=UGFyZW50SUQ9NDE4NDc2fENoaWxkSUQ9NDMxNDcyfFR5cGU9MQ==&t=1

 

 


 
エレンに「空けておけ」とは言っておいたのですが、まさか2名とは。
私がデュポンの取締役になったら秘書になってもらいたい人物がたまたまデラウェア州にいるのですが、
この際彼女にも取締役になってもらうとするかな。
彼女は今フリーなんだろ?だったら俺が秘書になってくれるよう頼んでも何の問題もないわけだ。
まあ二人取締役になったあと会社でいちゃついていると、鬼の形相で役員室に入ってくるエレンの姿がまぶたに浮かびますが。

 

まあ冗談ですけど。

 

 

 

 

 


米デュポン社2011年度「Annual Meeting Proxy Statement」の
26/96ページに私が取締役選任の候補者(nominee)として載っています。
「取締役会コーポレートガバナンス・ガイドライン」によりますと、
米デュポン社の取締役は72歳で退任することになっています。
(取締役に欠員が出たのもこの規定が理由です。来年またこの規定にひっかかる人物がいます。Reilly氏です。)

「Proxy Statement」は私の手元の辞書を引きますと、
「委任勧誘状」や「議決権代理行使の勧誘に関する参考資料」と載っています。
「Proxy」が「議決権の委任」と載っています。
私がバイブルだと言っている「コーポレートファイナンス」にも「委任状(proxy)」という訳語が載っています。
しかしどうなのでしょうか。
私もあまり自信を持って言えませんが、株主総会等における「proxy」とは「議決権そのもの」を指すのではないでしょうか。
「proxy」とは議決権を代理行使することではなく、株主自身が行使する議決権自体のことを指すような気がします。
英和辞書を見ますと、「proxy」には一般的な意味として、「代理」「代理権」「委任状」と載っています。
これだけを見ますと、「proxy」とは議決権の行使を誰かに委託することのように感じるかもしれませんが、
実は違うのではないでしょうか。
株主自身が株主総会で議決権を行使すること、まさにそのことが「proxy」なのではないでしょうか。
株主は取締役会に会社の経営を「委任している」のです。
実は取締役会は株主の「代理として」会社を経営しているのです。
取締役会は株主から会社の経営を委託されているのです。
会社の経営の委任の際に株主が行使する権利、これが「proxy」なのではないでしょうか。
株主総会における「議決権」とは何か、それはまさに「委任権」ではないでしょうか。
株主総会等における「proxy」の正しい訳はおそらく「議決権」だと思います。

したがって、「Proxy Statement」の正しい訳は「議案」でよいのではないでしょうか。
「Annual Meeting Proxy Statement」の正しい訳は「株主総会議案」、これでよいのではないでしょうか。

 

最後に米デュポン社「株主総会議案」の26/96ページをキャプチャーして終わります。

(This is a joke.)